シュウジデイファーム在厩のトリフィスは、現在は、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で3F39秒台を上限として乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「あまり攻めてばかりでも良くありませんので、先週は少し軽目に落とし、今週は併せ馬でしっかりと。どちらかと言えばピッチ走法で、進めていくにつれて着々と動けるようになってきていますよ。きょうだいの中にはこの時期、気性面で子供っぽさが目立つ馬もいましたが、本馬はそこまでではありません」
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引き続き3F39秒の速めを含めて順調に乗り込まれていますね。「進めていくにつれて着々と動けるようになってきている」と、石川代表のコメントも前向きですし、5月の遅生まれ、小さな牝馬にしては立派なものだと思います。
ただ、デビューを意識するにはここからもう一段ペースを上げる必要がありますので、そのタイミングがいつになるのか…。場合によってはシュウジデイではこれ以上やらず、ペースアップはトレセン近郊に移動してから…という作戦もあるでしょうし、その判断は仕上り具合と成長度の兼ね合いを見極めてからになりそうです。
そうなると、必然的にデビュー時期は秋以降になるわけですが、22日にテラステラが電撃入厩したことを考えると、本馬についても月末月初に何らかの動きがないとも言い切れません。。いや、いずれにせよ今は日々のトレーニングを積み重ね、飼葉をよく食べ、健康に過ごすことが第一ですからね。そういう真面目な生活を続けていれば、放っておいてもそのうちに、矢作先生から『そろそろ行くぞ!』のお声がかかることでしょう。
【シュウジデイファーム在厩のトリフィス:公式HP(2022/7/8更新)より】
シュウジデイファーム在厩のメリタテスは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で3F40秒前後を上限として乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「今週は1本目に17-15、2本目に39秒台で登坂。行儀の悪い馬ではないですし、このペースでも動いてくれていますが、サイズ面でもっと成長を促してあげたいところもありますからね。今は攻めるばかりではなく、適度に抜いてあげることも必要かと考えます。飼葉喰いに問題はありません」
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やはり石川代表は『走りは問題ないが、もっとボリュームが出て欲しい…』との思いが強そうです。確かに、育成場での3F39秒とトレセンでの追い切りは別もので、一般的には入厩後10kg、20kg減るのも珍しくないですからね。
ただ、見かけの増えたり減ったりを気にし過ぎるのも良くないですから、微妙なさじ加減はシュウジデイの皆さんにお任せするとして、私としては、『涼しくなる秋口に北海道から栗東近郊へ移動、秋後半から冬にかけてデビューできれば…』ぐらいのスケジュール感で気長に待ってあげたいと思います。(夏デビューはテラステラにお任せ?m(_ _)m)
多少楽観的に考えれば、トレーニングをしっかり継続しながら飼葉も問題なく食べているわけですから、たとえ思ったより小さいサイズにまとまったとしても、それがダメってわけじゃないと思いますので(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のメリタテス:公式HP(2022/7/8更新)より】
シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴは、現在は、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で15-15程度を乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「改めて今週から坂路にてペースアップ。まずは週1回の15-15から始め、徐々にピッチや頻度を上げていく予定になっています。一定期間、長めの距離をじっくりと乗ったうえで仕切り直しとなった今回。まずはこれから進めていく中での感触をうかがっていきましょう」
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ボンドオブラヴも3月後半から4月にかけて15-15をやり始めましたが、(他の矢作厩舎シュウジデイファーム組と違って)3F42~43秒程度の速めでも思ったように動いてくれず、5月後半からは速めを控え、基礎体力向上と成長促進中心のメニューに終始していましたからね。約2ヶ月の間に心身に成長があったかどうか、今後の動向に注目したいと思います。
気性面の難しさや晩成傾向があるのはハイアーラヴ産駒の共通項ながら、育成場でのトレーニングにおいては兄姉たちも問題なく動けていた点が心配ではありますが、逆に言えば、そういう難しさをシュウジデイファームの皆さんが分かっているのは心強いところ。。『真面目に走る気なんて1ミリもない…』と捻くれてしまった馬はどうしようもないと思いますが、さすがにそんなことにはならないと信じています。
いやホント、クレッシェンドラヴは元気とは言えもう8歳ですし、何とか本馬にその後を受け継いで欲しいと願っていますので、そろそろ本気で走ってくれないと困るんですよねぇ(^^;)
【シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴ:公式HP(2022/7/8更新)より】
ロジャー・ヴァリアン厩舎在厩のバスラットレオンは、水曜日は15-15程度、21日はウォーキングマシン調整とし、23日の最終追い切りに備えています。
◇荒木助手のコメント 「雨の予報はありませんので、最終追いはウォーレンヒルで行うかもしれません。ここのところの熱波については、月曜、火曜と異常に暑かったものの、水曜は30℃までで済みましたし、21日はむしろ涼しいくらいで元の良い環境に戻りました。来週のレースまでこのまま涼しい予報ですので、もう暑さに悩まされることはないでしょう。雨も降らず、良馬場での競馬となりそうです」
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バスラットレオンについては、一週前の時点で「申し分ない動き」ができたように、状態面に不安は一切ありません。23日も最終追い切りは調整程度になるでしょうが、きっと過去最高のデキでレースに臨んでくれると思います。
矢作先生は「ドバイでは逃げられると思ったので自信があった、今回は相手がだいぶ強くなるので…」と仰っていますが、『逃げられる』という点ではおそらくサセックスSも同じでしょうし、相手強化の分をバスラットレオンの成長と状態の良さでカバーできれば、Baaeed以下を慌てさせる場面があってもおかしくないでしょう!
The Japanese 🇯🇵 are no strangers to success at the #QatarGoodwoodFestival & this year, Yoshito Yahagi bids to enhance the nation's record at Goodwood as he runs Bathrat Leon in the Qatar Sussex Stakes (G1) 🏇🏼 #バスラットレオン #ディアドラ #JRA @JRA_WorldRacing pic.twitter.com/9sLYuDkPhw
— JSC Communications (@JSCComms) July 22, 2022
サセックスSは予備登録時点で9頭立てになりました。Frankelが連覇を果たした2012年が(ラビット含めて)4頭立てだったことを考えれば、9頭が特別に少ないわけではなく、考えようによってはいくらBaaeedが強くても、さすがにFrankelほど他陣営が諦めていない…という話なのかもしれません。(当然、ウチもビビるつもりなど1ミリもナシ( ・`ー・')キリッ)
ちなみにbet365さんのオッズによれば、Baaeed、Coroebusの2強対決にAlcohol Free、Order Of Australiaが続き、Bathrat Leonなどは『その他穴馬扱い』になっていますが、日本とドバイでG2を勝っただけの実績ではそれも致し方なしか。。
いや、外国馬の戦前評価が難しいことは充分に理解できますし、実際、ドバイでのバスラットレオンは『なんじゃそりゃ!なめ過ぎじゃね!?的な低評価』を覆して勝っていますから、今回も是非ともその再現を狙っていきたいです!
Baaeed and Coroebus are on course to clash in next Wednesday’s Sussex Stakes at Goodwood after nine were confirmed for the Group 1 🤩
— Racing Post (@RacingPost) July 21, 2022
▪ Baaeed
▪ Bathrat Leon
▪ Chindit
▪ Order Of Australia
▪ Alcohol Free
▪ Sacred
▪ Angel Bleu
▪ Coroebus
▪ Modern Games pic.twitter.com/FW5JNsGKUe
🏇 Qatar Sussex Stakes:
— bet365 (@bet365) July 21, 2022
Baaeed - 4/11
Coroebus - 11/4
Order Of Australia - 12/1
Alcohol Free - 14/1
Modern Games - 33/1
Bathrat Leon - 40/1
Latest odds on site.
2022サセックスステークス(G1)にバスラットレオンが予備登録:JRA
「ALL IN LINE!2022サセックスステークス中継」について:中央競馬を見るならグリーンチャンネル
ロジャー・ヴァリアン厩舎在厩のキングエルメスは、21日、坂路で速めを消化しています。
◇荒木助手のコメント 「こちらに来た当初は坂路を上がるのに苦労して戸惑っているようにも見えましたが、今回は動き、感触ともに良く、最後まで駆け抜けてくれました。この分であれば、前走を使った上積みがありそうですね。月曜、火曜と異常に暑かったものの、水曜は30℃までで済みましたし、昨日はむしろ涼しかったくらい。ここから来週火曜日にそれなりの負荷をかけることにより、いい流れで次走につなげていけるのではないでしょうか。体調も良く、特に気になるところはありません」
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21日の近況更新で心配された英国の歴史的熱波は、すでに水曜日頃から落ち着いていて、どうやら(現地の予報によれば)仏国へ出発するまでにぶり返すようなことはなさそうです。良かった良かった…
だからというワケではないでしょうが、キングエルメスの追い切りでの動きがジュライカップ前より良くなったとのことで、荒木助手も「前走を使った上積みがありそうです」と、非常に前向きなコメントをしてくれました。そう言えば、確かに前走前は矢作先生からも「ラストにもうひと伸びが欲しかった」というコメントが出ていましたからね。
暑さが収まり体調が良く、前走の上積みがあって追い切りの動きも良化、距離が1200mから1300mに延び、起伏のあるニューマーケットから平坦なドーヴィルへとなると、今のところキングエルメスには前走からのプラス要素しかありません。正直、バスラットレオンに比べて心配なところがあったのですが、これなら前走11着からの巻き返しが期待できそうです。
考えてみれば、革製品で有名な『エルメス(Hermès)』はパリの馬具工房が発祥ですから、キングエルメスのモーリスドゲスト賞出走は故郷に錦を飾るようなもの。。ややこじ付けではあるものの、フランスでの本領発揮こそが、馬名決定時から約束されていた流れなのかもしれません(^^ゞ
【2022/7/9英ニューマーケット ジュライカップ(G1/芝6F)でのキングエルメス:公式HPより】