吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤは、現在は角馬場での調整後、坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇柴原担当のコメント 「よく見るとまだごく小さな名残りはあるものの、傷口はもうほとんど塞がっており、外見からは毛で隠れて分からない状態にまで良化しました。この分であれば、完治も秒読みの段階まで迫っていると言ってよいでしょう。まずは念入りに坂路調教を重ね、休んでいた分のブランクを取りもどしていきたいと思います」
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ヴィジャーヤについては、先週水曜の近況で(担当者不在のため)報告が木曜以降になるとの連絡がありましたが、まあ、外厩の皆さんも基本的にお忙しいのでしょうし、毎週の近況報告なども広尾TC馬だけにやっているわけではないですから、個別の事情で報告が多少前後するのは致し方ないでしょう。。と言いますか、しっかり馬を管理して頂けるのであれば、私は全然文句ありません(^^ゞ
それはさて置き、先々週から傷口の回復がさらに進み、坂路でのキャンターが16秒ペースまで上がるなど、引き続き順調な様子が分かって良かったです。ここからさらに乗り込みを強化し、15-15が難なく継続できるようであれば、意外に早いタイミングでトレセンに戻る可能性もありそうです。
池江厩舎のダービーはディープモンスターでの16着と不本意な成績に終わりましたが、何だかんだでダービーに管理馬を送り込んでくるのはさすがです。。ということで、今後はヴィジャーヤで未勝利戦にも強いところを示してもらい、さらには19年産馬(たまたま私は出資してませんけど)、20年産馬(アスカビレン’20)では、矢作厩舎に劣らぬ存在感を見せて欲しいと思います!
【吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤ:公式HP(2021/5/27更新分)より】
バスラットレオンのダービーは15着…。厳しい挑戦だったとは言え、最初から負けるつもりで出たわけではないので、着順だけで言えば残念な結果でした。ただ、一生に一度のダービーに出走し、自分の競馬で戦い抜いてくれたのはとても良かったですし、改めてこういう馬に出資ができたことを嬉しく感じています。
藤岡佑騎手も最後は無理をさせませんでしたから、おそらく大きなダメージはないだろうと思います。今後はマイル路線で上をめざす戦いになりますが、どんなに厳しくともそれは本馬にとって望むところ。秋にはもう一段パワーアップしたバスラットレオンに会えるはずですし、今後の息の長い活躍を期待したいと思います。
しかしアレですよね、ダービーが終わってホッとひと息…みたいな感覚は、出資馬がダービーに出たからこその贅沢なわけで、矢作先生はじめ関係者の皆さんには本当に感謝しかありません。できれば毎年こういう気分を味わいたいものですが、さて、一年後は果たしてどんな状況になっているのか…。ということで、今週は出資馬の出走もありませんから、ダービーの余韻に浸りつつ、新たな妄想(と現実世界復帰へのリハビリ(^^ゞ)を楽しみたいと思います。
出資馬の次走としては、来週のグランソヴァール障害2戦目が現実世界復帰初戦になりそうです。障害戦は競馬の祭典とは全く違った雰囲気ですが、もしかしたら『平地で叶わなかった夢を障害で!』というロマンの第一歩になるかもしれず、前走からの大きな前進を期待したいところです。
そのあとになると、やはりゴッドシエル、リナーシェ、ヴィジャーヤといった3歳未勝利(未出走)勢の動向に注目せざるを得ないでしょう。最高峰のレースに出たバスラットレオンにはゆっくり休んでもらいたいですが、3歳未勝利馬にとってはここからがまさに正念場、『勝たなければ意味がない』という点においては、ある意味ダービーより厳しい闘いが待っていますから…。(そう言えば、先週からずっと担当者不在のヴィジャーヤ、どうしたのかなぁ(^^;))
あとは、(先週の報知ブログで)6/5函館競馬場にキングエルメスが入厩予定と伝えられていますが、もしもそうなら今週の近況報告で入厩後の進め方、目標などが聞けるかもしれません。19年産世代にはカイザーノヴァ、バスラットレオン中心の18年産世代以上に濃い活躍を期待していますので、是非とも順調に進んで欲しいと思います!
**出資馬の状況**
**2021年総合成績**