吉澤ステーブルEAST在厩のカイザーノヴァは、まずは厩舎周りでの騎乗運動から開始しています。
◇澤担当のコメント 「まだ若干の熱感が残っていますが、ここまでくれば乗りながらでも大丈夫。ひとまず常歩と速歩の手前ぐらいであれば何ら問題はありません。この分であれば、今週末から来週にかけて、コース入りできるのではないでしょうか。厩舎周りで大人しくしていても、馬場に行くと豹変する馬もいますので、引き続き注意しながら進めていきたいと思います」
◇鈴木慎太郎調教師のコメント 「思ったよりも排膿に時間を要したこともあり、どうやら新潟の1週目(豊栄特別)には間に合いそうにありません。現在は問題なく乗り始めていますので、今後の状態を見ながら、改めて目標レースを練り直していければと思います」
-----
6月初めに交突による挫跖の症状が確認され、吉澤EASTに放牧となった時点で、個人的には豊栄特別(7/30新潟)に間に合わない覚悟をしていましたので、まあ、そういうこともあるよね…といった感じです。
すでに乗り始めているように、完治まであと一歩のところまできてるのですから別に慌てる必要はありません。暑さ対策、フォーム改善を含めてしっかりトレーニングを積み、改めて目標レースを定めて頂ければと思います。(北海道行きみたいな話は全く出ていないので、おそらく新潟開催後半戦に出走する流れなのでしょう)
【吉澤ステーブルEAST在厩のカイザーノヴァ:公式HP(2022/6/30更新)より】
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、現在は、おもに周回コースでハロン20秒ペースのキャンター2000mを消化しています。6/30の馬体重は528kgです。
◇伊藤マネージャーのコメント 「この暑さの中でも適度な元気を見せてくれており、立ち上げの感触としては良好ですよ。今週いっぱいは走路での調教に終始し、来週から坂路1本を取り入れていく予定になっています。まずは丁寧に順を追って、ペースアップにつなげていきたいところです」
-----
8歳馬でありながら、何だかんだで暑さの中でも元気を保っているのはありがたいです。今週に入ってからは先週のような猛暑ではなくなりましたし、無理なく来週からの坂路入りにつなげていけそうな雰囲気です。
しかし、坂路入りが始まってしまえば、あとはドンドン調子が上がっていくのが過去の傾向ですからね。今回もそういう流れになった時、果たして次走を9月まで待つことになるのかどうか…。まだ坂路に入ったわけではないので何とも言えないところながら、あと一、二週間もすると、そういう事が気になるタイミングがやって来そうです(^^ゞ
【テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴ:公式HP(2022/7/4更新)より】
2022ジュライカップ(G1)日本馬の近況(7月5日(火曜)):JRA
7月9日(土曜)にイギリスのニューマーケット競馬場で行われるジュライカップ(G1)に出走予定のキングエルメス(牡3歳 栗東・矢作 芳人厩舎)の調教状況および関係者コメントをお知らせします。
◇矢作芳人調教師のコメント 「環境の変化に動じず、3歳馬としては非常に落ち着いていて、感心しています。追い切りに関しては、欲を言うとラストにもう一伸びして欲しかったですが、難しいコースなので仕方ないところもありますし、今日の調教でさらに良くなってくれると思います。日本にいるときと同じくらいの馬体重でレースに臨めそうです。」
◇坂井瑠星騎手のコメント 「馬はすごくフレッシュな状態で順調に来ています。今日はレースと同じジュライコースで追い切りを行いました。しまいの反応はもう少し欲しいところですが、馬も初めてのコースということもありますし、道中の走りや調教パートナーに並びかけていくときの感触は良かったです。素晴らしいレースに乗せていただけるので何とか良い結果を出したいと思っています。応援よろしくお願いします。」
ニューマーケット/R・ヴァリアン厩舎在厩のキングエルメス Photo by JRA
-----
JRAさんに近況を伝えて頂けるなんて、そう頻繁にあることではないですよねぇ。。まあ、本場のG1にチャレンジしたことで、まだ若輩もののキングエルメスを日本代表として扱ってくれている…と解釈しておきます(^^ゞ
それはさて置き、まずは最終追い切りを無事にこなせたのは良かったです。矢作先生、坂井瑠星騎手が声を揃えて「しまいの反応はもう少し欲しいところ」とコメントしていることから、さすがに100%のデキではないのでしょうが、このひと追いでの上昇分を考えれば8~9分程度には仕上がったと思いますし、概ね予定通りの状態で本番に臨めるだろうと思います。
それに、日本にいる時からキングエルメスは調教ですごく動くというタイプではないですからね。あとは良くも悪くも当日のテンション次第。。以前、矢作先生が『飽きっぽいところがあり、常に新しい環境に置いておきたい』みたいなことを仰っていましたが、そのあたりの性格がプラスに作用して、当日を120%の精神状態で迎えられたら最高です。
ちなみに、今のところ現地で雨が降った話は出ていません。もしもこのまま好天が続き、パンパンの良馬場になるようだと人気上位組から回避馬が出る可能性もあるようです(例えばPerfect Power!)。 いや、強敵の回避を頼りに…という話ではなく、時計が速くなるのは日本調教馬にはプラスになるはずですし、そういう運も必要じゃないかと思うわけです。
果たして今のキングエルメスが本馬のスプリント戦でどこまで通用するのか…。もちろん、自信満々とはいかないですが、最後までハラハラドキドキさせて欲しいですし、できれば本場のファンをアッと言わせて欲しいです!m(_ _)m
【英G1ジュライカップ】キングエルメス、決戦の舞台で5Fから併走追い 坂井「凄くフレッシュな状態」:スポニチ Sponichi Annex 英国遠征中でG1ジュライカップ(9日、ニューマーケット芝直線1200メートル)に出走するキングエルメス(牡3=矢作、父ロードカナロア)は5日、決戦の舞台となるニューマーケット競馬場ジュライコースで5Fからロジャー・ヴェリアン厩舎の馬と併せ馬。ラスト1F、強めに追って負荷をかけた。
【ジュライC】キングエルメスG1初制覇へ本番と同じコースで追い切り 矢作師「非常に落ち着いている」 : スポーツ報知 ◆ジュライC・G1(7月9日、英国ニューマーケット競馬場・芝1200m)=追い切り
英国G1のジュライCに出走するキングエルメス(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が現地で追い切りを行った。ニューマーケット競馬場のジュライコースで5ハロンから併せ馬を行い、ラスト1ハロンは強めに仕掛けた。初の海外遠征で初G1制覇を目指す。
【英GⅠジュライカップ】キングエルメス最終追い切りで快走 坂井瑠星「感触は良かったです」:東スポ競馬 現地9日にイギリスのニューマーケット競馬場で行われるG1ジュライカップ(芝1200m)に出走を予定しているキングエルメス(牡3・矢作)は、現地5日に併せ馬で最終追い切りを敢行。芝5ハロンからスタートしてラスト1ハロンを強めに追われた。
KING HERMES #キングエルメス
— The Jockey Club (@TheJockeyClub) July 5, 2022
🔴 + ⚪ = 🤩 pic.twitter.com/nlsWJ7nvxT
Yoshito Yahagi. 👑
— Newmarket Racecourse (@NewmarketRace) July 5, 2022
🏆🏆 @BreedersCup 🇺🇸
🏆 Dubai Turf 🇦🇪
🏆 Cox Plate 🇦🇺
🏆 Hong Kong Cup 🇭🇰
❓ Darley July Cup ❓ #競馬 pic.twitter.com/md2TIokbjE
Jockey Ryusei Sakai on board King Hermes in the parade ring for trainer Yoshito Yahagi 🔴⚪️ pic.twitter.com/dn0KdIERkA
— Newmarket Racecourse (@NewmarketRace) July 5, 2022
Quick spin up the July Course for KING HERMES #キングエルメス 🏇💨
— Newmarket Racecourse (@NewmarketRace) July 5, 2022
Can he win the Darley July Cup, 20 years after AGNES WORLD #アグネスワールド? 🇯🇵 #DarleyJulyCup pic.twitter.com/Zcf3mMciHI