キングエルメスは、1月7日中山11R ニューイヤーS(L・芝1600m)に内田博幸騎手で出走します。
- 23.01.04 助 手 栗東CW良 7F 98.4-82.0-67.2-53.5-38.8-12.0(7) 強めに追う
- 22.12.31 助 手 栗東CW良 6F 89.1-74.0-58.6-42.7-14.0(5) 馬ナリ余力
- 22.12.28 助 手 栗東CW良 6F 83.3-67.7-53.4-38.8-11.7(8) 強めに追う
- 22.12.23 助 手 栗東CW稍 7F 98.5-82.3-67.4-52.6-37.8-12.4(8) G前仕掛け
◇矢作調教師のコメント 「本馬の場合、坂路調教だと背腰に負担がかかりすぎるようですので、年末年始はずっとCウッドでの調整。4日の追い切りは動き、時計ともに悪くなかったですよ。テンションもこの馬なりに落ち着いていますし、何より前走後も問題なく調教を積むことができていますからね。結局、京都金杯には登録せず、ニューイヤーSへ。初めての中山マイルとなりますが、海外も経験して輸送は苦にしないと思いますし、阪神のアーリントンCでの走りを見れば坂も問題ないと考えています。前走はもっとやれてもよかったのではというのが正直なところですが、それほど負けてはいなかったですし、今回も(重賞ではなく)オープン特別。もう少しやれてもおかしくないと思っています」
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キングエルメスのニューイヤーS出走が確定しました。矢作先生が仰る通り、阪神カップ除外以降はCウッド全振りで追い切りを重ね、入念に調整されてきましたので、ここは何としても結果を出したい一戦です。(以前から、何となく坂路で時計が出にくいタイプだと思っていましたので、この調整方法がハマってくれたらありがたい…)
中山マイルが初めてであること、1600mが微妙に長い可能性など、心配事がないとは言いませんが、矢作先生の「今回も(重賞ではなく)オープン特別。もう少しやれてもおかしくない」との言葉には、このレベルならゴチャゴチャ言わずに勝ってこい!との意気込み(?)が感じられますし、実際、私にもここなら力量上位のハズ…という思いがありますからね。
まあ、そうは言ってもリステッドともなると、さすがに簡単に勝てたりはしないわけで、良い状態でキングエルメスらしい競馬をすることはもちろん、できることなら枠順などの運にも恵まれたいところです(^^ゞ
**2023/1/7中山11R ニューイヤーS(L/芝1600m)出走馬**
【2022/11/26東京 キャピタルS(L/芝1600m)でのキングエルメス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、現在はおもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「こちらに来た当初はコトコトした歩様で、走るフォームもダラッと伸びてしまう感じでしたが、インディバをやりながら硬さは取れてきた様子。まだ良い時に比べるとトモの踏み込みが浅めではあるものの、走り方も徐々に詰まったものになりつつありますので、回復に向かっているのは確かです。きのう来場した調教師も『だいぶ硬さが取れてきた』とひと安心。『これ以上ガタッとくる感じはなさそうですから、引き続き状態を確認しつつ調整を進めていく』ことになりました」
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前走(12/18御影S)後は12/23にチャンピオンヒルズに放牧に出ていますが、ここに来てようやく回復が進み、『だいぶ硬さが取れてきた、これ以上ガタッとくる感じはなさそう』という状態まで戻ってきたようです。
本馬については『暑くなるとレースに使えない』縛りがありますので、このタイミングで回復に手間取るようだと単純に時間がもったいないですし、前走が口惜しい負け方だっただけに、なるべく早くリベンジチャンスをあげたいですからね。。最終的には馬優先の判断になるのでしょうが、できれば播磨S(2/18阪神)に間に合うように戻ってきて欲しいです。
【2022/12/18阪神12R 御影S(3勝C/ダ1400m)でのプライムライン:公式HPより】
◇小泉厩舎長のコメント 「半マイル58~60秒を取り入れてからも球節の状態が悪くなるようなことはなく、歩様も問題なし。このまま徐々に進めていきたいですね。当初に比べれば落ち着き始めているとはいえ、まだカリカリしやすかったり、飼葉喰いが細かったりと、いかにも若い牝馬という感じですので、ここからさらに大人になって欲しいところです。何ごとにもリラックスして臨めるようになってくれればと思います」
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まだ球節の状況を見極めながらなのでしょうが、12月後半に始まった15-15を継続できているのは何よりです。
小泉厩舎長は「まだカリカリしやすかったり、飼葉喰いが細かったり」と心配な点を挙げてくれましたが、私の勝手な目論見では、この療養・休養期間に心身が成長し、そういった心配事が減ってくれることだったので…。
まあ、そういう部分は得てして計算通りにいかないものですが、いずれにせよ復帰までにはまだ時間が掛かりそうですし、地道なトレーニングの継続とともに、少しでもたくさん飼い葉を食べて馬体のボリュームアップを実現して欲しいです。
【チャンピオンヒルズ在厩のメリタテス:公式HP(2022/12/23更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のカグヤは、現在は、角馬場でのフラットワークを中心に調整されています。
◇元野副厩舎長のコメント 「暴れるようなことはしませんが、少々緊張しやすいところがあるようで、神経質な一面が窺えますね。それなりに飼葉を食べてくれているものの、身体のラインは細め。もっと筋肉をつけていきたい感じでしょうか。歩様などは良い馬ですから、もう少しフラットワークを続けて心身をほぐしつつ、次のステップへ移行していければと思います」
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昨年の12/26にチャンピオンヒルズに放牧され、その後は疲労取り、馬体回復中心で過ごしているようです。
デビュー戦は逃げて6着、スピードが足りているところは見せてくれたものの、直線で他馬に来られると、それを気にして怯むような面があり、全体的な成長が必要と感じさせる内容だったのも確かです。
ただ、そういう部分はトレーニングだけで克服できないでしょうから、トレーニングと実戦、そして成長促進を並行して進めなければいけないという、実際には非常に難しいオペレーションをお願いすることになります。
今のところ次走がいつになるかは全く分かりませんが、とにかく次に出てくる時には一段パワーアップした馬体を見せて欲しいですし、多少間隔があいたとしても、少しでも実戦慣れした走りをして欲しいと思いますm(_ _)m
【2022/12/18中京5R 2歳新馬(芝1400m)でのカグヤ:公式HPより】
中山3R 3歳新馬(ダ1800m)で6着となったセントアイヴスの関係者コメントです。
◇吉田豊騎手のコメント 「不利がなかったとは言いませんが、とりあえず力は見せてくれたと思います。次が楽しみになりました」
◇中舘調教師のコメント 「初戦としてはまずまず良い競馬ができました。この感じであれば今後が楽しみです。落馬のあおりが少しあったものの、あそこで馬群がバラけたこともあり、最後の脚を使うことができましたよね。正直なところもう少し肉を落としたかったのですが、寒い日が続いていましたので、これ以上無理はさせませんでした。ひとまず上がりに大きな問題はありません」
◆クラブのコメント 「ゲートをソロッと出る形になり、道中は馬群の内目で砂を被りながらの追走。エンジンがかかり始めた勝負所でややゴチャついたものの、前が開いてからは人馬ともに諦めることなく、いい伸び脚を見せてくれました。なお、このあとは、「構えて乗れる東京のダート2100m戦を視野に」と調教師。ここを叩いた次走はさらに良い走りを見せてくれるものと思われます」
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吉田豊騎手も中舘先生も、出遅れやら不利やらについてアレコレ言い訳するのではなく、「(いろいろ課題はあるけれど)この内容なら次が楽しみ」と、次への期待、前向きな気持ちをコメントしてくれて良かったです。どうやら上がりに問題はないようですし、このまま続戦して勝ち上がりをめざすことになりそうです。
その次走については「構えて乗れる東京のダート2100m戦を視野に」とのこと。。
確かに今日の道中・直線の走りを見る限りでは、距離は2100mでも全然問題ないと思いますし、むしろもっとあっても良いぐらいかも…。加えてあまり器用なタイプではなさそうなので、府中のダート2100mはとても合う条件かもしれません。
正直、私としては2戦、3戦とレースを経験し、少しずつ着順を上げていく流れを想定していましたが、一度使った上積みの大きさ次第では、次走でいきなり好勝負になっても不思議はない…ような気がしてきました(^^ゞ
中山3R 3歳新馬(ダ1800m)に出走したセントアイヴスは6着でした。
【レース内容】ゲートが開いても立ったまま…かと思いきや、吉田豊騎手に合図をされると気がついたようにスタート(^^;) この時点で勝ち負けからレース内容チェックに気持ちを切り替えての応援となりました。ただ、促されての二の脚はそれほど悪くなく、後方から5番手で1コーナーへ。向こう正面ではややおっつけながらの追走で、少なくとも折り合いに課題があるタイプではなさそうでした。勝負どころの3コーナーに後方5番手で入ると馬群の中でペースを上げ、直線に入ってから目一杯に追い出されました。その直線では、一瞬、初めての全力走に戸惑ったようにも見えましたが、残り200m地点で外の7番と併せ馬になってからようやく脚を使い始め、前との差を詰めつつ6番手での入線となりました。
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出遅れちゃいましたねぇ(^^;)
でも、どんどん良くなりそうな予感アリです!
初出走の馬体重は500kg。まだ緩さが残っている反面、思ったより太め感はなくそれなりに仕上がった馬体に見えましたが、それは、16頭中9頭が500kg以上というダート新馬戦ならではのメンバーに入った故かもしれません。ただ、何となく下を向いてトボトボ歩いているあたり、いかにも気合不足に映ったのは本馬の性格なんでしょうねぇ(^^;)
今日は中舘先生の「使いつつ良くなる馬」とのコメントを頭に入れての観戦でしたので、出遅れた時も割と冷静でいられましたし、ゲート以外をソツなくこなして6着まで上がってくれた内容は、決して悲観するものではないと感じました。むしろ、ゲートを出た直後はもっと悪い着順を覚悟したぐらいで、最後まで脚を使ってくれたのは良い収穫だったと思います。
欲を言えば、直線の最後で7番との競り合いには勝って掲示板を確保したかったところですが、まあ、これからはダート未勝利戦がたくさん組まれる時期ですし、あの出遅れから挽回したことを考えれば、優先権云々はあまり気にする必要がないのかもしれません。(そもそも世間様からは、単勝22倍、9番人気の低評価でしたからね(^^ゞ)
とにかく今日は、無事にデビュー戦を終えてくれたこと、これからドンドン良くなりそうな雰囲気を感じられたことで満足します。もちろん、やや前進気勢が足りないこと、全体的にノホホンとしていることなど心配な点もあり、初勝利までの道のりは簡単ではないでしょうが、2戦目、3戦目と、その可能性が高まる予感がしていますm(_ _)m
**2023/1/5中山3R 3歳新馬(ダ1800m)・良**
サラ系3歳新馬【2023年1月5日中山3R】出馬表、予想:競馬ラボ
皐月賞馬ジオグリフ、サウジカップ登録 ノーザンファーム天栄で調整進む:スポニチ Sponichi Annex
昨年、皐月賞を制したジオグリフ(牡4=木村、父ドレフォン)がサウジカップ(2月25日、キングアブドゥルアジーズ、ダート1800メートル)に登録した。4日、サンデーレーシングが発表。先月の香港遠征(香港カップ6着)から帰国後は検疫を経て福島県のノーザンファーム天栄で調整を進めている。
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予備登録締め切り日の1/4、ジオグリフがサウジカップに登録したとのこと。これで、私が知る限りでサウジカップに出走意思アリの日本馬は、パンサラッサの他にジュンライトボルト(チャンピオンズC優勝による優先出走権持ち)、テーオーケインズ、クラウンプライド、そしてジオグリフということになります。
テーオーケインズやクラウンプライドが実際に登録したかどうかは伝えられていませんが、予備登録料は無料なので、少しでも可能性があるなら登録しておこう…となるはずですし、逆に、予備登録のない馬が追加登録料(締め切り2/14、登録料:招待されれば総賞金の1%)を覚悟してまで出走する可能性は低いと思いうんですよね。(カップは総賞金2千万米ドル→追加登録料20万米ドル)
つまり何が言いたいかというと、やはり、イクイノックスのサウジ出走はないってことで…。イクイノックスほどの馬が予備登録をしたとなれば、さすがに(ジオグリフのように)何らかの発表があってしかるべきだと思いますし、たとえそうでなくても、もう少しそれらしい情報が漏れ伝わってきたりするものですからね。
いや、実際に予備登録された馬はもうすぐわかるとして、もしも優先権持ちのジュンライトボルトの他に、パンサラッサ、テーオーケインズ、クラウンプライド、ジオグリフの4頭から1頭が選出されるとしたら、果たしてどの馬が選ばれるのでしょうか。。レーティング的にはパンサラッサが有利ながら、それは芝中距離路線のものですし…。正直、同じ芝路線でパンサラッサより(レーティング的に)格下のジオグリフよりはと思うのですが、選考委員の方がどう判断するかはよく分かりません(^^;)
ということで、現時点で確定的なことは何も言えませんので、あとしばらくはドキドキしながら動向を見守るしかありません。まあ、こんな気分を楽しめるのも、パンサラッサと矢作厩舎のお陰ってことですね(^^ゞ