ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国サマータイム事情

2010年03月13日 | 米国○○事情
今夜、正確に言うと明日の午前2時、デイライトセービングタイム(サマータイム)が始まります。

正式には、サマータイムは4月の第一日曜日から始まり、10月の最終日曜日で終わることになっているのですが、
いつの頃からか、ここアメリカだけ、始まりも終わりも自国勝手に決めてしまっているようです。
なので今日、正確には3月14日の午前2時に、それが午前3時に変更されることになります。
コンピューターや携帯電話、それからテレビなどは、そういうことを自主的にしてくれるのですが、それがもうわたしには奇跡のように思えてなりません。
人間の指で変更しなければならない時計は、次の日の朝、いつもより1時間眠りを減らされた我々が、寝ぼけ眼でグルグル、あるいはポンポンと、針やボタンを押して、いちいち一つずつ1時間だけ早めます。


さて、ここで突然のアメリカ合衆国地図の登場です。



この地図は、アメリカのサマータイム(アメリカでは通常『サマータイム』ではなく『デイライトセービングタイム(Daylight Saving Time: DST)』と呼ばれています。アメリカってほんま、独自のってのが好きで困ります)の標準時帯の地図です。
この国には「東部、中西部、山岳部、太平洋、アラスカ、ハワイ」の6つのタイムゾーン(標準時帯)があります。

よぉ~く見てくださいませ。タイムゾーンの境界線が必ずしも州境と一致していません?!
テネシー(TN)、ケンタッキー(KY)、サウスダコタ(SD)、アイダホ(ID)といった州は、州内でタイムゾーンが真っぷたつに分かれています。
テキサス(TX)やカンザス(KS)、ミシガン(MI)、インディアナ(IN)のように、州の西端のごく一部だけが違うタイムゾーンに入っている所もあります。
ほんでもって、ハワイ、アリゾナ、そしてインディアナの3州はサマータイムを実施していません。
さらにややっこしいことに、アリゾナとインディアナは、町によっては実施していたりもするそうです。

いったいどないして、皆さん暮らしてはるんでしょ?

今日の今日まで、時計を1時間早めたり遅らせたり、めんどっちぃな~なんて思っていましたが、アリゾナやインディアナに住んでいらっしゃる方々のややっこしさに比べたら……と、心を入れ替えて時計の針をグルグルっとしようと思いました。
ということで、明日っからまた、日本との時差が13時間になります。
 
コメント (10)
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