美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇林調教師のコメント 「局所的なダメージはありませんが、長い距離を走った後でもありますし、さすがに疲れが見て取れますね。まずは手元でしっかりとケアしながらもう少し様子見を続け、今週末もしくは来週のどこかでテンコートレーニングセンターへ放牧に出してあげたいと思います。牧場では無理をさせず、あくまでも馬の状態を最優先として回復状況を見守っていきましょう」
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どこかにダメージがあるわけではなさそうですが、天皇賞では初の3200mを頑張って走りましたので、それなりの疲れがあるのは当然のこと。。目の届く美浦トレセンでしばらくケアと様子見をした上で、毎度お馴染みテンコートレーニングセンターへ移動させるという、とても丁寧な対応はありがたい限りです。
無事にテンコートレセンに移動をしたら、「牧場では無理をさせず、あくまでも馬の状態を最優先」という流れになるようですから、自然に元気が回復するまでは、気楽にゆったり過ごして欲しいと思います。
次走云々を含めた今後の方針については、一ヶ月後のクレッシェンドラヴの状態次第といった感じでしょうか。。そこまでに元気一杯になっていれば、再び得意の福島で、七夕賞2勝目を狙ってみるのも面白いかもしれません。
【2022/3/26中山11R 日経賞(G2/芝2500m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
天皇賞(春)で14着となったクレッシェンドラヴの関係者コメントです。
◇内田騎手のコメント 「馬体重の10kg減は暖かくなって絞れてきたもの。馬は復調してきて良かったですし、やる気に満ち溢れたシャープな走りでした。ただ、結果的にこの距離は長かったですね」
◇林調教師のコメント 「負けはしましたが、天皇賞において2番手で折り合って勝ちに行く競馬ができたというのはいいチャレンジでしたし、ひとつ意義があったのではないでしょうか。年齢的なものを考えれば、頑張って走ってくれたと思います。前走では見せ場がありましたし、8歳でこのような大舞台に立たせてもらい、ありがたかったです。(道中で絡んできた)空馬の影響は特にありませんでした」
◆クラブのコメント 「体調は良さそうに映りましたが、強力なステイヤーがそれなりのペースを刻むなか、2番手で徐々にスタミナを消耗する展開。初距離、ペース配分といった点で苦しい競馬になり、3角を過ぎたあたりから手応えが無くなってしました。なお、「この距離を走ってさすがに疲れているはず。まずは休養を挟んであげましょう」と調教師。トレセンで様子を窺った後にテンコートレーニングセンターへ放牧に出る予定となっています」
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内田騎手も林先生も、思い描いたローテーションと仕上げ、そしてレースでの戦いかた、全てやり切ったうえでの敗戦なので、着順云々ではないある種の満足感に満ちたコメントをしてくれています。
そのあたりについては様々なご意見があるでしょうが、私も今回の挑戦には何の文句もありませんし、頑張って走ってくれたクレッシェンドラヴと精一杯の仕事をしてくれた陣営には感謝の気持ちで一杯です。
このあとは例によってテンコートレセンに放牧になるとのこと。。「この距離を走ってさすがに疲れているはず」はその通りだと思いますので、しっかり休んで早く元気になって欲しいと思います。
しかし、タイトルホルダーの菊花賞圧勝は決してフロックではなかったということで…。スタミナと底力に優れた本格的なステイヤー出現は喜ばしいことですが、この馬が宝塚記念に出てくるとなると、いろいろ面倒な気もします(^^;)
以下、例によってバージョンワンさんからの写真ですm(_ _)m
阪神11R 天皇賞(春)(G1/芝3200m)に出走したクレッシェンドラヴは14着でした。
【レース内容】互角のスタートから押して先行、逃げるタイトルホルダーの2番手を確保しました。1000m通過60.5秒のタイトルホルダーから5馬身ほど離れた2番手は、クレッシェンドラヴにとって悪くない位置、悪くないペースに思えたのですが、空馬となったシルヴァーソニックが内から接近してきたあたりから、やや力んだ走りになったと見えたのは私の気の所為でしょうか。。いずれにしても、残り1000mを切ったあたりで手応えが怪しくなり、800mでは目一杯のムチが入っていましたので、やはり距離の壁があったということなのか…。クレッシェンドラヴは最後まで頑張って走ってくれましたが、タイトルホルダーから5秒近く離された14着での入線となりました。
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3200m完走お疲れ様でした。
よく頑張ってくれたと思いますm(_ _)m
前目の位置をとって勝負するのは林先生、内田騎手の戦前からの作戦でしたし、縮こまった着狙いのレースをするのではなく、文字通り正攻法の競馬で強豪たちに挑んだことは素晴らしかったと思います。
結果は14着と残念なものでしたが、初の3200m戦にビビることなく積極的な姿勢を貫いたわけですし、向こう正面でタイトルホルダーを追い掛ける姿は格好良かったと思います。日経賞で0.3秒差だったタイトルホルダーの長距離戦での強さが別格級だったのは誤算でしたが、そんな強いG1馬を逆転しにいった結果の14着は仕方がありませんね。
ということで、結果は素直に受け入れるとして、あとはレース後が無事であることが大事です。
タフな長距離戦を頑張って走ってくれましたので、まずはゆっくり休んで元気を取り戻して欲しいです。林先生、内田騎手、厩舎の皆さんも同じ気持ちだと思いますので、くれぐれもよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
**2022/5/1阪神11R 天皇賞・春(G1/芝3200m)・稍重**
**2022/5/1阪神11R 天皇賞・春(G1/芝3200m)15:40発走**
◎ クレッシェンドラヴ
○ タイトルホルダー
▲ ディープボンド
△ マカオンドール
△ アイアンバローズ
△ シルヴァーソニック
△ タガノディアマンテ
△ テーオーロイヤル
クレッシェンドラヴの印をどうするか、謙虚に▲印ぐらいでいこうかとも思ったのですが、明日はクレッシェンドラヴにとって一世一代の大舞台ですし、妙な気の使い方をするより潔く◎印で応援することに決めました。
もちろん◎印をつけるということは、ひょっとしたら勝つまであると思うからでありまして、『いやいや、そんな可能性ないっしょ!!』との罵声…じゃなくてご意見もあるでしょうが、意外に好勝負に持ち込めたりするんじゃないか、かなり力の入る見せ場が作れるんじゃないか、掲示板、馬券圏内ぐらいはあってもイイんじゃないか…という気はしています(^^ゞ
まあ、2強と目されているディープボンドとタイトルホルダーが額面通りの力を出せば『アッサリ』まであるとは思うものの、そう簡単にはいかないのが競馬であり、長距離G1春の天皇賞だと思うんですよね。
何故そう思うかについては、いろいろな切り口から説明が可能なのですが、実は、下に掲載したSponichi Annexさんやスポーツ報知さんが代表的なところを説明してくれています。
特に『いかにもありそう』と思わせてくれるのが、春天におけるステイゴールド産駒の強さ、内寄りの枠である程度前に行ける馬の強さ。。2016年にキタサンブラックとハナ差の勝負を演じたカレンミロティックが8歳馬だったことも、大ベテランで経験豊富なクレッシェンドラヴにとっては心強いポイントでしょう。(乱暴に言うと、ディープボンドやタイトルホルダーはキタサンブラックより強いのか? っちゅう話ですよ!(^^ゞ)
いや、もちろん絶対に勝てるとかそんなことは全然考えていないのですが、現在の人気(下から3ま番目)ほどの差はないと思っていて、だったらこの勝負を精一杯後押ししたい…という単純な予想です。。なので、印は本命◎にしたものの、余計なことは考えずに無欲で最後まで応援する、そのことに集中してレースを見届けようと思っています。
Sponichi Annex『【天皇賞・春】(8)クレッシェンドラヴ 古豪の経験に託す、林師「少し時計かかる方がいい」』
クレッシェンドラヴはBコース(ダート)をキャンター。活気十分に駆け抜けた。林師は「昨年の大阪杯の木曜の計量が506キロ(今回507キロ)。同じような感じで調整できている」と手応え。前走・日経賞(4着)は2番手から粘り強い走り。「ここ2戦、上手に競馬ができている。馬場も極端な悪化は別として、速過ぎるよりは少し時計がかかる方がいい」と8歳古豪の経験に託した。
スポーツ報知『4勝ステイゴールド産駒のクレッシェンドラヴ&マイネルファンロンが波乱演出』
◆天皇賞(春)・G1(5月1日、阪神・芝3200メートル)
京都競馬場の改修に伴う2年連続の阪神開催だが、同じ芝3200メートルの長距離G1。過去10年、ステイゴールド産駒が好成績を挙げている。13、14年にフェノーメノが連覇、15年ゴールドシップ、18年レインボーラインも勝って4勝は単独トップだ。ゴールドシップとのコンビでG1を4勝し、今回、ステイゴールド産駒のクレッシェンドラヴで臨む内田は「心肺機能が高くて、スタミナが豊富な馬が多いよね。ただ、速い馬場にも対応しているから、多様性があるとも言える。心臓がいいね」と偉大な父に敬意を示す。
3000メートル以上のレースを走ったことがない馬が穴をあけるレースでもあり、19年の3着馬、8番人気パフォーマプロミス(当時7歳)もステイゴールド産駒だった。父が天国に旅立った15年の種付け頭数は1頭で、その前年の現7歳世代が実質ラストクロップとなるが、今年は2頭が参戦してきた。
8歳クレッシェンドラヴは2600メートルまでしか経験がないが、林調教師は「精神面で成長してくれて、ここ2戦を見たならば、血統的にも全く心配はしていません」と距離への対応へ自信。09年マイネルキッツ以来の天皇賞・春2勝目がかかる松岡は、2200メートル戦が最長の7歳マイネルファンロンに騎乗。同じ産駒のウインブライトとのコンビで活躍し、「(同産駒は)筋肉が柔らかいし、運動効率のいい筋肉をしているんだと思います。ファンロンも、2歳で入ってすぐに調教にまたがったときに重賞を3つ、4つは勝てる馬だなと思っていた」と一発を狙う。
今年に入って、11歳のオジュウチョウサンがJ・G1を勝ち、ステイフーリッシュは7歳で海外の重賞を連勝。荒れる春のG1シリーズで、衰えを知らない父の血から目が離せない。(玉木宏征)
Sponichi Annex『【天皇賞・春】(8)クレッシェンドラヴ 波乱イン差し!2強8枠で大チャンス到来』
G1企画「展開王」は「1桁馬番&前に行く馬」で決まった昨春の結果から8番枠の古豪クレッシェンドラヴに注目した。
2強危うし。風雲急を告げる枠順抽選!?京都競馬場の改装工事に伴い、天皇賞・春は昨年に続き、阪神で行われる。この舞台で天皇賞が行われたのは一回だけなのだから、昨年限定で振り返るのは大事。実は優勝したワールドプレミア(1番)を筆頭に1桁馬番の馬たちが上位に好走(別表)した。昨秋ジャパンC2着の実力馬オーソリティは大外17番枠に泣き、最終4コーナーで7番手に押し上げるのが精いっぱい。そう考えれば、2桁馬番(12番)で2着に飛び込んだディープボンドはかなり強い競馬をしたことになる。外枠でも、すぐ前につけられる先行力があったからこそだ。
そのボンドがさらに外の大外18番枠。菊花賞馬タイトルホルダーが同じ桃帽の16番枠。波乱必至!?昨春天皇賞1~4着馬は「道中は中団より前」で「最終4コーナー4番手以内」。ボンド以外は1桁馬番だった。「内寄りの枠&ある程度前に行ける馬」。今年の激走馬もこのゾーンにいる。
そこで、展開班のアンテナに引っ掛かったのが古豪のクレッシェンドラヴだ。許容範囲?の1桁馬番の8番。林師は「内の方が良かったので真ん中より内で良かったです。スタートもいいですし(ゲート後入れの)偶数もありがたいです」とニッコリだ。
8歳春にして3000メートル以上は初挑戦。指揮官は参戦理由を明確に明かす。「昔は後方から大胆なレースをしていましたが、最近はメンタル面が成長。テクニカルが向上し、ここ2戦は前で上手に運べている。今なら3200メートルでもいいレースができると思います。血統的にも距離は問題ないので」。前走・日経賞(4着)は逃げたタイトルホルダーの2番手で巧妙に立ち回り、0秒3差。後方から怒濤(どとう)の捲りで制した6歳夏の20年七夕賞は昔話。日経賞同様、発馬のうまさを生かせれば、今回も好位2~4番手は可能。場合によっては、逃げるタイトルホルダーをつぶす役割は1番枠のアイアンバローズやディープボンドに任せ、インで死んだふり作戦!?まで十分ある。父ステイゴールド&母の父サドラーズウェルズならスタミナは無尽蔵。道悪OK。百戦錬磨の内田を背に好位インからスルスル。重賞2勝の古豪がアッと言わせるシーンは十分だ。
厩舎周りで運動するクレッシェンドラヴ(撮影・郡司修)Photo by スポニチ
Sportiva『天皇賞・春で見逃せない血統的傾向。「未勝利」の血を避け、世界的名血の2頭を狙うべし』
5月1日、阪神競馬場で4歳以上馬によるG1天皇賞・春(芝3200m)が行なわれる。
今年は昨年の2着馬ディープボンド、昨年の菊花賞馬タイトルホルダーが人気を集めそうだが、G3ダイヤモンドSなどを4連勝中のテーオーロイヤルといった上がり馬もおり、ハイレベルな争いが期待される。今回もこのレースを血統的視点から分析していこう。
天皇賞・春の大きな血統的傾向として、「ミスタープロスペクターが未勝利」がある。日本ではサウスヴィグラスやスウェプトオーヴァーボードなどのフォーティナイナー系、キングカメハメハやエルコンドルパサーなどのキングマンボ系が発展しているこの父系。3000mの菊花賞ではソングオブウインド(父エルコンドルパサー)、キセキ(父ルーラーシップ)が勝っていて、3600mのG2ステイヤーズSも昨年のディバインフォース(父ワークフォース)が勝利するなど長距離重賞でも実績を残しているが、なぜかこのレースだけはなかなか勝てないでいる。今回の有力馬の1頭であるタイトルホルダー(ドゥラメンテ産駒)もこの傾向に当てはまるが、血統から占う上では無視できないデータだ。
一方、このレースに強い血統がステイゴールドだ。過去21戦して4勝、2着1回、3着2回で勝率19.0%、連対率23.8%という高い数字が残っている。勝利しているのは2013年2番人気、2014年4番人気のフェノーメノ、2015年2番人気のゴールドシップ、2018年2番人気のレインボーラインと人気どころが多かったが、2019年8番人気3着のパフォーマプロミス、2020年11番人気2着のスティッフェリオと、人気薄の馬も好走している。
今回、ステイゴールド産駒の穴候補として挙げたいのがクレッシェンドラヴ(牡8歳、美浦・林徹厩舎)だ。
同馬は2019年G3福島記念(芝2000m)、2020年G3七夕賞(芝2000m)の勝ち馬。前走はG2日経賞(中山・芝2500m)で、道中は2番手追走といつもより積極的な競馬で、勝ったタイトルホルダーから0秒3差の4着と好走している。
3000m以上のレースは初めてとなるが、2600m戦で勝利もあり、距離延長に不安はなさそうだ。8歳という馬齢も敬遠されそうなファクターだが、2016年には8歳馬カレンミロティックが、13番人気ながらキタサンブラックとハナ差の2着に入っており、気にする必要はないだろう。
クレッシェンドラヴの母系の血を見ると、母の父は欧州の大種牡馬サドラーズウェルズで、牝系にも欧州の成功種牡馬ドバウィ、さらに英ダービー馬ハイライズ、BCターフのインザウイングスがいる世界的名門。今回が30戦目という豊富なキャリアを活かし、激走に期待したい。
もう1頭はステイゴールドを父の父に持つマカオンドール(牡4歳、栗東・今野貞一厩舎)を挙げておく。同馬は今年の万葉S(中京・芝3000m)を勝利し、前走のG2阪神大賞典(阪神・芝3000m)で4着となってここに臨む。阪神大賞典の内容はやや物足りなかったが、充実著しい4歳馬だけに、巻き返しに期待したい。
2020年の七夕賞以来となる勝利を目指すクレッシェンドラヴ Photo by Sportiva
クレッシェンドラヴは、5月1日阪神11R 天皇賞・春(G1・芝3200m)に内田博幸騎手で出走します。
- 22.04.27 内田博 美南W良 6F 68.6-52.7-37.6-11.6(8) 馬ナリ余力
ローズボウル(古馬2勝)末強めの内1.8秒追走0.1秒先着
- 22.04.24 助 手 美南坂良 1回 55.3-39.8-26.4-13.1 馬ナリ余力
- 22.04.20 助 手 美南W稍 6F 84.6-67.8-53.1-37.8-11.9(8) 一杯に追う
グルアーブ(古馬3勝)一杯の内0.5秒追走0.4秒先着
◇林調教師のコメント 「27日にウッドで追走して終い併入する形。最後はそれなりにやりました。結構動けましたし、内田騎手も『日経賞の時よりは良い』と言ってくれましたからね。状態は良さそうですよ。阪神は二度目ですし、馬も大人になってきていますので、輸送は心配ないでしょう。外めを回って長い距離を走らされるのはなるべく避けたいところ。できれば真ん中よりも内枠から、前走のようにロスなくレースを運べることができればと考えます。大阪杯の時のような酷い馬場になってしまうとどうかですが、ほどほどに渋った馬場になってくれる分には構いません」
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いよいよクレッシェンドラヴの天皇賞・春出走が確定しました。
最終追い切りは古馬2勝クラスを追いかけるかたちから終いのみ仕掛けられて先着、動きはAJCC、日経賞前より良かったと思いますし、内田騎手、林先生ともに良い手応えを掴んでくれたようで心強いです。
また、「真ん中より内側希望」だった枠順については、まずまず希望通りの4枠8番に。。ディープボンド、タイトルホルダーの2強がいずれも8枠に入ったことを考えれば、良い流れのまま本番を迎えられると言えそうです。
ということなのですが、今回、一世一代の大勝負を前に、林先生と内田騎手がとても前向きなのがありがたいです。状態面、距離やコースなどの条件、相手関係などについて弱気なところを見せることなく、(いつも紳士で謙虚なお二方にしては)会見でも『勝負に行く』という雰囲気をきちんと出してくれていました。やはり、チャレンジャーはこうでなくっちゃいけません。
そりゃあ、勝つのが簡単ではないことは分かっています。それでも陣営がこれだけやる気満々なわけですし、私としてはクレッシェンドラヴと陣営の努力を信じて応援するのみです!(^^)
**2022/5/1阪神11R 天皇賞・春(G1/芝3200m)出走馬**
【2022/3/26中山11R 日経賞(G2/芝2500m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
東スポ競馬『【天皇賞・春枠順確定後の表情】クレッシェンドラヴ&ロバートソンキー 2頭出しの林厩舎勢は明暗分かれる「真ん中より内側が希望でした」』
[G1天皇賞・春=2022年5月1日(日曜)4歳上、阪神競馬場・芝外→内3200メートル]
春の長距離王決定戦・G1天皇賞・春(5月1日=阪神芝外→内3200m)の枠順が28日午後、決まった。
林厩舎は2頭出し。4枠8番に決まったクレッシェンドラヴに林調教師は「真ん中より内側が希望でしたが、真ん中なので良かったです。偶数枠はありがたいですね」としたが、格上挑戦となるロバートソンキーの7枠13番については、「真ん中より内側を希望していたので、菊花賞と同じ枠順になったのはちょっと残念ですね」と明暗が分かれた様子だった。
極ウマ『【天皇賞・春】クレッシェンドラヴ内田騎手「いい感じの走り」と好感触「まだまだ戦っていける」』
<天皇賞・春:追い切り>
天皇賞・春(G1、芝3200メートル、5月1日=阪神)に向けて、クレッシェンドラヴ(牡8、林)が27日、美浦トレセンで最終追い切りを行った。
レースでも騎乗する内田博幸騎手(51)が共同会見に出席し、インタビューに答えた。一問一答は以下の通り。
-最終追い切りの指示は
内田騎手 先週けっこうやっているので調整程度。手応えを感じてもらえればという形でした。併せ馬でしたけど馬のリズムで走らせた。
-手応えは
内田騎手 いい感じの走りをしていました。
-8歳となりますが、重賞を勝った時と比べて
内田騎手 体、精神的にあの頃と変わっていることはないと思います。若いときはけっこうやんちゃしてましたけど、落ち着いてきている。いい方向に向いていると思います。
-前走日経賞4着を振り返って
内田騎手 最近なかなか成績が出なかったので。以前はハナに行ったりしていた馬なので、思い切った競馬をした方がいいのではと先生と話し合って。タイトルホルダーが逃げる形でしたが2、3番手でいいと思ってレースしていました。
-まだやれるという思い
内田騎手 4着でしたけど、さほど差のない競馬ができた。まだまだこの馬もこういったメンバーでも十分戦っていけると感じました。
-3200メートルは
内田騎手 正直やってみなければ分からないけど、前回距離延ばしてスタミナあるところを見せてくれた。馬のリズムを重点に集中力が途切れないようにレースを運べればと思います。
-メンバーについて
内田騎手 けっこう強いですけど、胸を借りるつもりでこの馬のいいところを出せればと思っています。
-ジョッキーの腕に期待しているファンも多い
内田騎手 G1に乗せてもらえるジョッキーは限られているので、その中でいい騎乗ができればと思っている。1番はこの馬が走りやすいように乗ってくることが大事。
-ファンに向けて
内田騎手 距離は未知数ですが、この馬も前回しっかり走れていますので、まだまだやれると感じていますので、ファンの皆さまぜひ応援よろしくお願いします。
極ウマ『【天皇賞・春】林師はクレッシェンドラヴ&ロバートソンキーの2頭出し「本当に光栄なこと」』
天皇賞・春(G1、芝3200メートル、5月1日=阪神)にクレッシェンドラヴ(牡8)、ロバートソンキー(牡5)2頭出しの林徹師(43)が共同会見に出席した。一問一答は以下の通り。
-クレッシェンドラヴの前走日経賞4着を振り返って
林師 上手に競馬してくれて、いい競馬をしてくれました。
-8歳だが衰えは
林師 さすがにフィジカルという面では上積みは、というところはありますが、メンタルの部分でずいぶん大人になって人馬のコミュニケーションがよりスムーズに取れるようになりまして、今までは粗削りな競馬でしたけども若い頃は、前走、前々走とジョッキーの指示に忠実に応えてくれて、上手な競馬ができるようになって、メンタルの部分での成長が前走、前々走の結果につながっているのではと思っています。
-もう1度G1へという思いが
林師 どうしても今までは後ろからまくる形とかが多かったので、中距離戦線使わせていただいた体もありますが、前走、前々走とああいう形で競馬をさせていただいて、いい結果も出ましたし、これであれば3200メートルの天皇賞・春であってもいい競馬ができるのではということで、挑戦させていただいた次第です。
-中間の具合は
林師 前走後に天工トレーニングセンター様に戻りまして、レース翌週に速いところやってもらって反動もないですし、これなら天皇賞・春に向かえるでしょうということで、2週後の火曜日に入厩して、こちらに向けて調整して、大変順調でした。最終追い切りもいい動きでした。
-最終追い切りの指示は
林師 先週しっかりやっていますし、内田さんには前の馬がある程度のペースで引っ張るので、しまいにやるやらないも含めて内田さんのさじ加減でやっていただければという形で、内田さんに全面的にお任せという感じでお願いさせていただきました。
-評価としては
林師 本当にいい動きだったと思います。
-これならという思いが高まった
林師 8歳馬ということで、これだけ長く現役続けてきて、こういった大きな舞台に立てるというのはうれしいことなので、何とかいい結果出せたらなと思っています。
-3200メートルは
林師 これまではジョッキーの方々にも、2500メートルがぎりぎりかなというような、以前の競馬スタイルですと評価を受けていましたが、前回2500メートルで内田さんがああいう競馬してくださって、これなら距離延びても大丈夫というようなお話もいただけましたので、そこに関しては全く心配していません。
-どんなレースを
林師 前走、前々走と上手に立ち回れることができたので、できたら内めの枠をいただいて、前走、前々走みたいな競馬ができたらと思っています。
-枠順が1つの鍵
林師 そうですね。
-ファンに向けて
林師 8歳になってもこうやって元気に走ってくれているクレッシェンドラヴは、私も素晴らしい馬だと思いますし、そういった馬を管理させていただけるのは光栄なことだと思いますし、ファンの皆さまに喜んでいただけたらと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
極ウマ『【天皇賞・春】8歳クレッシェンドラヴ馬名の通り進化「メンタル、テクニックの部分で成長」林師』
今週の日曜阪神メインは、古馬長距離NO・1を決める天皇賞・春(G1、芝3200メートル、5月1日)が行われる。
クレッシェンドラヴ(牡8、林)は4度目のG1挑戦になる。一初挑戦は昨年秋のジャパンC(13着)。好メンバーの有馬記念は0秒8差8着に善戦し、昨春も大阪杯に挑んだ(11着)。今年は休み明けのAJCC7着、前走日経賞で4着と状態は上向きだ。
「8歳になり、メンタル、テクニックの部分で成長があります」と林師。馬名の「クレッシェンド」は音楽用語「だんだん強く」で、馬名の通りに進化してきた。オーナーの広尾レースは3月のドバイターフ(パンサラッサ)で初のG1制覇を果たしており、その勢いにも注目だ。
馬場へ向かうクレッシェンドラヴ(2022年4月20日撮影)Photo by 極ウマ
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極ウマさんが週の初めからクレッシェンドラヴを取り上げてくれました。
こういう記事が出るのもビッグレースならではの嬉しいことですし、その中で林先生が「8歳になり、メンタル、テクニックの部分で成長があります」と、かなり力強いコメントをしてくれているのも良いですね。
確かにクレッシェンドラヴはもう8歳ですが、AJCC、日経賞の内容を見れば、落ち着き、折り合い、先行力、自在性といった、レースを上手に進めるための要素については若い頃から格段に進歩していると思います。もともとレース間隔を長めにとって大事に使われてきただけあって、勤続疲労的な消耗は少ないはずですし、そこに「メンタル、テクニックの成長」が加われば、総合力がモノを言う長距離戦においては今が一番強いかもしれませんからね。
3200mは初めてなので、未知であるが故の不安がないワケではないものの、ステイゴールド×Sadler's Wellsが全然ダメとは考えにくいですし、良い意味のズブさが出てきた今であれば『未知の不安=未知の魅力』と言っても良いでしょう。
ディープボンド、タイトルホルダーの2強ムードの中、クレッシェンドラヴは10番人気ぐらい(もっと下?)での出走になりそうですが、ベテランらしい総合力がいきる展開になれば、世間様が考える以上にやれておかしくないと思っています。
**2022/5/1阪神11R 天皇賞・春(G1/芝3200m)登録馬**
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、20日、ウッドを併せ馬で追い切られています。
- 22.04.20 助 手 美南W稍 6F 84.6-67.8-53.1-37.8-11.9(8) 一杯に追う
グルアーブ(古馬3勝)一杯の内0.5秒追走0.4秒先着
- 22.04.17 助 手 美南坂稍 5F 55.7-41.2-26.6-12.8 馬ナリ余力
- 22.04.14 助 手 美南W良 6F 85.7-68.8-53.1-38.0-11.5(8) 馬ナリ余力
◇林調教師のコメント 「終いしっかりとやりました。全盛期の動きと比べるのは少し可哀想なのかもしれませんが、それでもちゃんと走れていることですし、今は気性面で大人になってきている利がありますからね。引き続き骨瘤は大丈夫そうですし、ここまでは順調にきていますよ。目標は5月1日阪神11R 天皇賞・春(G1・芝3200m)。昔は捲ったり、大外を回したりというレースぶりでしたが、今はロスなく走ることができますので、ひとまず距離に関しては心配ないかと思います」
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クレッシェンドラヴが一週前追い切りを消化しました。
AJCCの前あたりから破格の時計を出すということはなくなりましたが、逆にそれがレースに行っての落ち着き、折り合いの進境に繋がっている面がありますし、林先生言うところの「気性面で大人になってきている利」だと考えれば、一週前に84.6-67.8-53.1-37.8-11.9秒なら上々だと思います。(現時点でも前走並みのデキはありそう?)
いつも慎重な林先生が「ここまでは順調」、「距離に関しては心配ない」と仰っていますし、スポーツ報知さんの記事では篠原助手が「ここ2戦を使い良くなってきています。距離は少し長いかもしれませんが、前走は2番手で折り合っていますからね」とコメントしていますから、思い描いた通りのプロセスで調整ができているのでしょう。
伝統の長距離G1、しかも今年はよりタフな阪神の3200mですからね。。楽じゃないのは当然ですが、それはどの馬にとっても同じこと。。うまく前走のような展開に持ち込めば、クレッシェンドラヴにとって悔いのないレースができると思います。
とにかくこんなチャンスは滅多にありませんから、勝った負けたは別にして、古馬長距離戦の最高峰に挑むクレッシェンドラヴを精一杯応援し、その雄姿を目に焼き付けたいと思います!
**2022/5/1阪神11R 天皇賞・春(G1/芝3200m)登録馬**
【2022/3/26中山11R 日経賞(G2/芝2500m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
Sponichi Annex『【天皇賞・春1週前追い】追ってひと言』
▼クレッシェンドラヴ(林師)短期放牧を挟んで順調にきています。昔は豪快に後ろから来る馬だったが、日経賞でも上手にレースができたのでここへ。血統的にも距離は大丈夫。
スポーツ報知【天皇賞・春】8歳でも活気十分のクレッシェンドラヴ 陣営「使って良くなっています」
◆第165回天皇賞(春)・G1(5月1日、阪神・芝3200メートル)=4月19日、美浦トレセン
大一番に向けて、古豪クレッシェンドラヴ(牡8歳、美浦・林徹厩舎、父ステイゴールド)が、きっちりと乗り込まれている。
この日は美浦・Bダートコースを軽く周回し、その後は坂路2本と入念に体をほぐした。
今年復帰戦のアメリカJCC・G2(1月23日、中山・芝2200メートル)は7着だったが、休み明け2走目の前走、日経賞・G2(3月25日」、中山・芝2500メートル)では勝ち馬タイトルホルダーから0秒3差の4着と好走。伝統の盾制覇に向けていい雰囲気を持続している。
篠崎助手も「ここ2戦を使い、良くなってきています。距離は少し長いかもしれませんが、前走は2番手で折り合っていますからね」と、距離克服に期待している。
8歳の古豪クレッシェンドラヴは元気いっぱい Photo by スポーツ報知
美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、14日朝、ウッドを単走で追い切られています。
- 22.04.14 助 手 美南W良 6F -85.7-68.8-53.1-38.0-11.5(8) 馬ナリ余力
林調教師のコメント 「13日は坂路を軽く1本、14日から時計を出し始めました。次走目標は5月1日阪神11R 天皇賞・春(G1・芝3200m)。今度はG1ですし、それ相応の仕上げが求められますからね。今のところ骨瘤は大丈夫そうですが、引き続き、よく気を付けながら調整を進めていきたいと思います」
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火曜日に美浦トレセンに戻って水曜には坂路入り、木曜には馬なりでウッドを85.7-68.8-53.1-38.0-11.5秒ですから、予定通りの流れで調整が進んでいると思って良いでしょう。
林先生は「(骨瘤の状態などに)よく気を付けながら調整を進めていきたい」と例によって慎重姿勢ですが、クレッシェンドラヴ自身はやる気満々元気一杯だと思いますし、前走時以上の状態で当日を迎えたいところです。
強い相手が揃った初めての3200m戦が楽でないのは当然です。でも、3200m戦が大の得意なんていう馬はそんなに多くはいませんし、前走のような位置でリズムよくレースを運べば、上位勢を慌てさせる場面がつくれておかしくありません。
まあ、あまり肩に力を入れ過ぎるのもアレですし、まずは無事に出走すること、そしてクレッシェンドラヴらしさを出し切るのが第一として、その先に何があるかは神様にお任せですかね(^^ゞ
【2022/3/26中山11R 日経賞(G2/芝2500m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
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ついに、天皇賞挑戦! キタキタ━(゚∀゚≡゚∀゚)━━!!!!
競馬関係者の夢はダービー制覇、最強馬決定戦は距離別にいろいろありますが、伝統や格式から言えば今でも古馬の最高峰は天皇賞でしょう。それも、昔ながらの3200mで争う春の天皇賞には格別の重みがありますからね。
これまでクレッシェンドラヴはジャパンカップ、有馬記念、大阪杯とG1レースに三度出走し、それぞれ13着、8着、11着に敗れています。ただ、適性微妙だったジャパンカップ、G1出走3戦目だった大阪杯では力を出し切ったと言えない部分もありましたし、逆に超豪華メンバーで争われた有馬記念の内容はそれほど悪くありませんでしたから。。
今は歳を重ねて8歳になっているとは言え、AJCC、日経賞から天皇賞のローテーションは理想的ですし、その2戦の内容は『これなら天皇賞出走もあり得るのでは?』と思わせるものでした。結果はもちろんわかりませんが、慎重にクレッシェンドラヴの状態を確認した上で、大きな決断をしてくれた陣営に感謝したいと思いますm(_ _)m
いざ目標が定まってみると、初の3200mを無事に張り切って欲しい気持ちが強くなるのですが、その一方で、古豪クレッシェンドラヴの晴れ舞台を見るという大きな楽しみができました。厩舎の皆さんはこれからの調整が大変だと思いますが、とにかくこの大いなる挑戦を気持ちよく応援し、最後まで見届けたいと思います!
【2022/3/26中山11R 日経賞(G2/芝2500m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、週明けより坂路入りして調整が進められています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「先週の金曜・土曜日と走路で乗り、今週からは坂路コースへ。5日に15-15を乗った際の感触も悪くありませんでしたので、金曜日に3F40秒程度をやってみる予定になっています。今のところ骨瘤も大丈夫そうですし、過去の立ち上げと比較をしても良好な部類と言ってよいでしょう。あとは『金曜日の動きなどを見て、今後を考えていく』(調教師)ことになるかと思われます」
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このところパンサラッサとバスラットレオンの次走情報に注目が集まっていますが、当然ながら、クレッシェンドラヴの次走についても非常に気になっているわけです。「今週金曜の速めを見てから決める」というのは先週の予告通りながら、できることならクレッシェンドラヴの次走情報についても、パンサラッサやバスラットレオンと同じ扱いで、候補レースが決まった段階で速報して頂けるとありがたいです。。(これまでのパターンだと難しいかな(^^;))
まあ、それについてはクラブにお任せするしかないですが、クレッシェンドラヴ自身はすでに坂路にも入っており、「過去の立ち上げと比較をしても良好な部類」と相変わらず元気一杯のようですし、今から数ヶ月休む雰囲気ではありません。となると、次走はやはりアソコになるのかアッチになるのか…。いや、場合によっては宝塚記念でパンサラッサと激突…なんていう事が起こるかもしれないと、実は今から緊張していたりします(^^ゞ
いずれにしても、AJCCから日経賞への流れはすごく良かったと思います。次走がどこになるかは分かりませんが、次もその次も、クレッシェンドラヴらしい元気な姿を見せてくれることでしょう!
【2022/3/26中山11R 日経賞(G2/芝2500m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】