テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、今週から坂路2本乗りに移行しています。7/13測定の馬体重は529kgです。
◇伊藤マネージャーのコメント 「ペースは変わらず、ハロン17~20秒くらいで登坂。先週末に来場した調教師も『ずいぶんと毛づやが良くなりましたね』と言ってくれましたし、特に気になるところもなく具合はイイですよ。この調子で『調教のピッチを上げていきながら、今後を考えていく』ことになるかと思います」
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先週は1本だった坂路が2本に増え、それに連れて状態面も少しずつ上がってきているようです。
そのあたり、林先生も先週末に状態を直接確認しておられるようなので、『調教のピッチを上げていきながら今後を考えていく』と仰りつつも、すでに大体の腹は固まりつつあるような気がします。
と、私が先走っても1ミリも役に立ちませんが、やはり、クレッシェンドラヴの元気な姿を見ると安心しますからね。この暑さの中でも元気を回復してくれるのですから、秋にはきっと格好の良いところが見られると思います(^^)
NSR在厩のセントアイヴスは、先週一杯は楽をさせ、今週よりおもにダート周回コースでハロン20秒ペースのキャンター2000m前後を消化しています。
◇佐々木代表のコメント 「こちらに来た直後は馬房内でもシュンとした感じでお疲れ気味の様子でしたので、回復を待ってからコース入りを開始。坂路も併用して乗り出しています。馬格があって将来性を感じさせる馬ですが、現時点ではまだ全体的に幼い印象がありますね。これからさらに体力をつけて、いい意味で馬が枯れてくればと思っています」
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トレセン在厩時の中舘先生コメント(若くて緩い)に加え、NSRの佐々木代表からも、「将来性を感じさせるが現時点ではまだ全体的に幼い印象」と言われてしまいましたので、まあ、それはそういう事なのでしょう(^^;)
ただ、馬格や性格に大きな問題はないタイプですから、トレーニングを積むことでの『体力向上』と時間経過による『成長』がうまくかみ合えば、秋にはそれなりに期待できる状態でデビュー戦が迎えられるのではないでしょうか。(今年は特に暑いので、夏バテに気をつけながらトレーニング継続、というのがポイントになりそうですけれど)
いずれにしても、出だしで大きく躓くと何となく心配になりますし、馬だって大敗するのはあまり気分が良くないでしょうから、あまり焦らずに、しっかり準備をしてからデビュー戦を考える…で良いと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のヴィジャーヤは、おもにフェルトダート周回コースで軽いキャンター1000m、ウッドチップ坂路でハロン16~18秒ペース、フェルトダート坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇畠山厩舎長のコメント 「飼葉喰いが戻ってきたこともあり、馬体重は467kgまで増加。それに伴い、馬に活気が出てきましたね。背腰の疲れも和らぎ始め、動きがスムーズになりつつある状況です。乗り出し時は少しピリピリしていたものの、今はリラックスして登坂できていますよ」
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先週からさらに疲れが取れて馬体が10kg近く増えましたし、どうやら心身両面で元気が出てきたようです。
今回のようなコメントを見ていると、とても気性難の馬には思えないのですが、ヴィジャーヤの場合は表面的なことだけでなく、『本来の実力をうまく出せない系』の気性難なので、正直、あまりタチがよろしくありません。。そのあたりは年齢とともに、実戦経験を積む中で解消して欲しいのですが、そのためにも出来るだけたくさんのチャンスが欲しいですからね。
もちろん夏場に無理をする必要はないですが、クレッシェンドラヴやパンサラッサのようなオープン馬とは立場が違うわけですから、むしろ、オープン馬が休んでいるこの時季にこそ頑張って欲しい…と思ったりしています(^^ゞ
【2022/7/3小倉12R 3歳以上1勝C(ダ1700m)でのヴィジャーヤ:公式HPより】
『【バスラットレオン】一週前はO.マーフィ騎手で終い一杯に追う!』に、一週前追い切りが無事に行われてことを載せましたが、Asian Racing Reportさんが追い切り後のO.マーフィー騎手の様子を伝えてくれました。
"The way he moves he could be in any discipline and he’s obviously taken to international travel well." @oismurphy gave the thumbs up after riding Japan’s Sussex Stakes raider Bathrat Leon in trackwork. #バスラットレオン https://t.co/9MSu431qXq
— Asian Racing Report (@AsianRacingRep) July 19, 2022
Bathrat Leon is ready to face Goodwood challenges – Asian Racing Report
Oisin Murphy gave the thumbs up after riding Japan’s Sussex Stakes raider in trackwork as Team Yahagi prepares for a Deauville relocation.
いろいろと英語で書いてありますが、O.マーフィー騎手がサムアップ、要するに親指を立てる例のポーズをしたわけですから、間違いなく良い感触で追い切りを終えたということでしょう。
Asian Racing Reportの記事を読んでみると、バスラットレオンがとても良い状態にあること(荒木助手)、サセックスSのポイントはグッドウッドの起伏に上手く対応できるかどうかであること、O.マーフィー騎手が追い切りで『バスラットレオンなら起伏も大丈夫』という感触をつかんだこと、O.マーフィー騎手と坂井瑠星騎手がグッドウッドのコースを一緒に歩いてみること、Baeedなど相手は強いが楽しみであること、などなどが書いてありました。
内容はそれぞれ確認頂くとして、週末の最終追い切り、そして本番へ向けた準備が滞りなく進み、バスラットレオンの調子が上がっている様子が伝わってきますし、陣営の気合いがヒシヒシと感じられて心強いです。
ちょうど一週間後の27日 23時から、例によってグリーンチャンネル『ALL IN LINE!』でサセックスSの模様が中継(無料放送)されますので、私もバスラットレオンに負けないように調子を上げていきたいと思います!