シュウジデイファーム在厩のテラステラは、現在は、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で3F40秒程度で乗り込まれています。6月下旬の馬体重は483kgです。
◇石川代表のコメント 「再びピッチを上げており、今週は坂路の2本目に40秒程度。楽に対応してくれますが、ソエでひと息入れていましたからね。あらためて速めの本数を重ねていければと思います。普段は大人しいですが、敏感な一面もありますので、乗り始めは特に気を付けています」
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ソエでひと息入れたにもかかわらず、アッという間に3F40秒までペースを戻すことができています。これはアレですよね、石川代表は「あらためて速めの本数を重ねていければ」と仰っていますが、もともとの基礎体力やスピード能力が高いからこそできる芸当ではないでしょうか。(あくまで出資者目線の希望的観測(^^ゞ)
それから、今回更新された写真を一ヶ月前のものと比べると、馬体重の変化(475→483)以上にメリハリが出てきた印象ですし、全体的に大人っぽくなってきたように感じます。こういう変化を見てしまうと、ソエの兆候がキッカケだったとは言え、少し休みを挟んだのが却って良かったのでは?と思えてきます。
今後の方針については、まだ言及がありませんでしたが、このまま順調に行くなら8月札幌デビューの可能性は充分にあると思います。もちろん、北海道デビューに拘るつもりはないのですが、母ステラリード、そしてカイザーノヴァやキングエルメスのことを考えると、この一族は洋芝大好き一家な可能性がありますからね!
【シュウジデイファーム在厩のテラステラ:公式HP(2022/7/8更新)より】
【シュウジデイファーム在厩のテラステラ:公式HP(2022/6/10更新)より】
吉澤ステーブル在厩のカグヤは、引き続き、おもにBTCの屋内坂路や芝コースを併用し、ハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1回、ハロン13~15秒ペースで乗り込まれています。
◇鷲尾マネージャーのコメント 「この中間は雨が続き、坂路2本乗りのメニューに切り替える日も多くありましたが、調教量に関しては変わりなく、適度なスピード負荷を与えることで成長を促しています。前肢がよく前方に出る軽い走りで、ストライドは大きめ。加えてトモの力を推進につかえるようになってきたのも良いですね」
◇池江調教師のコメント 「先月末、牧場へ確認に行ってきました。体が大きくなってきており、今で448kg。さらにひと回り大きくして450~60kg台にのせたいですね。引き続きじっくりと乗り込んでもらい、今夏の暑さが和らいできた頃にトレセンに迎え入れたいと思っています。楽しみな馬ですよ」
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ハロン13~15秒の速めを継続することで、「トモの力を推進力に使えるようになる」など、その成果が着実に表れてきているようです。課題の馬体重に関しては、もう、育成場レベルで大きく減ることはないでしょうから、あくまで『欲を言えば』の話だと考えておきます。(池江先生はイイ意味で欲深いので、『育成場で460kg台』が希望でしょうけれど)
あ、そう言えば、カグヤに関して池江先生がコメントをするのはこれが初めてかもしれません。吉澤ステーブルに移動してからはずっと鷲尾マネージャーからのレポートでしたし、その前はパカパカ厚賀の山田さんが全面的に担当してくれていましたからね。いや、だから何だというワケではないですが、かなり調教が進んできたこの段階で、池江先生自らが『夏は北海道で過ごして秋口にトレセン入厩』と、方針を明確にしてくれたのはありがたいです。
それから最後に「楽しみな馬ですよ」と付け加えて頂けたのが地味に嬉しい…(^^ゞ そんなのリップサービスでしょ!と思えなくもないものの、募集中でも何でもないこのタイミングで、楽しみが全くない馬にわざわざそんなことは言わないでしょうし、少なくとも、それなりの期待感を持ってくれているのでは…という気がしています(^^ゞ
【吉澤ステーブル在厩のカグヤ:公式HP(2022/7/1更新)より】
【ジュライC】キングエルメスは12番 条件、カイ食い良好 矢作師「挑戦者」:デイリースポーツ online
「ジュライC・英G1」(9日、ニューマーケット)
枠順が確定し、坂井とのコンビで臨むキングエルメス(牡3歳、栗東・矢作)は14頭立ての12番(ゲート番6番)に決まった。
矢作師は「いいところになったと思います。気象条件や馬場状態が日本の馬に向いた状態でレースに臨めそうな点も良かった。馬は元気でカイ食いも良好。これでどこまでやれるか。まだ3歳なので挑戦者の気持ちです。応援よろしくお願いいたします」と意気込みを語った。なお、日本国内での馬券発売は行われない。
【英G1ジュライカップ】キングエルメスが前日調整 矢作調教師「初めて経験する58キロの斤量さえこなしてくれれば」:東スポ競馬
現地時間9日にニューマーケット競馬場で行われる英G1ジュライC(芝直1200メートル)に参戦するキングエルメス(牡3・矢作)が8日、前日追いを行った。レースでも手綱を取る坂井瑠星を背にウォーレンヒルを駆け上がり、軽快な動きを見せた。
坂井は「前日としては良い状態できたと思います。レースが楽しみです」と語れば、見守った矢作調教師も「相手との力関係も難しいし、初めてのコースなので分からない面がたくさんありますが、馬自身の仕上がりに関しては良い状態です。距離に関しても問題ないと思うので、初めて経験する58キロの斤量さえこなしてくれれば力は出せると思います」とデキの良さを強調したうえで、斤量を課題に挙げた。
なお、レースは14頭立ての6番枠となった。
軽快な動きを見せたキングエルメス(平松さとし氏提供)Photo by 東スポ
【英G1ジュライカップ】キングエルメス6番ゲート 矢作師「いい枠、挑戦者の気持ち」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
2022ジュライカップ(G1)の出馬表が確定 JRA 070801.pdf (jra.go.jp)
個人的には勝手に前夜祭をやったつもりなのですが、昨夜はすっかり飲みすぎてしまいました。でも、そんな事情に関係なく、本日深夜(日本時間7/10 0時25分)にジュライカップが発走となります。
矢作先生、坂井瑠星騎手によれば、キングエルメスは前日の調整を順調に終え、まずまず良い状態でレースを迎えることができそうです。また、天候、馬場状態に恵まれたことは非常に大きく、何となく運が向いてきたような気もします。
パーフェクトパワー、アルトーリアス、クリエイティブフォース、ネイヴァルクラウンといった強豪たちにキングエルメスがどう立ち向かうのか…。レースプランとしては、はおそらく先行して(逃げる可能性も!)粘るかたちをめざすでしょうから、まずはゲートをビシッと決めて、前半戦で貯金を蓄えたいところです。
あとはもうゲートを出てみないと、やってみないと分からないことだらけです。勝ち負け着順はさて置いて、日本代表らしいスピードを見せて欲しいと思います!