スポーツ報知『【注目馬動向】バスラットレオンがゴドルフィンマイルに選出』
昨年のニュージーランドT勝ち馬、バスラットレオン(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キズナ)が予備登録をしていたゴドルフィンマイル・G2(3月26日、メイダン競馬場・ダート1600m)に選出されたことが2月25日、分かった。
同馬は第一希望として、ドバイ・ターフ・G1(同、芝1800m)に登録していたが、今回は第二希望のレースに選出された形。出走となれば、昨年の武蔵野S(13着)以来、2度目のダート戦となるが、現時点で出否は未定だ。
バスラットレオン Photo by スポーツ報知
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え? まさか?? バスラットレオンがドバイのゴドルフィンマイルに選出された!?
現時点で出否は未定… そりゃあ未定だと思いますけど… でもこれ、どうするんだろうなぁ… お気楽な感じで次走はダ―ビー卿CTとか言ってる場合じゃなかったなぁ(^^;)
などと思っていたら、クラブから臨時の近況報告がっ!!!
3月26日(土)ドバイ・メイダン ゴドルフィンマイル(G2・ダ1600m)への招待が内定したことを受けまして、本日、快く承諾しました。
「ドバイのダートは軽いので、パワータイプである本馬にはきっと合っているはず。来週にもドバイ側から正式な発表があるものと思われます。バスラットレオン、挑戦しましょう」(矢作調教師)
冷静に考えれば、走行フォームの改善が少しずつ実になり始めているこの時期に、あえてリスクを取りに行くこともない気はするものの、せっかくのチャンスを逃す手はないという考え方もありますからね。
いや、今は驚きとか喜びとかそういうことよりも、キョトンとしてしまって考えがまとまりませんが、矢作先生が「バスラットレオン、挑戦しましょう」と仰るのであれば、私に否やはありません。
何にせよ、自分の出資馬が(G2とは言え)ドバイに行くなんて一生に一度あるかないかのことでしょう。(しかも、広尾TC一本で…とか言ったらクラブの皆さんに怒られちゃうかな(^^ゞ)
もうこうなったら、腹を括って全力応援しかありません( ・`ー・')キリッ
栗東トレセン在厩のアシタカは、23日、Cウッドを併せ馬で追い切られています。
- 22.02.23 川 又 栗CW良 6F 85.3-69.8-55.0-39.8-12.4(9) 強めに追う
ミッキーワンダー(三未勝)一杯の外0.4秒先行同入
- 22.02.20 助 手 栗東坂稍 1回 57.1-41.9-27.4-13.4 馬ナリ余力
- 22.02.16 助 手 栗東坂良 1回 54.1-39.2-25.5-12.7
◇安藤助手のコメント 「トレセンでは人にも従順で立ち上がるようなことはしませんが、調教ではフワフワして集中力を欠いたり、ゲートを出て右に寄れて行こうとしたりと若さを見せますので、来週もコースでしっかりと調教し、ゲート練習についても真っ直ぐ走るように調整していければと思っています。デビュー目標は再来週(3/12)。この週から三場開催ということもあり、芝2000m前後の番組は比較的選択肢が多くなりますからね。適鞍を選んで競馬に向かうことができるのではと考えています。馬っぷりの良さなどから、厩舎内でも人気の一頭です」
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23日はコースでの初追い切りでしたから、『85.3-69.8-55.0-39.8-12.4秒』ならまずまず無難なところかな?と思っていたら、「調教ではフワフワして集中力を欠いたり」と、どうやらまだ真面目に走ってはいないようですね。
ただ、安藤助手のコメントから悲観的なムードは全く感じられず、逆に、来週もコースでしっかりと調教するなどビシッと鍛えていけば、かなり良い状態に持っていけるはず…といった自信すら感じるのは気のせいでしょうか。。いや、追い切りを始めたばかりのアシタカなのに、『デビュー目標は再来週(3/12)』とかなり具体的だったもので、時計に現れない部分でかなりの手応えがあったのではと、都合良く解釈したい気持ちもありますので…。
それに、「馬っぷりの良さなどから、厩舎内でも人気の一頭」という情報が何を意味しているのか、あの矢作厩舎で人気がある馬とはどんな馬なのか…といったことも都合良く解釈したくなり…。でも、あまり前のめりになるのも大人としてアレですし、そうですねぇ、とりあえずは来週の追い切りでどこまで時計を詰めてくるかに注目したいと思います(^^ゞ
ちなみに23日に併せたミッキーワンダーさんは、2020年のセレクトセールで2億円がついたディープインパクト産駒。お値段的にはだいぶ負けてしまっていますが、調教の進み具合は同じようなところなので、これから先も切磋琢磨し、一緒に強くなり、階段を上がっていくパートナーになるかもしれませんね。
栗東トレセン在厩のプライムラインは、24日、ゲート試験に合格しています。
◇田中克調教師のコメント 「すでにベテランの馬ですから、ひとまずゲートに関しては問題ありませんでした。調教についても順調にこなせてはいますが、やはり前の捌きに硬さがあったり、トモに緩さがあったり、それに背腰がやや疲れやすかったりと、改善すべき点がまだ色々あるようですね。目標レースは、もう少し調教を積んでいってからの本馬の様子を見ながら。現時点ではダートがベターであると捉えており、距離は1400mなのか1800mなのか。追い切りをかけていく中で考えていければと思っています」
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ゲート試験合格はさすがに当然のこととして、「前の捌きに硬さがあったり、トモに緩さがあったり、背腰がやや疲れやすかったり」と、課題満載のようなので、レース出走までには少し時間が掛かるかもしれません(^^;)
と言っても、そうそう悠長に構えてばかりもいられませんので、厩舎の皆さんには早めにプライムラインの特徴を掴んで頂いて、3月後半から4月前半にはレース出走にこぎ着けて欲しいところです。
条件に関しては、「現時点ではダートがベター」とのことなので、おそらくダート戦からスタートすることになりそう。。ただ、新馬戦での芝の走りを見てしまっている私としては、プライムラインが根っからのダート馬と思えないところもありまして、いずれ再び芝を走るチャンスがもらえたらありがたいなぁと…。
そうですねぇ、地方で過ごす期間が長くなると、頭の良い馬ほどどうしてもダート馬っぽい走りになってしまう部分もあるでしょうし、そのあたりが地方転出再ファンド作戦の難しさですよね(^^;)
【チャンピオンヒルズ在厩時のプライムライン:公式HP(2022/2/24更新分)より】
美浦トレセン在厩のカイザーノヴァは、22日より曳き運動を開始しています。
◇鈴木慎調教師のコメント 「投薬を止めて様子を見始めた火曜日以降も着実に回復へと向かっており、24日は曳き運動に加えてプール調教も行いました。午後になっても特に変わりはありませんので、25日にもう一日運動とプールで調整し、このまま問題なく進むようであれば、土曜日から騎乗調教を再開していきたいと考えています」
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曳き運動とプールで動かし始めて土曜日から騎乗調教へ。状況を見ながらではありますが、回復が順調なのは確かなようですし、あまり大きなロスにならなくて良かったです。
ただ、レース復帰となると、3/21中山の隅田川特別(芝1600m)ではさすがに時間が足りない気もしますので、3/27中山の一般戦(芝1800m)が本線になるでしょうか。(出走を希望していた冨里特別と同じ1800m戦ですし)
もしもそうなれば次は一般戦で相手も落ち着くでしょうし、本来の姿を取り戻すための転厩初戦として、改めて良い内容、良い着順を期待したいと思いますm(_ _)m
【2022/1/8中京9R 鳥羽特別(2勝C/芝1200m)のカイザーノヴァ:公式HPより】
アンジアンは22日に吉澤ステーブルWESTへリフレッシュ放牧に出ています。
◇藤原調教師のコメント 「昨年末の入厩からデビューに至るまでトレセンで念入りにやってきましたからね。レース後は少し体が減ってしまっていることですし、いったん放牧を挟んで心身をリフレッシュ。仕切り直しを図ったうえで、また鍛えていきたいと思います」
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厳しい結果に終わったデビュー戦は414kgでも出走でしたし、リフレッシュ放牧は致し方ないところでしょう。
仕切り直しの間に少しでも成長し、しっかりトレーニングを積んでパワーアップをしてくれると良いのですが、3歳未勝利馬には時間の制約もありますから、その兼ね合いが難しいところです。(最近はすぐに未勝利戦が終わっちゃいますので…)
と、私が妙に焦っても事態は好転しませんから、まずは疲れを癒して仕切り直し。。藤原先生から「また鍛えていく」宣言も出ましたので、次走での前進を期待したいと思います。(少し怖いですけれど(^^;))
【2022/2/20阪神4R 3歳新馬(ダ1400m)でのアンジアン:公式HPより】