**2021/5/9東京11R NHKマイルカップ(G1/芝1600m)15:40発走**
◎ バスラットレオン
○ グレナディアガーズ
▲ ホウオウアマゾン
△ ルークズネスト
△ ピクシーナイト
△ グレイイングリーン
△ ロードマックス
△ ランドオブリバティ
今さら出資者がバスラットレオン本命を強調しても面白くもないですが、厩舎の皆さんが実感している『シンザン記念後の成長』、一週前と当週の追い切りによる『申し分のない仕上がり』、神さまが後押しをしてくれた『希望通りの枠順』といった前向き要素が揃っている以上、やはり本命はバスラットレオンしか考えられません。
もちろんライバルたちも実力馬揃いですし、それぞれに言い分があるのは承知をしていますが、逆に、この期に及んで私がバスラットレオン以外を本命にしたら、それこそ『このオヤジ何をトチ狂ったか?』と思われるのが関の山でしょう。贔屓の引き倒しと言われようとも、今年のマイルカップは『バスラットレオンの応援が全て』でいきたいと思います!
とは言え、一応、予想の根拠らしきことは書かなきゃイカンだろうと思いまして…。まあ、都合の良いデータの切り取りをするのも何ですが、すごく大雑把に言うと『基本的にこのレースでは2歳G1勝ち馬の信頼度が高い』というのは確かですし、2歳G1で掲示板に載り、前走好走からここに来るバスラットレオンタイプの成績も悪くないようです。
であれば、素直に朝日杯FSの上位2頭を信頼すれば良いんじゃないか…というのが私の考え方です。確かに『ニュージーランドT勝ち馬は苦戦する説』はありますが、そもそもトライアルになってからのニュージーランドTを5馬身千切って勝った馬なんていないわけで、その時点でもう過去データの範疇外とも言えますからね(^^ゞ
それに、中山好走馬が東京で必ず苦戦するなら、札幌の新馬戦と中山のひいらぎ賞を勝ち、弥生賞で2着になったKingman産駒、シュネルマイスターさんの方がよほど怪しいと思うんですよねぇ。。まあ、サンデーRさんとルメールさんの組み合わせは、それだけで水戸黄門の印籠なのだと言われると、そんな気がしないでもありませんけれど…。
ということで、今年のマイルカップはバスラットレオンの応援が第一、グレナディアガーズとホウオウアマゾンが強敵で、ルークズネスト、ピクシーナイトの先行差し馬が要警戒、あとは人気薄のディープインパクト産駒3頭、ランドオブリバティ、ロードマックス、グレイイングリーンを穴候補に…という印にしてみました!m(_ _)m
シュウジデイファーム在厩のキングエルメスは、おもにBTCの屋内ダートトラックや屋内坂路において、ハロン14~22秒ペースのキャンターを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「準備運動の際に元気の良すぎるところを見せる程度。調教では順調に乗れており、段々と体を大きく見せるようになってきました。必要な箇所に少しずつ筋肉が付いてきた印象です。屋外でのゲート練習は進入・駐立を確認し、手開けで出すところまで。特に問題はありません」
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石川代表が「段々と体を大きく見せるようになってきた、必要な箇所に少しずつ筋肉が付いてきた」とコメントしてくれていますが、ここにきてトレーニングの成果が出てきた所為もあるのでしょう、もともとバランスの良い好馬体に、さらに磨きがかかってきたように感じます。
具体的には500kg級の馬体でも全く重さを感じませんし、適度な胴伸びがあり、胸前、トモのボリュームも現時点では申し分なし。矢作厩舎の皆さんは短いところからの始動を考えているようですが、もしもそうだとしても、この馬体ですから(半兄カイザーノヴァ同様に)精神面を確認しながら距離を延長していくのが既定路線だと思います。
最近は2歳馬の始動が本当に早くなっていて、すでにトレセンにも2歳馬たちがバンバン入厩しています。キングエルメスの場合は北海道デビュー狙いなので、トレセンではなく競馬場入厩の流れになりますが、本当にその路線で行くかどうかは、今から一ヶ月ほどの進捗を見ての判断になりそうです。
【シュウジデイファーム在厩のキングエルメス:公式HP(2021/5/7更新分)より】
シュウジデイファーム在厩のアシタカは、おもにBTCの屋内ダートトラックや屋内坂路において、ハロン14~22秒ペースのキャンターを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「優等生と言っても変に大人しいわけではなく、ウォーミングアップ時などは非常に元気。それでも調教の際は相変わらずしっかりと駆けてくれています。2歳の春を迎えて、体つきも徐々に大人びてきていますし、ゲート練習時に苦労することもありません」
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「優等生と言っても変に大人しいわけではない」というのは確かにその通りで、もともとミスペン仔は決して大人しいタイプとは限らないですからね。実際、半兄パンサラッサも表面的には優等生ではあるものの、矢作厩舎内では、一応『要警戒馬』の扱いになっているようですし、そのぐらいでなければ厳しい戦いを勝ち抜けないとも言えますから。
馬体に関しては、ここにきて一段とメリハリが出てきたと言いますか、いかにも競走馬らしい筋肉が付きつつあるように感じます。もともとバランスの良さはパンサラッサに負けず劣らずですし、心身ともに欠点らしい欠点がないですから、このままの姿カタチで完成期を迎えてもらえれば、きっと期待に応える活躍をしてくれると思います。
あまり能天気なことを書くと怒られるかもしれませんが、まずはバスラットレオンにキズナ産駒の初G1制覇を達成してもらい、来年はこの馬でキズナ産駒の初クラシック制覇をめざせたら…。いや、まずは順調に夏を越えてもらって、秋デビューからなるべく早めに一勝を!という『地に足のついた目標』を忘れずに応援します(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のアシタカ:公式HP(2021/5/7更新分)より】
坂東牧場在厩のハキは、引き続き午前中3時間ほどのパドック放牧で管理されています。5月上旬の馬体重は443kgです。
◇荒木マネージャーのコメント 「最近は陽射しが心地よく、ようやく暖かくなってきましたので、代謝も活発になってくれるはず。引き続き歩様に問題はありませんが、もうしばらくは放牧を続け、大事を取りたいと思います。飼葉の量を戻し始めたことや肉感が戻りつつあることで、目方も以前の数字まで増えつつある状況です」
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療養中は体重管理によって410kg台まで減っていましたが、本格的な運動開始の準備という意味もあるのでしょうか、ここにきて飼い葉の量を戻したことにより、443kgまで身体が増えてきました。
まあ、体重の増減だけで一喜一憂する必要はないですが、回復プロセスにあわせた管理が上手くいっているという、少なくともそのことが伝わってくる話なのだと思います。もちろん、まだ運動も始まっていないので何とも言えない部分がほとんどですが、当面はできることを着実にやっていくしかないですからね。
いずれにしても、来たるべき運動再開の日まで、引き続き焦らず慎重に。。ここでしっかりと、完全に回復させることが、結局は一番の近道になると思いますので!
【坂東牧場在厩のハキ:公式HP(2021/5/1更新分)より】