美浦トレセン在厩のクレッシェンドラヴは、今週もウッドを併せ馬で追い切られています。
- 22.09.07 助 手 美南W稍 5F 68.5-52.7-37.7-11.8(9) G前仕掛け
ソングライン(古オープン)馬ナリの外0.6秒先行0.1秒遅れ
- 22.08.31 助 手 美南W重 6F 83.6-67.8-53.0-37.8-11.9(9) 一杯に追う
ソングライン(古オープン)末強めの外0.6秒先行0.4秒遅れ
◇林調教師のコメント 「一番良かった頃に比べるとまだまだですが、感触としては今春の2戦もこれくらいでしたからね。先週よりは良かったですし、段々と素軽くなってきているとは思います。馬体的には肌ツヤは良いものの、筋肉のメリハリや迫力といった点では少しずつ年齢面が出始めているのかなと。よって調教法にも色々と変化を与えながらになりますし、鍛えるというよりはコンディション維持も必要になってくるかと思いますので、今は長いスパンで見ていくのではなく、その時々で考えていった方がよいでしょう。獣医師とも相談をしつつ、9月25日(日)中山11R オールカマー(G2・芝2200m)に向けて調整を進めていきます」
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2週続けてソングラインの先導役を務めましたが、先週、今週と追い切りでの動きは全然悪くないと思います。林先生も「感触としては今春の2戦もこれくらい」と仰っているように、7歳になったあたりから、追い切りではそれほど目一杯に動かなくなっていますし、今週出走のソングラインに対してこちらのレースは再来週ですからね。
いつものルーティンであれば、来週の一週前追い切りに内田騎手が乗って負荷をかけ、出走当週は助手さんが微調整をすることになるだろうと思います。林先生の「その時々で考えていった方がよい」との言葉は、予定がどうであれ良い状態でなければ走らせない…との宣言でしょうから、まずは、いつものルーティンがしっかりこなせるかどうかに注目したいと思います。
栗東トレセン在厩のヴィジャーヤは、7、8日とCウッドを普通キャンターで調整されています。
◇奥村豊調教師のコメント 「前回の入厩時よりは馬房内、調教時ともに馬が落ち着いている様子。手探りだったこの前とは違い、人も馬もひとつのルーティンが出来上がったように感じます。9日より追い切りを開始し、今週末が締め切りの9月21日(水)園田 芦屋川特別(ダ1400m)から申し込みを行っていく予定です」
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追い切りは9日からなので、走りについてはこれからですが、日常の様子については前回のトレセン在厩時とはひと味違う落ち着きぶりで、奥村先生も何となくの手応えを感じておられるようです。
まあ、そうは言ってもヴィジャーヤのことなので、油断ならない状況に変わりはないワケですが、チャンピオンヒルズ在厩時からずっと流れは悪くないですし、今度こそ何とかなるんじゃないかと期待をしています。(考え甘いかな(^^;))
『流れ』という意味では、9/21園田の芦屋川特別に出走が叶うかどうかもポイントです。園田の1400mは地方在籍時に勝利を挙げ、中央再登録の権利を勝ち取った舞台ですし、出られれば好結果が望めるかもしれません。
最終的には中央場所での好走を期待したいのですが、良い着順をとっていくことも『流れ』を作ることにつながるでしょうし、まずは次走で『その気になれば俺だって…』というところを(奥村先生に)見せて欲しいと思います!
【2022/6/19阪神7R 3歳以上1勝C(芝1600m)でのヴィジャーヤ:公式HPより】
美浦トレセン在厩のカイザーノヴァは、まずは運動のみでレース後の様子を窺っています。9/7の馬体重は470kgです。
◇鈴木慎調教師のコメント 「先週の競馬では今まで教えたことを発揮させるためテンに無理をさせず、終いに重点を置いたレースとなりました。休み明けの分、伸び切ることはできませんでしたが、一度使った次で変わってくれればと思います。課題の走り方については、ゆったりと走れている前半はだいぶ良くなっていますからね。あとは後半の仕掛けどころにどうつなげていくかだと考えています」
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先週の飯豊特別は9着でしたが、『前半を折り合って末脚を伸ばすスタイルがだいぶ身についてきた』との評価がもらえましたし、急仕上げだったことを考えれば、『上々の内容だった』という気もしてきます。また、すでに馬体が470kgまで戻っていますので、叩いた上積みにも期待したいところ。。木更津特別(9/25中山)ではさらに前向きな応援をしたいと思います。(勝手に木更津特別だと思っていますが、多分、そうですよね(^^ゞ)
カイザーノヴは骨折休養明けの3歳秋以降は全く結果が出せていないわけですが、考えようによっては失うものがない状況とも言えるわけで、腹を括って今まで取り組んできた自分のスタイルを貫きつつ、展開ハマりを待つ作戦もありなんですよね。言い方はアレですが、絶対に勝てみたいなプレッシャーはないはずですし、ブレずにチャレンジを続けて頂ければと思います。
【2022/9/4新潟9R 飯豊特別(2勝C/芝1400m)でのカイザーノヴァ:公式HPより】