ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

野党議員のみなさん、今こそ国会で、教育無償化法案の提出をしてください!誰からも歓迎されますよ!

2017年05月08日 | 日本とわたし
教育無償化って言いだしましたね。
ふん、何言ってんだか。
そもそも、旧民主党政権が実現した高校授業料の無償化に反対し、所得制限を設けて無償化に背を向けたのは、安倍自民党政権。
教育無償化なんて、政治家が本気でやろうと思えば、今日からでもできる類のものです。
もうすでに実現しちゃってる町もあります。
どうしてみんなもしないんだろうって、そこの町長さんは言ってます。
給食の無償化をはじめてる町もあります。
憲法に加えないと実現できないことなんかではありません。
教育無償化って言葉で釣って、壊憲に弾みをつけようと企んでいるんでしょうけど、
本当にそれを実現したいのなら、これからまだまだ時間がかかるであろう憲法に潜り込ませたりしないで、さっさとやっちゃえばいいのです。

ちゃんちゃら可笑しいというのはこういうことを言うのです。
そういうデンデン坊々だから、国会でもこういう醜態を晒すのです。

9条改憲の真意を問われた安倍晋三の答えは…、

① 憲法のことは、憲法審査会で議論すればいいじゃないか。
② 読売新聞を熟読しろ。
③ 私の言葉は、首相と自民党総裁とで言い分けるから、そこのところをよく考えろ。


こんないい加減な人間に、憲法を弄らせるのは絶対にイヤだ!!
そう思いませんか?

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民進党の長妻衆院議員:
(総理は)「2020年までに新憲法施行」と…これの真意を教えていただければと。







































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東京新聞・社説 2017年5月9日

首相の改憲発言

真の狙いはどこにあるのか。
安倍晋三首相が、憲法9条を改正し、自衛隊の存在を認める条文を加えることに意欲を示したが、
戦争放棄と戦力不保持の理念を、空文化する改正なら、許してはならない

首相は、日本国憲法施行70年の節目に当たる3日、東京都内で開かれた憲法改正を訴える集会に、ビデオメッセージを寄せ、
「2020年を、新しい憲法が施行される年にしたい」と表明した。


9条空文化は許されぬ

改正項目にあげたのは、現行9条の1、2項を残しつつ、3項を設けて、自衛隊の存在を明記すること、
高等教育を含む、教育無償化を規定すること、の2点である。

9条に3項を加えるなどの「加憲」案は、公明党がかつて理解を示していた主張。
教育無償化は、日本維新の会の改憲案に盛り込まれており、
改憲実現に向けて、両党の協力を得る狙いがあるのだろう。

とはいえ、この内容からは、憲法を改正しなければ対応できない、切迫性は感じられない

政府は、自衛隊について、憲法が保持を禁じる戦力には当たらず、合憲との立場を貫いてきた

首相は、改正を要する理由に、憲法学者らによる違憲論を挙げたが、ならば首相も、そうした学者らと同様、自衛隊違憲の立場なのか。

自衛隊の存在はすでに、広く国民に認められている。
必要がないのに、改正に前のめりになるのは、別の狙いがあるからだろうか。

自衛隊の存在を明記するだけ、と言いながら、集団的自衛権の限定なしの行使を認めたり、
武器使用の歯止めをなくすような条文を、潜り込ませようとするのなら、断じて認められない


教育無償化も同様だ。
無償化には賛成だが、憲法を改正しなくても、できることは多い。
そもそも、旧民主党政権が実現した、高校授業料の無償化に反対し、所得制限を設けて無償化に背を向けたのは、安倍自民党政権ではなかったか。
ご都合主義にもほどがある

憲法は、主権者たる国民が、権力を律するためにある。
改正は、必要性を指摘する声が、国民から澎湃と湧き上がることが前提のはずだ。

首相の発言は、国民の代表たる国会で進められている、憲法審査会の議論にも水を差す
自民党総裁としての発言だとしても、首相に課せられた憲法尊重、擁護義務に反するのではないか。

そもそも、東京五輪が行われる2020年と、憲法改正は関係がない
内容は二の次で、自らの在任中の改正実現を優先するのなら、「改憲ありき」の批判は免れまい。


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これは、今から約3年前に、日刊ゲンダイが書いてくださった記事です。
今こそ読んでいただきたいと思い、ここに紹介させていただきます。

東大名誉教授・石田雄氏 「戦争に向かった戦前と似ている」
【日刊ゲンダイ】2014年7月7日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151621

学徒出陣した私には首相のいかがわしさがすぐ分かる

先月、朝日新聞の「声」欄に、「人殺しを命じられる身を考えて」という投書が載った。
末尾には、大学名誉教授 石田雄(東京都 91)とある。
この投書が話題になったのは、石田氏は戦争の生き証人であるだけでなく、
その生涯をかけて、「どうしたら、二度と戦争を繰り返さないか」を、研究してきた学者であるからだ。
投書した老学者の目に、いまの安倍政権はどう映っているのか。


――なぜ、投書を書かれたのか。やむにやまれぬものがあったのでしょうか?

私は軍国青年だったんですよ。
自分がなぜ、そうなったのか。
それを明らかにするために、研究者になったんです。
二度と戦争を起こさせないために、政治学、社会科学を研究してきたつもりでしたが、こういう時代が来ちゃった。


――こういう時代とは?

戦前、戦争に向かっていった時代と、非常に似ていますね。
しかし、この年ですから、デモにも行けないし、官邸前で大きな声を出すわけにもいかない。
社会科学者として何ができるか。
切実に考えて、やむなく、朝日新聞に投書したのです。


――具体的には、どの部分が、戦前と似ているのでしょうか?

私は、「日本の政治と言葉」という本を書いた際、「平和」という言葉が、歴史上どういうふうに使われたかを、フォローしたことがあるんです。
平和というのは、最初は、非暴力という意味で使われる。
しかし、日本においては、次第に、東洋平和という使い方をされて、日清、日露、日中戦争において戦争の大義にされていく
これは、日本の戦争に限った話ではなく、ありとあらゆる戦争の言い訳、大義名分に、「平和」という言葉が利用されてきたのです。
唯一の例外が、ナチス・ドイツの侵略ですね。
こういう歴史を見ていれば、安倍首相が唱える「積極的平和主義」という、言葉のいかがわしさがすぐわかるんですよ。


――平和という言葉の使い方がまず、そっくりだと。

それと、排外的なナショナリズムのあおり方ですね。
積極的平和主義と排他主義が重なり合うと、非常に危険な要素になります
平和とは非暴力であり、非暴力とは敵を憎まないことです。
敵を理解することで、問題を解決しようという考え方です。
しかし、今の安倍政権は、中国、韓国を挑発し、緊張をつくり出している。
そこに積極的平和主義が重なるものだから、危ないのです。


■もう一度「国のために死ね」と言うのか

――靖国参拝がいい例ですね。

論外です。
戦争体験者として、個人的な意見を言わせてもらえば、誰がお国のため、天皇陛下のために死んだものですか。
みんな無駄死に、犬死にだったんですよ。
歴史学者の藤原彰氏の調査によれば、戦死者の6割が餓死だったという。
特攻隊だって、どうせ死ぬなら、美しく死のうとしたわけで、誰も喜んで死んだわけじゃない
それを美化し、首相が「尊崇の念を捧げる」などと言うのは、「もう一度、国のために死んでくれ」という宣伝だと思う。
死んだ人の霊を慰めたいと言うのであれば、それは二度と戦争を起こさないことなのです。


――政府は、集団的自衛権の行使についても、限定的であって、戦争する国になるわけじゃないと主張しています。

海外の邦人を保護するため、と言っていますね。
この理屈も戦前と似ています
1932年の、第1次上海事変の直前、日本人の僧侶数人が、殺傷される事件が起こった。
日本政府は、邦人の生命を守るという名目で、上海の兵力を増強し、戦闘が拡大
その後、本格的な日中戦争になりました
個別的自衛権であれば、「日本の領土内に攻め込まれたとき」という歯止めがかかりますが、
邦人保護という名目で、海外に出ていけば、歯止めがなくなってしまうのです。


――駆けつけ警護はどうですか?

アフガニスタンで援助活動をしている、ペシャワール会の中村哲代表は、
「自衛隊が邦人救助に来るのは、危ないからやめてほしい」と言っています。
実際、ペシャワール会は、日本がインド洋の給油活動をする前は、車両に日の丸を掲げて活動していた。
それが守り札になったからです。
しかし、給油活動を境に、日の丸を消した
米国と一体と見られる懸念があったからでしょう。
集団的自衛権による武力行使や、集団安全保障による制裁措置に、自衛隊が参加すれば、ますます、憎悪と攻撃の対象になる

もうひとつ、集団的自衛権で海外に出ていけば、おそらく、米軍の傘下に入る。
邦人がいなくなったから帰ります、なんて言えるでしょうか。
米軍は無人機で攻撃する。
一般市民が巻き添えになれば、その恨みは、陸上で展開している自衛隊に向く
こうなる可能性もあるわけです。 


――戦後70年間、せっかく平和国家としての地位があるのに、あえて、それを捨てて、恨みを買う必要があるのか、ということですね。

言葉がわからない地域で武力行使をするのが、いかに危ないか
イラクに駐留する米軍が、「止まれ」という制止を振り切った車両を攻撃したら、殺されたのは、お産が近づき、病院に急ぐ妊婦だったという報告もありました。
相互理解がなければ、どんどん、紛争は激化してしまう。
それよりも、日本は、戦後一人も、海外で人を殺していないという、プラスの遺産を生かすべきです。
非武装の支援に徹すれば、外交的パワーもついてくる
その遺産を今、食い潰してしまうのは誠に愚かなことです。


■首相は、他者の気持ちが分からない人

――先生は、殺せと命じられた身にもなってみろ、と投書で書かれましたね。

私の父親は、二・二六の直後に、警視総監になったものだから、寝るときも、枕元に拳銃を置いていた。
父親は、神経がもたず、8カ月で辞任しましたが、私も武器恐怖症になって、不眠症が続いた。
学徒出陣となって、徴兵検査のときは、兵隊に行くべきだと思っていたが、人を殺す自信がなかった。
東京湾の要塞重砲兵に、配属になったのですが、軍隊というのは、いつでも誰でも人を殺せる人間を作る
そういうところなんですね。
敵を突き殺す訓練をやらされ、「そんなへっぴり腰で殺せるか」と殴られる
命令があれば、それがいいか悪いかを考えちゃいけない
なぜそれをやるのかを聞いてもいけない
幸い、負け戦でしたから、敵が攻めてきて、殺されるのを待っているような状況でした。
そんな中、東京空襲に来た米軍の戦闘機が、東京湾に墜落して、パイロットが泳いできたんですね。
捕まえて司令部に報告すれば、「殺せ」と命令されるかもしれない。
捕虜を殺すのは国際法違反です。
しかし、命令に背けば、陸軍刑法で死刑です。
これは大変なことになった、と悩みました。


――しかし、命令する側は、平気で「殺せ」というわけですね。
憲法解釈を変えれば、同じような境遇に、自衛隊員も置かれる。
殺される方もたまらないが、殺す方も大変だ。
そういう国に戻そうとしている安倍首相という政治家を、どう見ていますか?

自分よりも不利な人の立場で、物事を考えられないのだと思います。
他者感覚の欠落、共感能力の欠如というか、ずっとチヤホヤ育てられると、そうなっていくのかもしれません。
デンマークの陸軍大将、フリッツ・ホルンは、戦争絶滅法案なるものを提唱していて、開戦後10時間以内に、元首、首相、閣僚、議員を最前線に行かせる
そういうことを決めれば、戦争はなくなると言っています。
そういう立場に立たされれば、積極的平和主義なんて、簡単に言えるわけがないのです。


――国民も正念場ですね。

一番恐れているのは、沈黙の螺旋です。
出る杭は打たれるからと黙っていると、その沈黙がだんだん広がって、誰も声を出せなくなる
若い人の方が、「出る杭は打たれる」と心配するでしょうから、ここは年長者が声を出さなければいけない、と思います。

(聞き手=本紙・寺田俊治)

◇いしだ・たけし 
1923年6月7日生まれ。
旧制成蹊高校から東北帝国大学法文学部へ。
在学中に学徒出陣を受け、東京湾要塞重砲兵連隊に入隊。
復員後、東大法学部へ。
東大社会科学研究所教授・所長、千葉大法経学部教授などを歴任。
著書多数。


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『戦争絶滅法案』大賛成!!
国会で提起してください!!

開戦後10時間以内に、元首、首相、閣僚、議員を、最前線に行かせる!!
これを国際法案として可決されるよう、どんどん推しましょう!!
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『愛いろいろ』と『青たん』と『でかツツジ』と

2017年05月08日 | ひとりごと
初春のような、雨が降ったり止んだりの、しんしんと体の中まで冷える毎日が続いている。
お日さまの光の下ではそれなりに暖かいけれど、いつもなんだか肌寒い。
そして風がビュンビュン吹き荒れる。

春は一度やって来て、それからどこかへ行ってしまった。
けれども花は咲き乱れ、若葉がぐんぐん大きくなって、多分いきなり初夏がやって来るんだろう。

夫の長年の患者さんで、弁護士の仕事をしているジェニーは、10歳の頃から演技の勉強をしている女性で、
彼女の舞台を一度、5年ぐらい前に観に行って、まるでプロの役者のような演技っぷりに驚いたのだけど、
今回もまた、ショートストーリーの中のいろんな女性の感情や仕草を見事に演じて、前よりさらに感心した。

霧の中の教会。ここが会場。




演技中の写真撮影は禁止だったので、みんなが揃っている場面だけ。右端の女性がジェニー。


今回のテーマは『愛』。
いろんな形の『愛』があった。
話は全部で八つ。
笑ったりしんみりしたり驚いたり身につまされたり…。

みんな上手いなあ…。

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今日は5月8日。
やっぱり寒い。
ヒーターを入れなければならないほどまだ寒い。

先週の水曜日に受けた根幹治療の続きの、土台になる芯棒を入れてもらった。
治療自体はうまくいったのだけど、今のわたしの右頬は、ちょっと困ったことになっている。
口角あたりから斜め下に、青あざが現れ出して、昨日あたりからとうとう、かなり濃い紫色の500円玉の大きさのアザが、顎にできてしまった。
これではまるで、誰かに殴られたみたいじゃないか?!
ネットで調べてみると、多分、麻酔の注射針による内出血っぽいのだけれど…。

夫は、アメリカじゃ、例えふざけてても、「旦那に殴られた」などと言わないようにと、何度もわたしに釘をさす。
ここじゃこういうことは冗談では済まなくて、逮捕される恐れもあるんだからと。
そんなことわかってますよーだ。


夜の7時を過ぎても、外はまだまだ明るい。
夕飯を済ませてから、ちょいと散歩に出かけた。



なにやら夫が、わたしに見せたいツツジがあると言う。

え?


こんなでっかいツツジってあり?背丈が3メートル近くもある…。


確かに花はツツジなんだけども…。


ツツジを見るとつい、花を丸ごともぎ取って、芯の方からチュウチュウと蜜を吸いたくなる。
子どもの頃の楽しみだった。
でも最近、毒性のあるツツジがあると知り、驚いている。
それは、レンゲツツジという品種のもので、花の色は主に朱色。黄色いのもあるらしい。
強い毒性(グラヤノトキシン、ロドジャポニンなど)のために、口に入れてしまうと、痙攣や呼吸停止などに陥ることがあるのだそうだ。
くれぐれも、オレンジ色と黄色のツツジはチュウチュウしないよう、覚えておかなければ。

わたしが大好きなフジハウス。


早く暖かくならないかなあ…。
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泥さん、見守っててください!安倍晋三の、安倍晋三による、安倍晋三のための憲法改悪など絶対に許さない!

2017年05月03日 | 日本とわたし
泥さんが亡くなりました。
まだまだ生き続けていきたかっただろう、64歳の人生でした。



泥さんは、兵庫県の姫路市生まれ。
1969年に陸上自衛隊に入隊し、少年工科学校(今の陸上自衛隊高等工科学校)を経て、ホーク地対空ミサイル部隊に所属していました。
その後、1975年に自衛隊を除隊し、1978年には工場経営、1992年には神戸及び姫路の弁護士事務所に勤務し、多重債務問題などに取り組みました。

まだヘイトスピーチなどという言葉が知られていない頃から、ヘイトスピーチに対するカウンター活動(それもたった一人で)でも、知られていました。
元自衛官という立場から、安保法案に反対し、こんな飛び入りの街頭演説をした(初めてだと言われています)こともありました。
この演説は、わたしもここで紹介させていただいたことがあるのですが、その記事が見つかりません。
そこでこの方、武田康弘さんのブログ記事を、ここに紹介させていただきます。

すごい説得力ー強烈な安倍首相批判=元自衛官(防空ミサイル部隊)の泥 憲和さん
【武田康弘の思索の日記】2014年7月5日
http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/40768d2be233f251b6ff75903613f0db?fm=entry_awp

街頭(6月30日 神戸・三宮の街宣活動に飛び入りで) 元自衛官(防空ミサイル部隊所属)泥 憲和さん

突然飛び入りで、マイクを貸してもらいました。
集団的自衛権に反対なので、その話をします。
私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。
日本に攻めて来る戦闘機を、叩き落とすのが任務でした。

いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。
でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。
自衛官は、命をかけて、国民をしっかり守ります。
そこは、安心してください。

いま、私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。
日本を守る話ではないんです。
売られた喧嘩に正当防衛で対抗する、というものではないんです。
売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。
それが、集団的自衛権なんです。

なんでそんなことに、自衛隊が使われなければならないんですか。
縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい、 安倍さんは、このように自衛官に言うわけです。
君たち自衛官も殺されて来い、と言うのです。
冗談ではありません。
自分は戦争に行かないくせに、安倍さんに、なんでそんなこと言われなあかんのですか。
なんでそんな汚れ仕事を、自衛隊が引き受けなければならないんですか。
自衛隊の仕事は、日本を守ることですよ。
見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが、仕事なわけないじゃないですか。

みなさん、集団的自衛権は、他人の喧嘩を買いに行くことです。
他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。
当然ですよ。
だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしから、テロに遭ってるじゃないですか。
イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて、市民が何人も殺害されてるじゃないですか。

みなさん、軍隊はテロを防げないんです。
世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。
自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。
みゆき通りで、爆弾テロがおきたらどうします。
自衛隊は、テロから市民を守れないんです。
テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと、逆恨みされたんではたまりませんよ。
だから私は、集団的自衛権には、絶対に反対なんです。

安部総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を、自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしいと言いました。
みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。
日本人を、米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。
そのことは、アメリカ国防省のホームページに、ちゃんと書いてあります。
アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助する、と書いてますよ。

ベトナム戦争の時、米軍は、自分だけさっさと逃げ出しました。
米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら、友軍でさえ見捨てますよ。
自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。
そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。
どうしたと思いますか。
軍隊が赤十字に守られて、脱出したんです。
そういうものなんですよ、戦争というのは。

安倍さんは、実際の戦争のことなんか、まったくわかってません。
絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来い、と言うんです。
自衛隊はたまりませんよ、こんなの。

みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を、毎日やっています。
一発撃ったら、人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。
だから、自衛隊は、慎重に慎重を期して、使って欲しいんです。
私は、自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。
使い方を間違ったら、取り返しがつきません。
ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。
でもね、戦場は国会とは違うんです。
命のやり取りをする場所なんです。
そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。

みなさん、閣議決定で、集団的自衛権を認めてもですよ、 この国の主人公は、内閣と違いますよ。
国民ですよ。
みなさんですよ。
憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。
安倍さんは、第一回目の時、病気で辞めましたよね。
体調不良や病気という、個人のアクシデントでつぶれるのが、内閣ですよ。
そんなところで勝手に決めたら、日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。

これからが正念場です。
だから、一緒に考えてください。
一緒に反対してください。
選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に、投票してください。
まだまだ勝負はこれからです。
戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。
しっかりと考えてくださいね。
ありがとうございました。


******* ******* ******* *******

この2014年4月に、泥さんは癌のため、余命一年と宣告されていました。
だからこのスピーチは、そん宣告から2ヶ月ほどが経ってからのものです。
泥さんは、余命が一年ならと、以前より増して、精力的に、日本全国を駆け回り、集団的自衛権、改憲問題、人種差別などの様々な社会問題について、話し続けました。

その泥さんを、東京新聞は、一面で紹介していました。



そして2015年9月14日、いよいよ安保法制の強行採決が迫っていた頃、国会前で、このようなスピーチを行いました。

文字起こししてくれたきーこさんのブログ記事を、ここに紹介させていただきます。

<安保法制反対国会前>
元自衛官 泥憲和さん「安倍総理は自衛隊をとんでもないものに変えようとしています」(文字起こし)
【みんな楽しくハッピーがいい】2015年9月14日
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4357.html

2015年9月14日 国会前





元自衛官 泥憲和さん:

ありがとう、おつかれさまです。
私は今日、参議院の議員会館で、ある集会に参加してきました。
それは、「自衛官の人権を守る」そういう集会です。
私ね、びっくりしました。
自分が自衛隊にいた時には、「自衛官は大学に来るな!学ぶ人権はない、お前達に人権はない!」と言われていたのに、
なんて日本の民衆の人権感覚って広くなったんだろう。
本当にびっくりしました。
もう、うれしくてうれしくって。

ところが、私が自衛隊の時に、「私たちが誰を守るか」という事を教えてくれた時に、ベトナム戦争の真っ最中でした。
全国で、反対デモが起こりました。
「自衛隊をなくせ」、という声もたくさんありました。
私たちは、教官に教えられました。
「『自衛隊をなくせ』というああいう国民を、有事の時には、君たちは命をかけて守るんだ」
「だから、自衛隊というのは、崇高な使命なんだ」
そういう風に言われたんです。
それが、私がいた時の自衛隊です。

ところが今、安倍総理は、その自衛隊を、とんでもないものに変えようとしています。

いま、水島先生の話を聞いたら、遠い遠いアフリカに行って、大国と一緒になって、アフリカの国々で、縁もゆかりもない人を撃つとしたら、自衛隊は殺すかもしれない。

みなさん、大洪水があったじゃないですか、大雨の。
そして陸上自衛隊、災害派遣の隊員達が、一生懸命住民を救助していました。
あれが自衛隊の姿ですよ。
そして、一人一人の自衛官は、「ああいう事がしたい」と言って、自衛隊という職場を選んだんです。
遠い遠い大国で人殺しをするために、自衛隊に入った人なんていませんよ。

ところが、「自衛官は政治的活動に関与してはならない」という、そういう法律があります。
だから、自分では声をあげられません。
そこで、私たちOBが、現役に成り代わって、彼らの胸の内を語らなければならない、と思っています。

私は、ミサイル部隊にいました。
今こちらに、元レンジャー部隊の、井筒さんが来ていらっしゃいます。
それから、今日の自衛官の人権を守る集会で、スピーチなさったのは、なんと、今年まで自衛隊の戦車部隊にいた、末延(すえのぶ)さんという方です。
補給部隊の井上さんという人も、顔と名前をあげて、今、戦争法案反対を訴えています。
元自衛隊OBが、●されています。

そして、この前国会で、自衛隊の機密文書が出てきたじゃないですか。
24万7000人いる自衛官の中で、たった350人しか出席できない会議だったんです。
そこで配られた資料なんです。
たった350人しかいないエリート中のエリート。
そこから資料がリークされました。
どういうことですか?
最高幹部ですよ。
その資料をリークした事がばれたら、その人の一生は台無しです。
守秘義務違反という事で、刑事罰にされます。
懲戒免職されたら退職金もない。
自衛隊の関係者の中で、もう信用も何もなくなっちゃってて、一生を●にしてしまう。
だけど、そのリスクと、日本が戦争に向かっていくリスクと天秤にかけたら、
「俺の人生かける時だ」と思って、あれをリークしてくれた幹部自衛官がいた、という事ですよ。

その決意をね、その決意を引き出したのは、みなさんのこの集会そのものです。
本当に感謝します。

今日は、私もちょっと、賢いところを見せたいと思います。

安倍総理は、「日本は国際貢献が足りない」と言うでしょ。
だから、「PKOに、これからどんどん積極的に参加していくんだ」そんなふうに言います。

じゃあね、国連常任理事国が、PKOに、どれくらいの兵隊を出しているか?
国連資料で、去年の数字が上がっています。
ドイツが204人です。
イギリスは280人ぐらいです。
自衛隊は250人近く出しています。
もう西側先進国並みの貢献は、ちゃんとしているんですよ。

じゃあアメリカは、何人出しているか!?
去年1年間で、113人しか出していないんですよ。
自衛隊の半分以下ですよ。

自分の勝手な戦争には、何万人も送り込む、そんなアメリカですけど、
世界の平和と安全のために手伝ってください、PKO出してください、って国連が頼んでも、113人しか出さない。
そういう国なんですよ、アメリカは。
おかしいでしょ。

しかもですね、そのアメリカが、自分たちのする戦争の、教科書を作っているんですね。
「低強度戦争の軍事戦略」という、テロとの戦いのことを書いた教科書があります。
米軍の教科書です。
それを読んだら、どういうことが書いてあるか?
一番初めに書いてあります。

「テロとの戦いは、アメリカの国際的利益を守るためだ、推進するためだ」

自分の都合でやっているんですよ。
なにもテロから世界を守るんじゃない。
そんなアメリカと、自衛隊が一緒になって海外に出て行ったら、どんな使い方をされるか。
冗談じゃないよ、ということです。

この法案を、廃案にするまで諦めないで、諦めないで、毎日毎日ここに結集して、集会をやってデモをやって、
それも全国の全国で集まって、国会に声を届けて、安倍総理を引きずり下ろして、廃案にしましょう!

最後に、警備の警視庁の皆さん、どうもご苦労様です。
私も自衛隊で、散々なことを言われたので、みなさんが色々と、散々なことを言われているけれど、
それはみなさん仕事でやっているんで、上から言われてやっているんで、好きでやっているわけじゃないことはわかります。
あなたがたを、そんなに人の嫌われ者にさせているのはね、やっぱり安倍ですよ!
市民と手をつなげる警察にするためには、みなさんも、安倍総理を引きずり降ろすために、今度の選挙、お願いします。

ありがとうございました。


******* ******* ******* *******



けれども、その3日後の17日に、安保法案が、与党によって強行採決されてしまいました。

国会の外では、激しく降る雨にもかかわらず、大勢の人たちが反対の声を上げていました。







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そして今日、2017年5月3日、70回目の憲法記念日に、泥さんは亡くなりました。


大勢の人が集まり、自民党がまた強行を目論んでいる憲法改悪に、反対の声を上げました。






野党の党首全員が、揃ってこのように立ったのは、画期的なことだと思います。





憲法記念日にちなんだ、NHKのアンケート調査では、






という結果が出ています。


一方、憲法改正に執念を燃やす日本会議が主催する集会も開かれ、


その集会の場に、安倍首相からの、ビデオレターが公開されました。


「東京五輪が開かれる2020年に、新しい憲法を施行させたい」

この男は、また大酒でも飲んで酔っ払っているんでしょうか?
シラフだとしたら、なんという軽薄さでしょう。
この男は、オリンピックをダシにして、なんでもかんでも決められると思っています。
オリンピックとさえ言えば、共謀罪も憲法改悪も、国民なんてコロリと騙されるし、強行採決したって誰も何も言えないと。

けれども、改憲について、施行の期日や内容をこんなふうに公の場で語るのは、重大な違反です。
憲法99条の「憲法尊重擁護義務」に違反し、立憲主義に反するからです。

野党議員はこのことを指摘し、追求してください。
新聞テレビも、このことについて報道してください。

そしてまた今、急に、教育の無償化などという、国民が食いつきやすい話を出してきましたね。
無償化など、憲法をいじらなくてもできることです、その気があれば。
もうほんと、しょうもない政権のしょうもない言葉遊び、止めさせましょうよ。

民進党の蓮舫党首がこんなふうに言いました。
「緊急事態条項や教育無償化、今度は自衛隊。毎回言うことが違う。なんのために誰のために憲法改正するのか見えない」
「総理の、総理による、総理のための憲法改悪に反対!」


その通りだと思います。

安倍晋三の、安倍晋三による、安倍晋三のための憲法改悪など、絶対に許さない!


憲法施行70年
【東京新聞】2017年5月3日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201705/CK2017050302000138.html

日本国憲法は3日、施行から70年を迎えた。
1947年5月3日の施行から、一文字も変わらず、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の三原則を掲げてきたが、
改憲は今、現実的な政治テーマになっている。
 
昨年7月の参院選の結果、与党と、改憲に前向きな野党の改憲勢力が、衆参両院で3分の2以上を占め、数の上では改憲発議が可能に。
2014年施行の改正国民投票法で、改憲手続きは確定している。
衆参両院に設置された憲法審査会では、テーマごとに議論が進む。
 
改憲勢力は、国会議員の任期延長特例や教育無償化など、比較的国民の理解を得やすい分野から、改憲を目指す方針。
安倍晋三首相は、来年の自民党総裁選で、3選された場合、任期となる21年9月までの改憲に、意欲を示す。
今月1日、改憲を目指す超党派議連の大会で、「(憲法施行70年の)節目の年に、歴史的な一歩を踏み出す」と訴えた。
 
共同通信社が、今年3~4月に実施した世論調査では、
改憲を必要とする回答が、「どちらかといえば」を含めて計60%に。
一方で、安倍首相の下での改憲には、51%が反対
憲法で、自らの人権が「守られている」「ある程度守られている」との回答は、計91%に達した。

******* ******* ******* *******

毎日新聞、朝日新聞、読売新聞に出された、意見広告です。


憲法70年、未来につなごう

武力で
平和は 
つくれない。
今までも、
これからも。

黙らない
この意見広告は、
主権者であるわたしたちが、
直接発言する紙上のデモです。


******* ******* ******* *******

泥さん、どうか見守っててください!!
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土だ〜!

2017年05月03日 | ひとりごと
やっとのことで見つけた、オーガニックの土を家まで配達してくれるお店から、ダンプカーがやってきた。
ドライブウェイはあるか?と聞かれたので、あると答えたのだけど、まさかドライブウェイに土を降ろされるなんて全然考えてなくて、ダンプの運ちゃんに慌ててお願いをした。

「うちは全く放ったらかしの野原なので、ダンプが入ろうがコンクリートミキサーが入ろうが、全然気にしないので、
どうかお願いだから、レイズドベッドぎりぎりまで入ってって、そこで土を降ろしてください!」と懇願したのだが、
「放ったらかしだろうがなんだろうが、後々面倒なことになる可能性はゼロだから、とにかくドライブウェイまでね」、と頑として聞いてくれない。

う〜ん…困った困った。

「大変なら、業者に頼めばいいじゃない」と運ちゃんは言うが、
そんなことができるなら、最初っからあなたに配達などしてもらってないわい!と言いたいところをぐっと抑えて、
「作業はわたし一人がするので、せめてドライブウェイからもうちょっとはみ出したとこまで運んでくださいな〜」と、手を合わせて頼んだ。

ザザザーッ!


どど〜ん!


この山を、ショベルとぶっ壊れてる一輪車で、左端のレイズドベッドまで運ばにゃならんのね…。


今日は、根幹治療からクラウン治療に移った第二弾、ポストを入れる治療をした。
この治療は長い期間待てないので、こちらですることにしたけれど、クラウンはやはり、日本に帰省した際にしてもらうことにした。
だから今日は300ドル。
これでも日本と比べたら、目が飛び出るほどに高いけれど、あと800ドルをクラウンに払うことを思えば、ふふふん♪である。
いや、ほんとはイタタタ!です、はい…。

ということで、まだ麻酔がしっかり残ってて、右半分が目のあたりまで痺れてるけど、明後日から雨が降るらしいので、何としても今日明日中に土運びを終えなければならない。


夫は10分ほどしか手伝ってくれなかったけど、まあ最初っから期待していないから、ありがたいと思うことにする。
成長したなあ〜あたし…。

近くで迷走中、いや、瞑想中の海。


え?なに?ボクの手も借りたいってか?
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「彼の気を散らせておくんだ。その間は北朝鮮と戦争しなくて済むんだから」

2017年05月03日 | 世界とわたし
米大統領が異例の欠席 ホワイトハウス記者会夕食会
【NEWS JAPAN】2017年5月1日
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-39768271

米大統領とホワイトハウスの記者団が、お互いを痛烈にからかい合うのが慣例となっている、毎年恒例のホワイトハウス記者団夕食会が、30日に開かれたが、ドナルド・トランプ氏は欠席した。
大統領の欠席は、銃撃されて負傷したロナルド・レーガン大統領が欠席した、1981年以来の異例な事態となった。

前年の夕食会では、バラク・オバマ大統領(当時)が、トランプ氏を徹底的にこき下ろした。
このため民主党は、大統領となったトランプ氏が欠席するのは、まだ前回の傷が治っていないからではないか、と皮肉った。

トランプ氏はこの日、代わりに、ペンシルベニア州で支援者集会を開き、「すごく退屈な」夕食会から遠く離れて、「これほど嬉しいことはない」と述べた。

大統領が欠席した(そしてBBCも欠席した)正装の会場では、何があったのか――。

1. コメディアンの最難関
ホワイトハウス記者会夕食会では、大統領が、まず軽い調子で、自分と記者団をからかってから、次に、コメディアンが大統領をネタにして、からかうのが慣例だ。
しかし、その展開は、今年はあり得なかった。
コメディーニュース番組「デイリー・ショー」の「特派員」、ハサン・ミナジ氏が、
「お集まりの皆さん、ホワイトハウス記者会夕食会の、シリーズ最終回にようこそ!」とあいさつしたように。

トランプ氏とマスコミをネタにしたジョークに、集まった報道関係者は、何度か「うーん……」と頭を抱えていたものの、クスクス笑いが聞こえるジョークもあった。
比較的、受けが良かったミナジ氏のジョークは、たとえば――、

「この国の指導者は、この場にいません。
だってモスクワに住んでるから。
すごい長いフライトだし。
それで、もう片方の奴はというと、ペンシルベニアにいるらしい。
冗談が通じないので」

「どうしてドナルド・トランプが、今日、ロースト(からかわれるの意味)されたくなかったのか、分かりますよ。
見た目からして、70年間ずっと、ノンストップでロースト(焼く、の意味)されてきたみたいだから」

(報道陣に)
「このトランプ時代に、皆さんは、今まで以上に完璧じゃないとダメなんですよね。
大統領は、皆さんを通じてニュースを知るので、(中略)だからミスはできない。
誰か1人のミスを、大統領は、会社全体のせいにするから。
おかげで、マイノリティー(少数者)が、日ごろどういう気持ちでいるか、わかったでしょ」

「あと4時間もすれば、ドナルド・トランプは、ニッキー・ミナジ(女性ラッパー)が、この夕食会ですべりまくったってツイートしますよ」


******* ******* ******* *******

ロイターの記事には書かれていませんが、彼はとても素晴らしいメッセージを話してくれました。

大統領の替わりに登壇した、イスラム教徒のコメディアン、ハッサン・ミナージュ氏。
そのメッセージの一部を、ここに紹介させていただきます。

呼んでいただいて光栄です、と言ってもいいけど、
それは”オルタナティブ(二者択一)な事実”になるね。
嫌だよ!
誰もこんな仕事やりたくないよ!
だからこそ、(僕みたいな)移民がやることになるんだ。
いつだってそうでしょ?
誰だってやりたくないよ!
誰だって!

多くのメディアが、ドナルド・トランプはゴルフに行きまくってるって報じてる。
でも、一つ聞いていい?
それって悪いことかな?
彼がゴルフしていない時、何してるか知ってる?
大統領やってるんだよ!
彼にゴルフでもさせておこうよ。
気を散らせておくんだ。
バドミントンでも教えたらいい。
彼の体格はボブスレーにぴったりだって、言ってやればいい。
マルバツゲームをやらせてもいい。

彼が気が散っている間は、北朝鮮と戦争しなくて済むんだから!

ドナルド・トランプが、酒を飲まないって知ってるでしょ?
それ自体は立派なことだよ。
でもね、ということはつまり…、
どの声明も、どのインタビューも、どのツィートも、
完全にしらふってことだ。
ありえないでしょ!


このトランプ時代、メディアの皆さんは、かつてないほど完璧じゃないといけないよ。
だって、トランプ大統領は、皆さんからニュースを得てるんだから。
補佐官からでもなく、専門家からでもなく、情報機関からでもなく、皆さんから?!
だから皆さんは、最善を尽くさなきゃいけない。
人の倍できなきゃいけない。
一つも間違いを犯しちゃいけない。
皆さんの誰か一人でもしくじったら、大統領は皆さん全員を非難するんだから。
さあ
これで皆さんも、マイノリティの気持ちがわかったでしょ

皆さんも、今やマイノリティだから、今この瞬間はね、僕の置かれた立場もわかってくれるでしょう。
それは、この国の、たくさんのマイノリティの子どもたちが、感じてることでもあるんだ。
こういう場では空気を読んで、ことを荒立てないでおこうか、それとも本心を言おうか…。

だって、この場は、合衆国憲法修正第一条にある、言論の自由を祝福する場でしょ?
言論の自由は、開かれた、自由な、民主主義の基礎なんだ。
大学のキャンパスからホワイトハウスまで。
アメリカだけだよ。
インド移民一世のイスラム教徒のガキが、こんな舞台に立って、大統領をからかうなんてことができるのは。


この会は、素晴らしい伝統だよ。
世界に向けて、大統領でさえ、(言論の自由を保障した)修正第一条を超える存在ではないんだ、って示してるんだ。
でも、大統領は来なかった。
なぜなら、ドナルド・トランプは、言論の自由なんて気にしていないからだ。
頭に浮かんだものすべてをツィートしちゃう男が、その自由を与えてくれる修正第一条を、認めようとしないんだ。
今何時?11時?
4時間もすれば、ドナルド・トランプは、「ニッキー・ミナージュ(*似た名前の女性ラッパー)が、この会でどんだけ悲惨なパフォーマンスをしたかを、ツィートするでしょうよ。
それも、完全にしらふで。
でも、それは彼の権利なんだ。
その権利(言論の自由)を守るために、僕ら全員が、今晩ここに集まったことを、誇らしく思います
たとえ、ホワイトハウスにいる男が、決して守ろうとしなくても。


******* ******* ******* *******

アメリカは大国です。
その大国を牛耳っている、軍産複合体を始めとする権力を持つ者たちが、たくさんの過ちを犯しています。
その最たるものが戦争です。
アメリカが大国になったのは、戦争をし続けてきたからと言っても過言ではないと思います。

そんなふうに上の者に愚か者が多いけれども、この国の社会には、特に市民レベルでは、言論の自由、個人の尊重が、力強く生きているように感じます。
大統領の言動を非難しても、誰一人、「無礼者」などとトンチンカンなことを言いません。
大統領が間違ったことを言ったりしたりしたら、激しく抗議するし、マスコミも無視しません。

日本の今の総理は、漢字もろくに読めないし、自分が口癖のように使っている「そもそも」の意味すら知らなかった…。
こちらでそんなことがバレた日にはもう、夜中の番組までずっと、徹底的にとことんバカにされますし、国の長としての資質を問われます。
まあ、質問を先に知らせてもらってるばかりか、フリガナ付きの、誰かがきちっと書いた回答原稿を読むだけの、小学生にも劣る言論能力しかない閣僚なんて、
そもそも、まともな国会を実施する国には、絶対にいませんしね。

ほんと、日本の政治家、大掃除が必要ですよ。
特に、わたしたち国民に与えられている言論の自由に足枷をつけ、生き辛い社会に変えてってしまおうと企んでいる連中は。
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ヨーロッパ各国で放映されているユーロニュースで、「日本はすごいが私もすごい」と自画自賛する安倍首相

2017年05月02日 | 日本とわたし
スイス在住の方が、去年書かれた記事です。
今朝、フェイスブックのOver Seas発信版で紹介されていたのを読み、昨日の記事とシンクロしているような気がしましたので、ここでも紹介させていただこうと思います。

ユーロニュースに報道される日本の広告は安倍首相の写真
【スイスで聞く「日本」】
http://swissnews.exblog.jp/23015736/

私は、ユーロニュースを観て、30分でざっと、世界の出来事を知ることが多い。
また、ユーロスポーツで、テニスなんかの実況を見ることもある。
ユーロニュースは、ヨーロッパ圏内で、最も観られているテレビプログラムで、7,8カ国語(今はもっと多いかも)に訳されて報道される統一プログラムだ。
私はドイツ語で見る。

昨年から、気になっていることが出来た。

日本の社会や科学の発展や、世界に貢献している日本の国のコマーシャルである。

日本の看護師の優しさ、有能さ、医療の安定さ、研究所の進歩、
カンボジア、インドネシア、ケニア、フィリピン、ナミビアなどの文化、科学、教育な援助をしている、
誇張のない、ごく自然な良い情景が、映し出されている。
しかし、白黒の地味な報道だ。

最後には、画像の右上に、仰々しいカラーの卵形、あるいは四角、一面などいろいろではあるが、
桜の花びらにデコレーションされた、肖像写真が現れる。

安倍首相の顔写真だ。

その下に、「Japan, Sinzo Abe」と書かれている。


まるで、日本の業績は、彼個人の業績であり、自分は「天皇以上」、と云うような広告に見える。
世界で活躍する学者や専門家は、自分の召使のような印象を与える。

日本の若い看護師を自分の右左に座らせ、彼女達と手を握り、振っている映像は、正直「気持ち悪い」。

すぐ、テレビを消してしまった。
いろいろなバリエーションがあり、この看護婦達との映像はもう見ないが、まるで古いセンスの、OO独裁者的な印象を与える。

ヨーロッパに住んでおられる方、注意をしてユーロニュースを見てください。
ドイツ語ユーロだけに出てくるのかもしれませんが…。
皆さま、これをどう思いますか?

安倍首相は、自衛隊も、「自分の軍隊」と思い込んでいるように語るので、いったい日本はどうなってしまうのだろう。

総理大臣と云うのは、一時期の、一内閣の総理に過ぎないのでは?

アフリカ、アジアの後進国援助は、もう何十年も前から行ってきている。
彼の手柄ではない。
まったく顔が赤くなってしまう。
スイス人の知人が見ないことを願っている。


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この記事を読んだ人たちからのコメントを読んだYukariさんが、今度は今現在のユーロニュースの内容を教えてくれました。

******* ******* ******* *******

ああ、やっぱり赤面しているのは、私だけではないんだわ。
人の金を勝手にばらまいて、自分の手柄にしようという、盗人猛々しさ。
ユーロニュースは広告が割に少なくて、あっても国がスポンサーの場合は、観光と投資の誘致が主なのに、
日に何度も、札束をかざして自画自賛する日本が登場するのは、見る人々に、きわめて奇異な印象を与えるばかりか、
長年、奥ゆかしさを評価されていた国民性に、泥を塗る悪趣味の極み。

しかし、本当に堪忍袋の緒が切れたのは、海上自衛隊の広告です。
ここのところ頻繁に流れているようで、リクエストがあったので、録画しました。
急に現れたので、最初が欠けていて、映像の質もいまいちですが、こちらです。
https://youtu.be/tCLLe50sOP0

ユーロニュースは、非常に広範囲で見られているので、広告費は莫大だと想像します。
納税者の知らないところで、どれだけの税金が使われているのか、ぜひ国会などで追及してほしいものです。


******* ******* ******* *******

ぜひぜひ、国会で、この件についての質疑応答を実現するよう、議員に伝えてお願いしましょう!
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「私日本人でよかった」「誇りを胸に日の丸を掲げよう」 こんなみっともないポスター作って貼ったのは誰?

2017年05月02日 | 日本とわたし


もしも、わたしが住んでいるこの町で、
「私アメリカ人でよかった」などというポスターが目に入ったら…。

と仮定して想像しようと頑張ったのですが、無理でした。

もちろん、個人的な場所で、個人的な思いとして、
「私○○人でよかった」というようなことを言っているのを、全く聞いたことがない訳ではありません。
そういう思いを抱くのは、内心の自由なのだし、それを直接聞いた人が、どのように受け取るのかも、また内心の自由です。

このポスターの異様なところは、
「私日本人でよかった」という言葉が、不特定多数の人の目に触れることを目的としていることです。
「私日本人でよかった」という言葉は、見た人の目を通して、見た人の内心に飛び込んでいきます。
そのことを見越してのものだとすると、みっともないし悪質です。

実際、声に出さずに一度、小さな声でもう一度、このポスターを見ながら「私日本人でよかった」と言ってみました。
そして、友人たちがわたしに向かって、
「私フランス人でよかった」
「私韓国人でよかった」
「私中国人でよかった」
「私ペルー人でよかった」
「私ドイツ人でよかった」
「私イギリス人でよかった」
「私アイルランド人でよかった」
「私イスラエル人でよかった」
「私メキシコ人でよかった」
「私ロシア人でよかった」
「私インドネシア人でよかった」
と言っている場面を、それぞれの友人の顔を思い浮かべながら想像してみました。

でも、無理でした。
だって、そんなことを言う友人たちを、想像できないほどの、これは異様な『日本人一億総満足』の押し付けだからです。
こんなポスターを貼るような国が他にもあるのか、わたしには想像できません。

このポスターは、作成者も後援者も、いずれも明記されていません。
ネット上では、神社本庁、または神社関連の団体のものだと言われていますが、明確にはわかりません。

とらまろさんが教えてくださった情報によると、
このポスターは、平成23年に、「神社本庁」が、国旗掲揚啓発のために作ったポスターなんだそうです。
全国の神社庁に配布されたようです。



「日本人でよかった」
それって、「○○人でなくてよかった」っていうことでしょうか?
へそ曲がりのわたしには、そういうふうにも聞こえます。
で、いったい何をもって「日本人でよかった」のでしょうか?
そもそも、そんな極めて自己の世界の満足心を、いい年の大人になった人が口にするのは、とても格好が悪いことだし、もっと言えば醜い。
無邪気といえば無邪気かもしれないけれど、それをこんな日の丸ポスターに載っけるのは、愚行の他の何物でもないとわたしは思います。


この記事を読んでくださった井上恭子さんが、わたしの言葉足らずの部分を的確に補うコメントを書いてくださいました。
ここに転載させていただきます。

日本礼賛は、日本が小国だということにコンプレックスを持っている人の、お守り札みたいなものかなと思います。
北の将軍の虚勢と同じで、大国への恐怖心と憧れも含まれる。
一人の人間としての覚悟や、良心に基づいた信念がなくて、集団と自分の属性に頼る。
軽い気持で、賛同する人もおられるでしょうが(このデザインはともかく)、もし本気で思うと、ヘイトにつながるし、
そういう気持に浸ると、俺は男で良かった、日本人で良かった、人種も黒人でなくて良かったとなるのでしょう。
あべ君やアーソウさんは、どの国に生まれていてもきっと、他者を見下そうとするでしょう。
ゴム人形のようなアタマだから。

「私たちは平和な時代の日本に生まれて良かった。」、下に「2度と戦争をせず、世界中に平和憲法を広めましょう」と書き替えましょう。



さらに、このポスターの一番下には、「誇りを胸に日の丸を掲げよう」と、小さな文字で書かれています。

頬紅に日の丸、女性の後ろにも日の丸、そして一番下にも日の丸。

京都の街中のあちこちに、貼られているポスターのお話でした。


いずれにせよ、こういう小さなことでも、あれ?と思ったり、嫌な感じを抱いたりしたら、その気持ちをどんどん伝えたり、調べたりしましょう。
調べた結果、どうもこれは良くないと感じた場合は、その気持ちを意見にして、相手にきちんと伝えていきましょう。
わたしたちは、何十年もの間、そういうことをせずに暮らしてきてしまいました。
内心の自由は、自分たちの行動と思いでしか守れません。
それを今、すっかり奪い取ろうとしている者がいます。
闘っている人たちは、あまりにも少数で、力も足りません。
本当に、破壊ギリギリのところに来てしまっている、わたしたちに保障されてきた内心の自由と数々の権利を手放してしまっては、未来の子どもたちに申し訳がありません。
コメント (4)
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あの声は、99%以上の確率で、田村国有財産審理室長だ!安倍昭恵氏とともに、証人喚問を決行せよ!

2017年05月01日 | 日本とわたし
どうしてさっさと声紋を調べないのだとヤキモキしていたら、やはりやってくださったところがありました。
Mr.サンデーさん、ありがとうございました。

私人であろうが公人であろうが、証人喚問に出るよう要請はできます。
国民がもっともっと、爆発的な人数で、応援してるぞ!という気持ちを表していたら、マスコミもさすがに、そろそろきちんと報道しないとやばいんじゃないかと、思い直してくれるかもしれません。
野党議員のみなさんに、丸投げしている場合ではなくなってきました。
きな臭い火薬の匂いが、言葉の比喩だけでは済まなくなってきました。
いよいよ危ない。
戦争に急ぐ、憲法を蔑ろにする、女子ども、そして老人を、飼い慣らしたり低く見たりすることを当然だと考える政権の力を削ぎ、
日本が2度と、戦争という、人殺し行為に向かわせない、巻き込ませないために、この森友学園問題の追求を、真剣に、自分と深く関わっていることとして考えて欲しいです。


森友学園
検証 土地取引はどこがおかしかったのか

毎日新聞】2017年4月30日
https://mainichi.jp/articles/20170430/k00/00m/040/112000c

記事からの引用はじめ

大阪市の学校法人「森友学園」が国有地を購入した取引に不正はあったのか。

・土地の評価額は約9億5000万円だったものの、廃棄物撤去費約8億2000万円を差し引いた、約1億3000万円で売却されている。
この値引きが度を越しているとして、政治家が不当に介入したり、財務省側が政治家の意向を「忖度(そんたく)」したりした可能性を、指摘する声が相次いだ。


・国が、年利1%という低金利で、10年の分割払いに応じている。
国有地取引は、一括払いが原則で、分割に応じる例はほとんどない
銀行が入らないで、売り主(国)が分割払いに応じた契約は、見たことがない
学園側に配慮した契約、とみるべき

・全ての試掘点で、廃棄物が確認。
・「異臭がする」との記載があった。
地下3メートル付近まで廃棄物があり、さらに、10メートル付近まで、水を含んだ比率の高い、軟弱地盤が続いている
・あまり優良な土地とは言えない。

国交省が推計した廃棄物量は、多すぎる
・本当であれば、大規模な不法投棄事件になりかねない
敷地全域に廃棄物が敷き詰められていなければ、あり得ない
混入率は、かなり高めに見積もられた可能性がある


・通常は、複数の業者から見積もりを取って、撤去費を抑える
・国交省や財務省には、(今回の件に関しては)そうした姿勢が見られない
専門業者に調査を依頼しないまま、値引きした対応は「不自然」

・財務省の佐川宣寿理財局長は、国会で、
「小学校の開校が遅れれば、学園から損害賠償請求される恐れがあった」と釈明した。
提訴を恐れたとしても、調査を尽くさないまま、国の財産を安く売ってしまったならば、本末転倒である。


******* ******* ******* *******

これまでにも、何度もこの件について書いてきました。

先日、籠池氏が録音したという、田村国有財産審理室長との面会のやり取りの中で、「タムラでございます」という音声が入っていました。

昭恵夫人の存在が何度も出てくる、籠池夫妻が録った田村国有財産審理室長との面会のやりとり
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/bede7b915e6f5faadf99dc454414fea8



この「タムラ」というのは誰なのか?
国会では、佐川のらりくらり氏が、答にならない答弁をまたしていましたが、
Mr.サンデーという番組が、声紋を調べてくれたようです。

そして、結果は、










「そういう確認は控えさせていただきたい」
「うちの方から、その必要はないと思っています」



もうこんなふざけたことを言わせててはいけません。
こんな道理が通らない、公務員としてあるまじき態度を、いつまでも容認していてはいけません。
田村国有財産審理室長、安倍昭恵を、国会の証人喚問に立たせてください。
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