◇荒木助手のコメント 「5~6ハロンのところをしっかりとやりました。最初のぶん、もう少しモタつくケースも想像していましたが、実際の動きは良好。気持ちも乗って、状態もギアも一段上がったかなという感じでした。今週末は一週前追い切りとして、オイシン・マーフィー騎手でまたしっかりとやる予定です。7月27日イギリス・グッドウッド サセックスS(G1・芝8F)に向けて順調にきていますし、期待もしています」
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バスラットレオンはとにかく調子が良さそうですね(^^)
正直、『何とか間に合って良かった感』があったキングエルメスと違い、2週前から「気持ちも乗って状態もギアも一段上がった」感触があるのは心強いですし、週末のO・マーフィー騎手による1週前追い切りでさらに状態は上がるはず。。そう考えると、荒木助手の「期待しています」とのコメントは、きっとリップサービスではないだろうと思えます。
ちなみにサセックスSはムチャクチャ相手が強そうで、絶好調なら勝てるというほど簡単ではないのでしょうが、それでも『今のバスラットレオンなら何かをやってくれるかも』という期待はしています!
そういえば、ALL IN LINEでキングエルメスのライブ中継をやっている時に、(山田さんだったか合田さんだったか忘れましたけれど)サセックスSも中継するとのコメントが出ていましたので、再来週はそのつもりで予定を考えておかなければいけません。週中のイベントについては、油断すると寝落ちの可能性がありますからね(^^ゞ
【メイダン競馬場でのバスラットレオン:公式HP(2022/4/1更新)より】
ロジャー・ヴァリアン厩舎在厩のキングエルメスは、12日まではウォーキングマシンのみ、13日より騎乗を再開しています。
◇荒木助手のコメント 「前走後は獣医師のチェックもクリアし、特に大きなダメージはない様子。さすがにレース翌日は疲れている感じでしたが、今はすっかり元気そのものです。これで8月7日フランス・ドーヴィル モーリスドゲスト賞(G1・芝1300m)に向けて進められますので、まずはひと安心といったところでしょうか。変にイレ込むこともなく、レース前と同じく落ち着いた状態をキープできています」
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本来の力を出し切る前に終わってしまったレースとは言え、慣れない環境下で疲れがドッと出る事があるのかも…と心配をしていたのですが、どうやら素人の取り越し苦労で済んで良かったです。すでに伝えられている通り、最初から本線だったモーリスドゲスト賞には良い状態で向かいたいですし、そのための第一歩は無事に踏み出せた気がします。
しかし、ニューマーケットからの写真を見ると、やっぱり外国で競馬をしたんだなぁ…、外国人さんしかいないもんなぁ…と、わけわからん当たり前の感想が湧いてきます。何と言いますか、きちんと管理、隔離された日本のパドックや馬道とは違った雰囲気がありますし、もしかしたらこれが競馬の歴史、競馬文化の違いなのかもしれません。
とにかく初の海外競馬では自身初の二桁着順に終わっていますので、次走ではきっちり巻き返して強い姿も見せておきたいところです。その点、気持ちが落ち着いているのはとても良いことですし、改めて期待したいと思います!
【2022/7/9英ニューマーケット ジュライカップ(G1/芝6F)でのキングエルメス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のヴィジャーヤは、おもにフェルトダート周回コースで軽いキャンター1000m、ウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。7/8の馬体重は459kgです。
◇畠山厩舎長のコメント 「こちら到着後の数日間は背腰に競馬の疲れが残っており、飼葉喰いもジリジリといった感じでしたが、どちらも日増しに良化を示してくれましたので、週明けから徐々に乗り始めているところです。今後もしっかりとケアしつつ、乗り込んでいきたいと思います」
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先週金曜日にチャンピオンヒルズに移動、週明けから早速乗り出したところを見ると、レースの疲れそのものは大したことがなかったようで…。6/11から7/3までという僅かな期間に3戦を消化したことを考えると、もっと疲れていてもおかしくないのですが、もしかしたら、気性難由来の『全力(本気)を出し切っていない傾向』があるのかもしれません(^^;)
いや、それほど疲れていないのは現時点では良いことなので、もう一度チャンピオンヒルズでしっかりトレーニングを積み、次回のチャンスまでに少しでも成長しておかなければいけません。
先週の近況では奥村先生から「馬具も色々と試していますが本質的な改善には至らず、気性の矯正につながってくれないのが苦しいところです。今後、精神面の成長が見られると良いのですが…」と、だいぶ弱気なコメントも出ていましたので、プライムラインのように『暑いのは嫌いだから夏休み』などと言ってる暇はありません!
【2022/7/3小倉12R 3歳以上1勝C(ダ1700m)でのヴィジャーヤ:公式HPより】
セントアイヴスは、13日、いったんNSRへ放牧に出ています。
◇中舘調教師のコメント 「ゲート合格までに時間を要したことですし、その間の気温や蒸し暑さもあって、馬が少々夏負け気味の様子。それにまだ若馬の緩さがあり、体力ももっと付けていきたい状況ですからね。ゲート試験には受かりましたので、ここは無理せず一旦放牧に出し、秋競馬でのデビューに備えたいと考えます」
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先週金曜にゲート試験に合格、その直後の近況で中舘先生が「フラットコースでの走りも見ておきたいので、来週一度追い切るなど色々と経験させた上で秋競馬に備えようか」とコメントされていましたので、13日か14日にサラッと追い切りをやるのかな?と思っていたところ、結局、そこまではやらずに放牧となりました。
結果的に追い切りでの動きを確認できなかったのは残念ですが、「馬が少々夏負け気味」では無理をさせない判断も致し方なく、そのあたりは臨機応変にやっていくしかないですからね。
このあとはKSトレーニングセンター内NSRで調教を積み、うまく夏を乗り切って秋デビューをめざす事になります。しばらくは『夏負け対策』を優先することになるのでしょうが、まだまだ基礎体力の向上と成長促進が必要のようですし、トレセンでの追い切り、そしてレースに耐えられるよう勉強を重ね、走りの精度を向上させて欲しいと思います。
ちなみにNSRがあるKSトレーニングセンターは1999年に開業した美浦近郊では有名(?)な施設で、630mの坂路、800mと300mのダート周回コース、角馬場、丸馬場などが揃っています。古くは二ノ宮調教師のドリームファームでお馴染みでしたから、ちょっと懐かしい当時の記事を貼りつけておきます。
『Bijoux Miss'14&二ノ宮調教師イベント』 参加報告(1): とりあえず一口馬主の楽しいこと