よくこういう質問を聞くことがある。
「いいニュースと悪いニュース、どっちを先に聞きたい?」
たいていわたしはいい方を先に聞き、そのウキウキコーティングをしっかり塗りつけた心で悪い方を聞く。
先日のACMAの役員ミーティングで、辛い知らせがあった。
役員のひとりであるマーティン(元パイロットの素敵で知的な熟年ピアノ弾き)の肝臓に、深刻な癌が見つかったらしい。
彼はいつだって、冷静で温かで、意見がまとまらなくて頭がゴチャゴチャしてきた我々に、すうっと一本の筋道をつけてくれる。
今は動転していて、協会や音楽のことまで気が回らないので、もう少し落ち着くまでは少し距離を置きたいと言ってきたらしい。
当たり前だ。
我々は彼のために強く祈りながら、気晴らしにでもいいからまた、メールなどで彼の参加を待とうという意見で一致した。
そしてその同じ席で、ACMAの未来にとってまたひとつ、ワクワクするようなことが起こりそうだという知らせを聞いた。
ニューヨークに拠点を置いて活動している室内楽の団体『Orchestra of St. Luke's』から、わたし達ACMAにオファーがあったらしい。
この団体は、室内楽グループとしてはかなり有名で、実力もあり、70枚のCDのうちの何枚かは、グラミー賞も獲得している。
今回、クラシック音楽のためのビルディング『The DiMenna Center』を、来年の3月に完成させるにあたり、どうしたわけか、我々とタッグを組み、一緒にやっていかないか?という誘いがあったらしい。
そのセンターには、室内楽練習場が1部屋、小さな規模のアンサンブル練習場が5部屋、そしてコンサートホールを兼ね備えている。
工事の様子のビデオを観たが、質のいいコンサートホールを作ろうという気概に満ちあふれている工事人さん達の様子がとてもたのもしく見えた。
一緒にやっていくにあたり、
そのホールを使っての毎週のアンサンブル練習、年に1~2回のコンサート、そしてACMAのイベントに関する宣伝、そして最も嬉しいことには、我々メンバーのレッスンまで手配したい、ということで、それもすべて無料でいい、などと、まるで夢のような話なのだ。
タダほど恐いものはない。
けれども、話し合いに応じたどちらも、生粋のばりばりニューヨーカーなのだ。重箱の隅の隅まできっちり話をつけているはずだ。
なので、このオファーをワハハと明るく笑いながら受け取ることにした。
彼らは今年のカーネギーのコンサートを聞きに来てくれていて、その内容を聞いてこのオファーを決定した、と言った。
この団体こそが、我々の良きパートナーとなって、互いに切磋琢磨し合いながらもっともっと質を高めていけると確信した、と言った。
すごいすごい!いったいどうなっていくのか、具体的になんてさっぱりわからないけれど、わくわくドキドキしている。
今日のお昼間のクリスマスツリー。
たっぷりお水を飲んだので、かなり葉っぱが潤ってきた。
そして今朝方真っ赤になったお月さま。今夜はまぁ~んまる!
「いいニュースと悪いニュース、どっちを先に聞きたい?」
たいていわたしはいい方を先に聞き、そのウキウキコーティングをしっかり塗りつけた心で悪い方を聞く。
先日のACMAの役員ミーティングで、辛い知らせがあった。
役員のひとりであるマーティン(元パイロットの素敵で知的な熟年ピアノ弾き)の肝臓に、深刻な癌が見つかったらしい。
彼はいつだって、冷静で温かで、意見がまとまらなくて頭がゴチャゴチャしてきた我々に、すうっと一本の筋道をつけてくれる。
今は動転していて、協会や音楽のことまで気が回らないので、もう少し落ち着くまでは少し距離を置きたいと言ってきたらしい。
当たり前だ。
我々は彼のために強く祈りながら、気晴らしにでもいいからまた、メールなどで彼の参加を待とうという意見で一致した。
そしてその同じ席で、ACMAの未来にとってまたひとつ、ワクワクするようなことが起こりそうだという知らせを聞いた。
ニューヨークに拠点を置いて活動している室内楽の団体『Orchestra of St. Luke's』から、わたし達ACMAにオファーがあったらしい。
この団体は、室内楽グループとしてはかなり有名で、実力もあり、70枚のCDのうちの何枚かは、グラミー賞も獲得している。
今回、クラシック音楽のためのビルディング『The DiMenna Center』を、来年の3月に完成させるにあたり、どうしたわけか、我々とタッグを組み、一緒にやっていかないか?という誘いがあったらしい。
そのセンターには、室内楽練習場が1部屋、小さな規模のアンサンブル練習場が5部屋、そしてコンサートホールを兼ね備えている。
工事の様子のビデオを観たが、質のいいコンサートホールを作ろうという気概に満ちあふれている工事人さん達の様子がとてもたのもしく見えた。
一緒にやっていくにあたり、
そのホールを使っての毎週のアンサンブル練習、年に1~2回のコンサート、そしてACMAのイベントに関する宣伝、そして最も嬉しいことには、我々メンバーのレッスンまで手配したい、ということで、それもすべて無料でいい、などと、まるで夢のような話なのだ。
タダほど恐いものはない。
けれども、話し合いに応じたどちらも、生粋のばりばりニューヨーカーなのだ。重箱の隅の隅まできっちり話をつけているはずだ。
なので、このオファーをワハハと明るく笑いながら受け取ることにした。
彼らは今年のカーネギーのコンサートを聞きに来てくれていて、その内容を聞いてこのオファーを決定した、と言った。
この団体こそが、我々の良きパートナーとなって、互いに切磋琢磨し合いながらもっともっと質を高めていけると確信した、と言った。
すごいすごい!いったいどうなっていくのか、具体的になんてさっぱりわからないけれど、わくわくドキドキしている。
今日のお昼間のクリスマスツリー。
たっぷりお水を飲んだので、かなり葉っぱが潤ってきた。
そして今朝方真っ赤になったお月さま。今夜はまぁ~んまる!