【根岸S】レモンポップが直線堂々と抜け出し重賞初V!東京ダート千四は5戦5勝:サンスポZBAT!
第37回根岸ステークス(4歳以上オープン、別定、G3、ダート1400m)は、戸崎圭太騎手の1番人気レモンポップ(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)が前4頭を見る絶好の位置でレースを進めると、直線では抜群の手応えで堂々と抜け出し、外から猛追してきたギルデッドミラー(2番人気)を半馬身差振り切って重賞初制覇を果たした。フェブラリーS(2月19日、東京、GI、ダート1600メートル)の優先出走権を獲得、これで東京ダート1400メートルは5戦5勝となった。開業6年目、37歳の田中博康調教師はJRA重賞初制覇。タイムは1分22秒5(良)。
2着馬から3/4差遅れた3着には、川田将雅騎手のバトルクライ(4番人気)が入った。
根岸Sを勝ったレモンポップは、父Lemon Drop Kid、母Unreachable、母の父Giant’s Causewayという血統。通算成績は10戦7勝。重賞は初制覇。田中博康調教師は根岸S初勝利、戸崎圭太騎手は2016年モーニンに次いで2勝目。
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勝ったレモンポップは東京ダート1400mで5戦5勝、重賞勝ちこそ初めてですが、単勝1.6倍の断然人気に応える見事な勝利になりました。レースぶりにも全くスキがなく、難なく先行して折り合いもつき、コーナリングもスムーズで直線に入った時の手応えが他馬とは全然違いましたからね。まさに横綱相撲と言って良い勝利でした。
そして、2着に入ったギルデッドミラーも強さを見せてくれました。直線で外に切り替えるロスはありましたが、後ろから行く馬はあの程度なら覚悟のうえでしょうし、逆にそこからの脚にはさすがの迫力を感じました。
フェブラリーSは再び距離が1600mなりますので、そこでこの2頭の対決がどう決着するのか、他路線からくる強豪たちとの力関係はどうなのか…。今年は海外からも馬が来るようですし、かなり面白いフェブラリーSになりそうです。
ちなみに、武蔵野Sで斤量の軽いギルデッドミラーとレモンポップを相手に最後の最後まで踏ん張ったバスラットレオン(3着)は、根岸S~フェブラリーSではなくサウジ~ドバイに挑戦することになっています。今日の一戦で武蔵野Sのメンバーレベルは確認できましたし、調子の良さを活かして海外で一発カマして欲しいと思います!
**2023/1/29東京11R 根岸ステークス(G3/ダ1400m)・良**
根岸ステークス【2023年1月29日東京11R】出馬表、予想:競馬ラボ
東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)で7着となったセントアイヴスの関係者コメントです。
◇吉田豊騎手のコメント 「まだ競馬を覚えている段階ですからね。モタついてしまうところが改善してくれば、もっとやれると思います。距離は問題ありませんので、展開が向けば結果も変わってくるのではないでしょうか」
◇中舘調教師のコメント 「外枠だったこと、加えてペースが緩かったこと、すべてが本馬に向いてくれませんでした。もう少しレースが流れてほしかったですね。それに道中でモタついてしまった上に、4コーナーで押し込まれたのも痛かったです。最後に脚を使えるのは分かっていますので、これからピリッとしてくれば、さらに前進できると思います」
◆クラブのコメント 「前走から-2kgでの出走。この距離ということもあって道中は無理せず脚を溜め、ラストの直線にかける形。終いは堅実に脚を伸ばしましたが、まだ勝ち負けまで加わることはできませんでした。なお、このあとは、「上がりに問題がないようであればこのままトレセンに在厩し、2月12日(日)東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)から投票していく」(師)構え。少しずつ着実に良化を辿っていますので、これからの馬だと思います」
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吉田豊騎手、中舘調教師ともに道中でのモタつきを課題として挙げていますが、それを含めて『まだ良くなる馬なのでもう少し待って…』といった雰囲気のコメントになっています。
もちろん、こちらとしては良化と成長を待つしかないわけですが、同じ待つにしても、一戦ごとに少しでも進歩を見せて欲しいところ。。『もっとキレ味が欲しい』みたいなことを言い出すとキリがないですが、道中の走りを改善するイメージであれば、レースを重ねることで何とかなるケースも多いですからね。
次走に関しては、「2月12日(日)東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)から投票していく」とのこと。。簡単に放牧せず、レースを使いつつ鍛えて頂けるのはとてもありがたいですから、内容を段々と良いものにすることで、中館先生以下、厩舎の皆さんの期待に応えていきたいです! ということで、まずはレース後の無事確認と次走への準備をお願いしますm(_ _)m
東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)に出走したセントアイヴスは7着でした。
【レース内容】初戦ほどスタートは悪くありませんでしたが、1角のコーナーワークで中団やや後ろの位置取りに。向こう正面でもずっと促されながらの追走で、このあたりでの前進気勢が引き続きの課題になりそうでした。結果、3角付近で吉田豊騎手が追い出した時は位置取りが14、5番手まで下がっており、加えて直線入り口で10番ビップスコーピオンに寄られたところで万事休す。。例によってしぶとく脚を使って追い込んだものの、勝ち馬からは1.7秒離された7着入線となりました。
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いやぁ、なかなかエンジンが掛かりません(^^;)
位置取りが中団になってしまうのは仕方がないとして、道中は『折り合っている』というよりも、何となくやる気がなさそうな走り…。吉田豊騎手が促しながら『やっとついて行っている』との印象がありました。3角過ぎから進出を図った時も、すぐに反応しているようには見えませんでしたし、あそこでもっとガツンとやる気を出してくれると良いのですが。。
それでもジリジリ脚を使って14、5番手から7着まで上がっているので、見どころがないワケではないんですよね。パドックで見た馬体もとても良かったですし、前進気勢出て、勝負どころで前につけられるようになればチャンスありだと思います。
ただし、今回も優先権がとれなかったので、このあとどうなるのかは分かりません。基本的にこういう馬は、出来れば実戦を使いつつ目覚めさせていきたい感じですし、幸い500kg級で馬体減りの心配もなく、ノホホンとしている分、精神的にもまだ余裕はあると思います。。(むしろ、もっと追い詰められて欲しいぐらいかな(^^;))
ということで、とりあえず関係者コメント待ちですが、出来れば続戦方向で考えて頂きたいところですm(_ _)m
**2023/1/29東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)・良**
サラ系3歳未勝利【2023年1月29日東京2R】出馬表、予想:競馬ラボ