ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

Merry Christmas at our house.

2010年12月25日 | 家族とわたし
なんだかバタバタと過ぎたクリスマス・イヴ。
お店で見て、めいっぱいのトッピングに惹かれて買ってしまったフルーツケーキ。


なんとこのケーキ、もらってがっかりする物のトップらしく、なんでこんなもん買うてきたん?!と旦那をはじめ全員から思いっきり呆れられてしまった。
やけくそで今朝、朝も早よから食べてみたけど、確かに……話が大げさではなかったことが哀しいクリスマスのはじまりだった。

口直しにバクラバをひとつ。これが「うん、うまい!」と思って食べるようになった自分が少し恐かったりする。


これもパタソンからのスウィーツのひとつ。基本はピスタチオと練り胡麻とハチミツ。


おかあさんがマンハッタンのアパートメントの近所のクッキー専門店から買ってきてくれたクッキー。見た目いまいち、けどめちゃウマ!


昨日の夜から、うまく焼けるかどうかが気になって、かなり緊張気味だった旦那。いよいよターキーとの格闘開始!


表は完全に解凍できていたのだけど、やっぱり中はもう少し。そこで考えた旦那。ジップロックにお湯を入れ、それをお尻ちゃんから中に。必殺湯たんぽ作戦!なかなか頭がよろしい。


同時に、グレイビーソースのためのスープストックを作る。


ではターキーさん、オーブンに入っていただきます。アーメンソーメン冷やソーメン。


冷蔵庫にはクリスマスの飲み物、エッグノッグ。牛乳、クリーム、溶き卵、砂糖で作られた物。こうやってスーパーで売られている物は生卵を使っていない。多分。


旦那母が作って持ってきてくれたスタッフィング。これをターキーのお腹に詰め込んで焼く人もいる。我が家は別々タイプ。


ターキーから出たオイルを使ってグレイヴィーソースを作る母。彼女の作り方を真剣に見守る息子。しっかり覚えといてや~!by愚妻。


人と共に増え続ける贈り物。何度見てもいいもんだ。




ガレージセールで見つけたクリスマスの飾り。これはドイツの伝統的な物だと教えてくれた。
ろうそくに火をつけると、三段飾りの中の小さな人形がゆっくりとクルクル回るのだけど、その人形がなぜかチャイニーズっぽい。なじぇ?


背中の次はお腹。ごめんちゃいターキーさん!


皆が揃ったところで、まずは乾杯!おとうさんが持ってきてくれたヴィンテージシャンペーン、ドンペリで。やっほ~い!



 


そんな間も台所ではとんでもないカオスが。毎年のおかあさんの気持ちを思い知った我々であった……。

旦那の努力の甲斐あって、見事に焼き上がったターキー。


ダイニングルームがピアノ部屋と化してしまっている我が家。仕方が無いので、玄関&リビングルームを使う事に。


食事の後はお楽しみ、プレゼント交換!
レア家恒例の、ひとりの人からひとりの人へのルールに則り、なんでもいいからとにかく買っとけ!が無くなった。
今年のプレゼンテイターは恭平。


けれども、エメラだけは特別。ちびっ子は誰からでも、どれだけでももらえる。


そろそろお茶とデザートタイム。無事にここまで辿り着けた。感謝!


あさことわたしでクリスマスソングを2曲。それからア・カペラであさこがもう一曲。すごいよあさこ!素晴らしいプレゼントをありがとう!

見よ!このカオスを!


これでも何回も何回も洗った後なのであった……。

野蛮人の宴の後……。

 


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ガッチョ~ンなChristmas Ive!

2010年12月25日 | 家族とわたし
今夜のイヴディナー、どこで食べるのか、もめにもめた。
台所がばっちくて雰囲気悪いから絶対に居間!by旦那。
椅子で居間の床がガリガリ傷つくのはイヤやから絶対に台所!どうせ最初っからばっちいから全然気にならへんのが精神衛生上まことによろしい!byわたし。

結局は、ツリーもなんも見えない、オールドスタイル丸出しの台所で食べることに決定。

今夜のディナーの一番の楽しみだったレント豆のスープが、お持ち帰りはできないことがわかり、大慌てで豚汁を作る。

 
孫とじいちゃん。


プレゼントのラッピングに大忙しの恭平。なぜに家の中でコートを着ているのか?と突っ込まれていた。


父と息子。

 
以上、あさこ特派員でした。

今年のワッソルはビル担当。
まずは布巾にスパイスを包み、とろ火で温めた各種ジュースの中に入れる。


オレンジにクローブを突き刺して、これも一緒に煮る。


仕上げにラム酒をちょいと入れて、レア家代々に伝わるワッソルの出来上がり。

パタソン町から持ち帰ってきてもらったババガナシュ&レバナ&ハムス。


どれも美味しくてパクパク食べていたら……ぎょえぇ~~~!こんなんが続きで出てきて、みんな唖然……。


焼き玉ねぎ、焼きトマトの下に、シシカバブ各種がぎっしり並び、さらにとんでもない量のご飯が……重たいし……。
これで8人分だったらしく、アメリカンの旦那両親と旦那も、あまりの量に口をあ~んぐり。
でも、これがまた美味しくて……あ~胃袋があと2つ余分にあったらなぁ……。
まあ、明日から年越しまで、料理せんでもええかもよん。

旦那両親、旦那、拓人とガールフレンドのキリコちゃん、恭平、あさこ、わたしの8人で、テーブルをぐるりと囲み、いろんな話題で盛り上がりながら食事をしていたのだけど、
終わりに近づいた頃、旦那がおもむろに「このディナーはおじいちゃんのおごりでした。みんなで感謝しましょう」と言った時の、旦那父の反応がめちゃおもしろかった。
「え?」(いつからそんなことになってたん?)
焦る旦那。さらにポカ~ンの旦那父。

イヴの会食にまで手間をかけさせたくないから、その日は近くのレストランに行こう。ご馳走するよ。by旦那父
では、お言葉に甘えさせてもらいます。ありがとう。by旦那とわたし

けどさあ、人数結構多いし、ゆっくりとお酒なんかも楽しみたいし、ワッソルとかも作るし、やっぱ家で食べる方が落ち着くよな。
それやったらチップも払わんでええし、きっと料金もバカ高くないしな。
あ、それなら安くてうまいもんがいっぱいあるパタソンで注文しよか!
そしたらおとうさんの負担もうんと軽なる!そうやそうや、そうしよう!

なんて素晴らしいアイディアやろうと自画自讃しながら決めたのだけど、きっとこの時点で父は、ああ、自分達でなんとかやろうということなんだな、と彼なりに理解したのだと思う。

いやあ、大ボケ夫婦(しかもかなりええ年した)の大ボケパフォーマンス。
食器をせっせと洗ってる横で、コショコショと父と息子が話しているのを、もちろん聞き逃しはしなかったわたしの地獄耳。
「いくらだった?」
「あ、もういいよ。ほんとに」
「いや、払うよ。いくらだった?」
「えっと、あの、100ドル」
「えっ!そんなはずないだろ。あれだけあって」
「でもいいから」
「いや、ちゃんと言って」

結局、かかったお金(100ドルと少し)を、父は払ってくれた。
ごっつぉ~さん!

拓人ときりこちゃんは彼女のアパートへ。恭平は夜中にムクッと起き出して夜食を食べ、あさことわたしは師匠にスカイプ、旦那はもちろんいつもの時間に就寝。
明日(もうとっくに今日だけど)はクリスマス本番。ターキー係の旦那はちょいと緊張気味。
ほんじゃまた。




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