パンサラッサは、2月27日中山11R 中山記念(G2・芝1800m)に吉田豊騎手で出走します。
- 22.02.23 助 手 栗東坂良 1回 51.1-36.8-23.9-12.0 末強め追う
- 22.02.20 助 手 栗東坂稍 1回 58.3-42.0-27.5-13.4 馬ナリ余力
- 22.02.16 助 手 栗東坂良 1回 50.4-36.4-24.0-12.1 一杯に追う
マリーナ(古馬3勝)一杯を1.0秒追走0.1秒先着
◇安藤助手のコメント 「23日に単走で51秒台。まだ若干の緩さなど休み明け感はありますが、順調にメニューを消化しており、スピードある調教ができていますからね。これでひと締まりしてくれると思いますし、中山への輸送もあります。当日どれだけ体重が落ちるかは分かりませんが、理想は480kgを切るくらいでしょうか。今後のためにも、現状でどれだけのパフォーマンスを発揮してくれるか注目したいところ。持ち前の能力の高さで良いレースになってくれることを期待しています」
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安藤助手によれば、「まだ若干の緩さなど休み明け感があった」ために、最終追い切りもしっかり時計を出した…ということのようですね。逆に言えば、若干の緩さに納得せず、2週続けてしっかり追い切ったのは、ガチで中山記念を勝ちにいくからこそだと思いますし、ここで結果を出すことがその先につながる!という意思表示なのでしょう。
ちなみに当日の馬体重については、「理想は480kgを切るくらい」だそうですが、それが実現すれば福島記念(474kg)と有馬記念(480kg)の中間で、確かにちょうど良い感じはするものの、個人的にはプラス体重で出てくるのでは…と考えていたんですよね。何故かというと、短期とは言え放牧明けであること、そして、ミスペン仔には古馬になってもジワジワ成長する個性があり、パンサラッサもいずれは490kg(デビュー時からプラス30kg!)ぐらいで競馬をするのでは?と勝手に思っていたもので…
いや、兄や姉は必ずしもそうではなかったですし、もしもそうならアシタカはどうなっちゃうんだ?みたいな話になりかねませんから、後半の話は忘れてください、失礼しましたm(_ _)m
とにかくですね、陣営のやる気は痛いほど伝わってきましたし、パンサラッサの状態も9分以上にはあると思います。相手が強い的な話はあるものの、大阪杯のことを考えれば、このぐらいのメンバーでビビっていては話になりません。
競馬なので結果は誰にも分りませんが、私も陣営の皆さんと心を一つにして(陣営の皆さんは全く眼中にないと思いますけれど(^^;))、中山記念勝利を更なる飛躍のステップにするべく応援したいと思います!
**2022/2/27中山11R 中山記念(G2/芝1800m)出走馬**
Sponichi Annex『【中山記念】パンサラッサ 馬なりで好時計、陣営も納得「仕上がりは申し分ない」』
パンサラッサは坂路単走。1週前に4F50秒4としっかり負荷をかけているだけに馬なりでの最終追いだったが、それでも4F51秒1~1F12秒0の好時計を刻んだ。池田厩務員は「52か53秒の予定だった。張り切りすぎて時計が出たけど、調子がいい証拠。仕上がりは申し分ない」と納得の表情だ。既に大逃げ宣言をしているが、改めて「ため逃げすると後ろが楽をする。この馬のリズムで気分良く行って、後ろが追走に苦労するように逃げられたら」と語気を強めた。
坂路で追い切るパンサラッサ(撮影・亀井直樹)Photo by スポニチ
東スポ競馬『【中山記念・木曜朝の表情】パンサラッサはハナを主張する構え 「作戦を変えることはないでしょう」』
結果は13着ながら、有馬記念でも果敢に逃げたパンサラッサが展開のカギを握る存在なのは間違いない。安藤助手は「追い切り(23日)は輸送も考慮して強め程度にしましたが、それでも速い時計が出ました。有馬記念に続いて今回も強いメンバーが揃ったけど、この馬の場合は作戦を変えることはないでしょう。今回も自分の形でレースを進めて、どこまで通用するかだと思います」とハナを主張する構えを見せた。
パンサラッサ Photo by 東スポ競馬
競馬ラボ『【中山記念】過去10年で9勝!『激走ポジション』から浮上した超有力◎候補』
今年で96回目を数える中山記念(G2、中山芝1800m)では、『逃げ先行馬』が大活躍!
過去10年の1~3着馬30頭のうち、驚くべきことに約3分の2に相当する23頭が『4コーナー1~4番手』。逆に道中で中団~後方から競馬をした馬は苦戦を強いられています。
▼中山記念の脚質別成績(過去10年)
逃げ [0-1-3- 6]複勝率40.0%
先行 [9-6-4-17]複勝率52.8%
差し [1-2-3-31]複勝率16.2%
追込 [0-1-0-32]複勝率3.0%
マクリ[0-0-0- 2]複勝率0%
※マクリは道中後方→4角1~4番手
スゴいでしょう? 過去10年で『先行馬』が9勝。複勝率52.8%と圧倒的な成績を残しており、14頭立てで行われた昨年も上位を独占。2着ケイデンスコール(5人気)は4コーナー4番手、3着ウインイクシード(7人気)は4コーナー先頭の積極策で粘り込みました。
通常時でも中山競馬場の芝コースは直線が310mと短いだけに、逃げ先行馬が断然有利。
さらに今開催は1月の中山では使用しなかった『Aコース』に替わるのもポイント。昨年暮れ以来となるため芝の状態が良く、ただでさえ逃げ先行馬が有利な開幕週とあって、前に行った馬はなかなか止まりません。
特に今年の中山記念はアドマイヤハダル、カラテ、ダノンザキッドなど有力馬に差し・追い込みタイプが目立ち、例年にも増して逃げ先行馬に注目でしょう。 有馬記念では大逃げでレースを盛り上げたパンサラッサはもちろんのこと、離れた2~4番手で運べそうなコントラチェック、トーラスジェミニ、ワールドリバイバルなど、前々での競馬が予想される穴馬の激走に要注意です!
中山記念の好走条件を満たしているパンサラッサ Photo by 競馬ラボ
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン18~20秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「先週の金曜日に3F47秒程度を乗り、22日は39.2-12.8で登坂。若い頃と似たような活気が窺えますし、この時季にしては毛づやもモコモコした感じではないですからね。ペースアップ後も引き続き順調に推移しています。今後も火曜日に強め、金曜日に15-15前後を乗り進め、さらに動ける態勢を整えていければと思います」
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伊藤マネージャーのコメントには、『クレッシェンドラヴはまだまだ元気一杯、年齢的な衰えなど関係なく、若い頃と同じような状態で送り出すぞ!』という気持ち、気合いが籠められているように感じます。
ただ、あくまでレース出走の最終調整は厩舎の仕事ですし、結果はやってみなければ分かりませんから、トレセンに送り出したあとは、きっと我々と同じく祈るような気持ちで応援されているのではないでしょうか。(と、テンコーさんにもだいぶ長くお世話になっているので、またもや余計なことを考えてしまいました(^^ゞ)
とにかく、先週金曜に3F47秒、22日には39.2-12.8秒ですから、再来週にはトレセンに戻って日経賞へ…という流れはしっかりできてきました。前走AJCCで見せた頑張り、ベテランの意地を次走でも見せて欲しいと思いますm(_ _)m
【2022/1/23中山 アメリカジョッキークラブC(G2/芝2200m)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「23日朝は終い13-13程度で登坂。日々の調教により、だいぶタメの利く走りができるようになっており、体調が上向いてきたこともあって、しっかりと動けるようになりつつありますね。ここからはおもに水曜日に半マイル54秒、土曜日に58秒程度を織り交ぜながら、ピッチを上げていきたいと思います」
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先週までは「少しずつ良くなってきた」、「少しずつ良い頃に近づいてきた」といったコメントだったのが、今週は「だいぶタメの利く走りができるようになって…」になりました。どうやら、阪急杯をパスしてでも調教を継続する、という判断をしたこと成果になりつつあるようです。
正直なところ、そうは言っても走行フォームの改善はなかなか難しいモノ、といった先入観があったのですが、考えてみれば、今回は生まれついての走り方を変えさせるのではなく、以前のフォームを取り戻すという話でしたからね。チャンピオンヒルズさんを含めた陣営には、やり様によっては比較的短期間で成果が出せる、との見通しがあったのかもしれません。
その上で、良いフォームを自分のものにするためには、やはり実戦での確認が必要になってきます。すでに13-13での登坂が始まり、来週からは半マイル54秒まで上げていくとのことなので、最終試験=実戦復帰もそう遠い話ではなさそうですね。
シュウジデイファーム在厩のキングエルメスは、おもにBTCのダートトラックや屋内坂路でハロン16~20秒ペースのキャンターを消化しています。
◇石川代表のコメント 「まだ多少気負うようなところはありますが、体はほぐれており、進めていく中でも手術箇所に腫れや熱感が出るようなことはありません。ここから少しずつ終いを伸ばしていき、コンスタントに15-15を取り入れていくタイミングを窺っていければと思います」
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シュウジデイファームに移ってから一気にペースが上がり、先週20秒までだったキャンターが今は16秒まで進んでいますね。この調子なら今月中には「コンスタントに15-15」ができる態勢にもっていけるでしょう。
そして、「手術箇所に腫れや熱感が出るようなことはない」とのことなので、完全に患部の心配はなくなりました。あとはマイルカップから逆算して仕上げていくカタチですが、焦点はやはり本番前のひと叩きがあるのかどうか。。キングエルメスも決して簡単な馬ではないですから、レース勘を取り戻す意味でもNZT(又はアーリントンC)に間に合ってくれたらと思います。
ちなみに北海道のドカ雪で、むかわ(鵡川)のエクワインレーシングさんなどは調教中止の日もあったようですが、BTC(浦河)あたりはそれほどでもないんですかね? 何にせよ自然には勝てませんから、馬も人も無理せず安全第一ですねm(_ _)m
大雪、猛吹雪❄️
— 瀬瀬賢 (@masarusese) February 21, 2022
通勤路が吹き溜まり、スタッフからスタックしたと連絡。
マフラー周辺の除雪をし、窓を開けて待機中。
通勤者には自宅待機を指示。
場内に住んでいるスタッフで飼い葉と馬のチェック。
今日の調教は中止。#いのにをだいじに pic.twitter.com/ccq5D6otsZ