◇奥場長のコメント 「今週からはトレッドミルで駈歩(時速22km)を交えての調整へ。ピッチを上げていることからも分かるように、完治まであと少しの状況ですが、どうしても運動時に擦れますので治るペースはゆっくりになってしまいます。引き続き予防管理を徹底し、獣医師に適時診察してもらいながら、乗り出しのタイミングを見極めていきます」
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早い完治を優先するなら舎飼いで休ませるのが一番なのでしょうが、それだと運動量が確保できず、立上げ後に(時間が掛かって)苦労することになる…という話ですね。たまたま患部が『可動箇所である球節部』だったのが不運としか言いようがないですが、基本的には快方に向かっているので、過度な心配はいらないでしょう。
その上で、この感じだと未勝利終了までに3戦できるかどうか?ぐらいですかね。。もちろん、一発でスパッと決めてもらえば何の問題もないですから、そのためにも適切な時期に吉澤WESTに移動をして、良い状態でトレセンに戻れるよう頑張って欲しいと思います。予防管理と獣医師チェックを気にしながらの調整なので、スタッフの皆さんは大変だと思いますが、引き続き万全のケアをお願いしたいと思いますm(_ _)m
昨日5/5にバスラットレオンの最終追い切りが行われ、各競馬メディアが藤岡佑騎手、矢作調教師のコメントを取り上げてくれています。それにしても、こういう扱われ方をされると、G1に有力馬の一頭として参加することの素晴らしさを改めて感じますし、ここまで来たら『さらに上の風景を見てみたい…』という気分になってきますねぇ(^^ゞ
ちなみに最終追い切りの時計ですが、栗東坂路を56.6-41.25-26.6-12.6秒(馬なり楽走)というもの。。先週、坂路で50.5-12.2秒の自己ベストを叩き出したとはいえ、全体時計は私が想像していたより2秒ほど遅かったです。ただ、そのあたりについても藤岡佑騎手が理由を語ってくれており、結論としては、全然心配ないと思っています。
走りについてはJRAの動画で確認しましたが、落ち着気があって実に気持ちよさそうでしたし、鞍上藤岡佑騎手との息もピッタリ合っていて、少なくとも気持ちを含めた状態面に関して不安や死角はないと感じました。もちろん素人の感想なので、だからどうした!?という話ではありますが、今までずっとバスラットレオンを見続けてきた(画面越しに(^^;))出資者として、ここまで仕上げて頂いた陣営には感謝しかありません。
もちろん並み居るライバルたちも仕上がりは良さそうなので、『これなら勝てる!』などと言う気はないですが、前走後もずっと良い流れが続いているのは確かですし、きっと悔いのない、バスラットレオンらしいレースをしてくれると思います。そう考えると、(結果はさて置き)本当に楽しみで仕方がないです!(^^)
デイリー『【NHKマイルC】バスラットレオン気配上向き 藤岡佑「東京でもやれる」』
「NHKマイルC・G1」(9日、東京)
息を整える程度で十分だ。バスラットレオンは5日、栗東坂路で単走。余力十分に4F56秒6-41秒2-12秒6をマークした。またがった藤岡佑は「先週がかなり気持ちが入っていたので、コンタクトと呼吸を合わせることに主眼を置いた。いい内容」と好感触。矢作師も「2走前のあとからパワーアップしたと感じている。成長していていろんな意味で上がっている」と上昇ぶりに胸を張った。
新馬戦以来のコンビだったニュージーランドTは、5馬身差の逃げ切りV。鞍上は楽勝の内容に自信をつかむ。「直線も長いし、走り切るのは難しい。スムーズならハナ、主張する馬がいれば、それと折り合いをつけて。リズム良く運べば、東京でもやれる」と本番を描いた。連勝の勢いは止まらない。3歳マイル王の座へ突き進む。
上昇ムードのバスラットレオン(デイリー)
Sponichi Annex『【NHKマイルC】バスラットレオン 馬なり万全仕上げ!矢作師「パワーアップした」』
3歳マイル王決定戦「第26回NHKマイルC」(9日、東京)の追い切りが5日、東西トレセンで行われた。リーディング首位の矢作芳人厩舎が東西のトライアルを制したバスラットレオン(ニュージーランドトロフィー)&ホウオウアマゾン(アーリントンC)の二枚看板で11年グランプリボス以来のVを目指す。追い切りはともに坂路で馬なりだったが仕上がりは万全。出走馬は6日、枠順は7日に確定する。
リズム良く、気分良く。逃げ馬はそれでいい。バスラットレオンの追い切りは坂路で800メートル56秒6。一見、平凡な時計だが感触を確かめた藤岡佑は満足げに口を開いた。「先週、気持ちが(過剰に)入っている印象を受けた。だから呼吸を合わせることに主眼を置いた。時計は気にならない。いい内容だった」
持ち味のスピードは温存。雨が降る中、ひたすら人馬のリズムを合わせた。ゆったりでも可動域は大きくダイナミックだ。首もしっかりと動く。注目はラスト200メートルで12秒6とグッと上げてきたところ。ハートが高ぶらない程度に出力を上げ、心臓ができていることを確認。速い時計がなくても狙いは全てクリアした。
1週前(4月28日)には坂路で800メートル50秒5の自己ベストをマーク。完璧な過程を踏んでいる。矢作師は「楽に時計が出た。一層、パワーアップした感じ。前走後も反動はなく、むしろ良くなっている」と語った。
昨秋にはコントレイルの調教パートナーも務め、3冠馬に先着したこともある。それだけの素材と見込まれたのだ。デビュー当初は中距離路線を歩んだが、適性を見越して距離を短縮した。「京都2歳S(6着)で負けて、距離に限界があるのかなと。そこから切り替えた」。これが英断。1勝クラス→ニュージーランドTと続けて逃げ切って主役候補に名乗りを上げた。
5馬身差の圧勝だった前走を含め、逃げたレースは3戦3勝と負けなしだ。矢作師は「勝つ時は逃げているので、その形がベストかな」と逃げ宣言。「今の状態で、どれだけやれるか楽しみ。ワクワクしてレースを待っています」。個性派ぞろいの同厩舎。サイレンススズカやエイシンヒカリを思い出すような強烈な逃げ馬が誕生するか。
<NHKマイルC>藤岡佑が騎乗し坂路を駆け上がるバスラットレオン Photo by 提供写真(スポニチ)
ZBAT!競馬『【トレセン特選マイク】バスラットレオン・藤岡佑介騎手』
追い切り後の関係者トークをお届けする「トレセン特選マイク」。NHKマイルCはバスラットレオンの藤岡佑介騎手(35)=栗東・フリー、円内=に胸の内を聞いた。
--ニュージーランドTは5馬身差で快勝
「調教の段階から、昨年の夏に比べ、精神的にも成長が感じられたので期待して臨みました。期待以上の走りをみせてくれて、非常にいい競馬だったと思います」
--騎乗した過去2戦はともに逃げた
「いいスタートを切って、まずは自分の形というか、先手を取れる形を主張したいなという気持ちはあります」
--戦法は?
「何が何でもという形で行ってしまうと、直線も長いですし、走り切るのは少し難しいと思います。ハナを主張してくる馬がいれば、それと折り合いをつけてという感じで、リズムよく運びたいです」
--レースのポイント
「ダイナミックな走りをします。いかに直線までしっかりとパワーをためて、直線でいい走りをみせられるかというのが一番かなと思います」
ZBAT!競馬『【NHKマイルC】バスラットレオン好調!坂路56秒6』
バスラットレオンは栗東坂路で4ハロン56秒6-12秒6。全体時計こそ控えめだが、馬なりで気分良く走れており、状態の良さがうかがえる最終追い切りだった。矢作調教師は「先週にしっかりとやっているので、東京への輸送もあるし、テンションの問題もあったので、サラッとやりました。非常に順調にきましたし、状態は上がってきています」と力を込めた。
競馬実況web『【NHKマイルC】栗東レポート バスラットレオン(藤岡佑介騎手) [News]』
◎9日(日)東京競馬場で行われる第26回NHKマイルカップ(G1)に出走を予定しているバスラットレオン(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)について追い切り後の藤岡佑介騎手のコメントは以下の通り。
・(前走のニュージーランドトロフィーは)昨年の夏と比較して調教の段階から成長が感じられました。期待を持ってレースに臨みましたが、期待以上の走りを見せてくれました。非常にいい競馬だったと思います。
・(以前乗った新馬戦と比較して)子供っぽさが抜けて全体的にパワーアップした印象です。
・(1週前追い切りは)併せ馬で加減せず、しっかりと追ってという指示でした。前走の1週前追い切りにも乗せて頂きましたが、その時は物足りないという印象でした。今回は前走からの間隔が詰まっていることもあって非常に気持ちも乗っていましたし、動きとしては申し分ありませんでした。
・(最終追い切りは)1週前追い切りで気持ちが入っていたので、今日は単走で(馬との)コンタクトに主眼を置いて時計は気にせずという感じで(内容については)任せて頂きました。いい内容でした。順調にここまできて楽しみな調整過程でした。状態そのものは前走も良かったので気持ちが(前走より)入ってきたという印象です。
・(思い描くレースは)いいスタートを切って自分の形、先手を取る形を主張したいという気持ちはあります。リズム良く運べたら(タフな)東京競馬場でもしっかり走ってくれると思います。デビュー前に乗った時から大舞台を意識できる馬でした。またその馬でG1に挑めるということで、非常に楽しみにしています。良い走りを見せられるように頑張ります。
競馬実況web『【NHKマイルC】栗東レポート バスラットレオン(矢作調教師) [News]』
◎9日(日)東京競馬場で行われる第26回NHKマイルカップ(G1)に出走を予定しているバスラットレオン(牡3、矢作)について追い切り後の矢作芳人調教師のコメントは以下の通り。
・(前走のニュージーランドトロフィーは)枠も良く自信を持って臨めましたが、自分の想像以上の強さだったと思っています。古川騎手が乗って1勝クラスを勝ってから非常にパワーアップをしているなと感じています。自分が思っている以上に成長が早く、色んな意味で上がっています。
・(中間は)短期放牧に出した後(栗東トレーニングセンターへ)戻しました。先週坂路でかなり馬場状態の悪い中、破格の時計を楽に出したのでより一層パワーアップを感じました。先週しっかりやれたことで今週は東京への輸送のこと、テンション的な問題も含めてサラッと追い切りました。非常に順調なのはもちろんのこと、それ以上に状態が上がっていることを感じます。
・ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスで敗れたあたりから現時点での距離的な限界を考え、そこからマイル路線に切り替えました。将来的にはもう少し長いところまでもってもらいたいのですが、現状ではマイルがベストなのではと考えています。
・(逃げることについては)他の馬との兼ね合いもありますし、悩んでいるところではあります。勝つ時は逃げていますのでその形がベストなのかという考えはあります。
・レースに向けて楽しみです。力をつけて来た今の状態でどれだけやれるか、とてもワクワクしながらレースを待っているところです。
グリーンウッド在厩のドゥオーモは、現在はおもに周回コースで軽いキャンター2500m、坂路でハロン17~19秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇栗原担当のコメント 「週明けより騎乗を開始しました。乗っていると肩の出がいくらか硬いかなといった程度。歩様に異常はないですし、今回は最初から煩いぐらいに元気でしたからね。大人しかった近走で思うような結果が出ていないことを考えれば、今回は疲れやダメージが少ないという見方ができるのかもしれません」
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馬は自分の年齢を意識しているわけではないので(多分)、加齢による衰えなどは、ある日を境にドサッと訪れるのではなく、徐々に表れてくると考える方が自然です。ただ、競馬の場合はレースや調教のダメージなどがキッカケになって、一気にパフォーマンスが落ちるケースもあるので難しいです。
その点では、新潟大賞典をパスして休養に入った直後から、ドゥオーモらしい煩さが見られるのは良い傾向ではないでしょうか。衰えについては体力面より気持ちの面、闘争心において出てくることも多いわけで、気持ちが前向であることが、ここ数戦の大敗プロセスとは違った流れを作ることにつながるかもしれませんので。。
いずれにしても、これからのレースは一戦一戦を大切に戦っていきたいです。函館の地でドゥオーモが今一度輝いてくれるように、引き続きできる限りの応援をしていきたいと思います!
【2021/4/18新潟11R 福島民報杯(L/芝2000m)でのドゥオーモ:公式HPより】
イクタトレーニングファーム在厩のゴッドシエルは、おもに周回コースでハロン17~20秒ペースのキャンター2400~3200mを消化。週1回、坂路で速めを乗り込まれています。
◇生田場長のコメント 「普段は大人しく、跨ると急に気が入るような感じ。引っ掛かるようなテンションではあるものの、本馬を知る乗り手であれば問題なく駆けてくれますし、15-15を切るところも持ったままで登坂できています。馬体重は465~470kgで推移しており、トモの肉も戻ってきましたので、この調子で乗り込みを強化していきたいと思います」
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去勢手術後のペースアップも順調で、ハロン17~20秒ペースのキャンターと週一回の15-15以上まで来てくれました。「跨ると急に気が入るような感じ」とのコメントがあるので半信半疑ではあるものの、現状、何とか我慢が利いてくれているとしたら、少なくとも去勢がマイナスに作用していることはなさそうです。
その上で、馬体がもう一段増えてくれるとなお良しなのですが、そこは単純に数字だけでは分からないところもありますからね。。トモの肉付きはもちろんのこと、全体的に馬体に実が入ってくるようなら、このまま乗り込んで今月末には帰厩、そして6月には待望の復帰戦という流れが実現するかもしれません。
このところ気性が課題だったラヴマイウェイ、マーテルの登録抹消が続き、気性難を乗り越えることの難しさを再確認しました。それだけに、ゴッドシエルには、それを見事に乗り越えた方の事例になって欲しいと思います(^^ゞ
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、現在はおもにトレッドミルでのダク2000m、軽いキャンター2500m相当を消化しています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「今週よりトレッドミルでキャンターを入れ始めました。やり出せば自ずと駆けてくれる感じの馬ですからね。今は慌てることなくしっかりと休養期間を取り、心身のリフレッシュを促してあげたいと思います。跨るのは来週くらいからでも問題ないでしょう」
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次走を想定せずにリフレッシュを図るのはいつものパターン。本馬の立ち上げに関しては、テンコーさんは全てを把握しているので何の心配もしていません。「跨るのは来週くらいからでも問題ない」というのも全くその通りで、次走予定が決まっていないのですから、馬に元気が戻ってきた時点で次のステップに進んでもらえればと思います。
いや、「来週くらいからでも問題ない」と言うからには、もしかしたら次走目標はあるのかも…
みたいな事を考え出すと、またモヤモヤっとした感じになってしまいますので、当面は『これからどうするのか?』などをあまり気にせずに、ひたすら元気の回復と若さの維持をお願いしたいと思います!m(_ _)m
【2021/4/4阪神11R 大阪杯(G1/芝2000m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
スピリットファーム在厩のグランソヴァールは、おもにダート周回コースでハロン18~20秒ペースのキャンター3000mを乗り込まれています。
◇明智代表のコメント 「特に痛いところなどはなく、トモの感触も本馬の通常時のそれ。この調子で距離を延ばしていけば、来週末ぐらいから速めの時計を取り入れていけるのではないでしょうか。調教師によれば、『6月の出走をイメージしていきたい』とのこと。今の感じであれば、無理なく態勢を整えていけるかと思われます」
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先週まではバスラットレオンのマイルカップ以降の出走予定アリ馬が見えていませんでしたが、どうやらグランソヴァールが6月に出走をしてくれそうです。
ちなみに先週時点の私の想定は、『6月の中京か7月の福島か』だったのですが、6月復帰を前提にすると中京の障害未勝利戦が有力ではと。。中山の初戦で思った以上に飛越が慎重になっていたように、グランソヴァールには戸惑いもあったと思いますので、2戦目でそれがどう変わるのかにも注目したいところです。
まあ、初の障害戦で慎重になるというのは頭が良い証拠でもありますから、おそらく実戦を重ねるごとに着実に進歩を見せるタイプなのだと思います。次走か次々走かは別にして、できる事なら未勝利戦は早めに卒業をしてもらい、平地では届かなかったオープン、重賞路線に進んで欲しいと思います!
【2021/4/17中山4R 障害未勝利(ダ2880m)でのグランソヴァール:公式HPより】