テラステラは、8月12日新潟10R 新発田城特別(2勝クラス・芝1400m)に戸崎圭太騎手で出走します。
- 23.08.09 助 手 栗東坂良 1回 54.3-39.3-25.7-12.7 馬ナリ余力
- 23.08.02 助 手 栗東坂良 1回 54.0-38.4-24.7-12.3 馬ナリ余力
リーゼントフラム(古馬3勝)馬ナリに0.4秒先行同入
◇金羅助手のコメント 「9日は坂路を馬なり単走での追い切りでした。予定よりも時計が少し速くなりましたが問題のない範囲ですし、ハロー掛けから時間が経過した重たい馬場の中、最後まで余裕がありましたからね。これで十分だと思います。体調は安定していますし、追い切り前の計測で484kg。新潟までの輸送を考えれば、ちょうど良くなるのではないでしょうか。現状で芝1400mはベストの条件。改めて期待したいと思います」
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なかなかの好メンバーが揃った印象ですが、猛暑の中でも納得のいく調整ができたようですし、金羅助手の「芝1400mはベスト、改めて期待したい」との言葉には『馬の状態、レース条件に自信アリ』といった気持ちが籠められているように感じます。
勝ち負けについては運、不運もあるので絶対に…みたいなことは言えませんが、中日スポニチ賞前の「まだ絶好調とはいかなくても斤量は軽くなるので。2勝クラスでどれだけやれるか」という宮内助手のコメントと比べると、陣営のトーンもだいぶ前向きな気がしますしね。(単に宮内助手が辛口、慎重派なだけかもしれませんけれど(^^ゞ)
まあ、普通にゲートを出ればスピードは足りているので、余程のことがなければ先行することができるでしょう。となると、そんなにおかしなレースにはならないはずなので、堂々とした正攻法のレースで勝ってきて欲しいと思います!
**2023/8/12新潟10R 新発田城特別(2勝C/芝1400m)出走馬**
【栗東トレセン在厩のテラステラ:公式HP(2023/8/10更新)より】
【2023/7/16中京 中京スポニチ賞(2勝C/芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、先週同様、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、ウッドチップ坂路でハロン16~17秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「特に夏負けの兆候などは見られませんが、今にも『毎日、暑いですね』と言い出しそうな表情や様子が見て取れますので、念のために補液をしながらペースアップのタイミングを見計らっているところ。今週末ぐらいから速めを織り交ぜていこうかと思っています」
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「今にも『毎日、暑いですね』と言い出しそうな表情や様子」がどんなものだか分かりませんが、暑さ対策とケアはどの馬に対しても必要でしょうし、現時点で夏負けの兆候がないのですから、このまま南部杯に進んでいくことになるのでしょう。
ポイントは、「今週末ぐらいから」の速めが始まった時にどうなるか…。バスラットレオンのことなので、ケロッとこなしてしまう可能性が高そうですが、引き続き落ち着いて動向を見守りたいところです。
しかし、このままノンストップで調整が進むとしたら、南部杯の前にひと叩きの可能性もあるんですかね。。先週時点では何となく『直行かな?』と考えていましたが、場合によっては前哨戦が使えなくもないスケジュールのような気もします。
正直、暑い時季に無理をして欲しくない気持ちと、早くバスラットレオンの走りが見たい気持ちの両方がありますが、まあ、それについては矢作先生はじめ厩舎の皆さんに適切に判断頂くしかないですね(^^ゞ
【2023/5/31浦和 さきたま杯(Jpn2/ダ1400m)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、今週より周回コース入りを開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「まずはハッキングで2000m程度。いざ走りだせば煩くない馬ですからね。最初に跨って出ていくところだけ危なっかしい動きを見せますので、とにかくそこは注意して臨みました。『慎重にいってほしい』と調教師。その言葉を何度も自分に言い聞かせるように取り組んでいます」
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先週近況で「軽く跨り始めた」との話があり、今週は周回コースでのハッキング2000mまで。普段はヤンチャでも走りだせば落ち着いているとのことなので、おそらく見た目には何の問題もないのでしょう。
ただし、矢作先生からはあえて『慎重にいってほしい』とのリクエストがあったそうで…。矢作先生は、どちらかというと『イケイケドンドン』的な雰囲気が強調されがちながら、そりゃあ、パンサラッサの安全を第一に考えているはずですし、その中でラストシーズンのストーリーをどう描くかという、難しい課題に取り組んでおられるわけですからね。
それはチャンピオンヒルズの皆さんも同じでしょうから、私としては、皆さんの努力とパンサラッサの運を信じて見守るのみ。今から一、二週間をうまく乗り切れば、秋には元気な姿が見られるのではと思っています! (チャンピオンヒルズさんにとっては並大抵のプレッシャーではないと思いますが、くれぐれもよろしくお願い致しますm(_ _)m)
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、おもにウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル57~58秒台を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「いきなりバテがくる馬もいますので、まだ油断はできませんが、速めを乗っていく中でも変わらず体調を維持できていますよ。少なくとも昨夏のようなことはありませんので、何とかこのまま乗り切ってほしいところです。『8月下旬~9月上旬頃の帰厩に向けて』(調教師)進めていきましょう」
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かなりの猛暑の中でも「速めを乗っていく中でも変わらず体調を維持できている」とのことで、先週からさらに踏み込んで、ついに『8月下旬~9月上旬頃の帰厩に向けて』進めていくとのコメントが出る状況になりました。
熱中症起因で亡くなるというアスクビクターモアのようなこともあるので全く油断はできませんが、それはプライムラインに限った話ではないですし、すでに半マイル57~58秒まで進んでいる以上、ビビってばかりもいられませんしね。(アスクビクターモアの件は驚きました… 残念としか言いようがありませんm(_ _)m)
*昨年の菊花賞馬アスクビクターモア急死 熱中症による多臓器不全、放牧先で悲劇
と言いますか、比較的慎重に判断されることが多い田中克先生が、帰厩時期を示しつつ「進めていきましょう」と仰っているのですから、おそらくかなりの手応えがあるのではと。。ライバルたちも様々な工夫をしながら暑さと戦っているはずですが、ここをうまく乗り切れば、復帰初戦から去勢の成果を見せることができそうです!
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「爪の不安を払拭するべく、冷却と間隔を詰めた装蹄によりフォロー。ペースアップの機を慎重に窺っているところです。それと並行して、もっとトモを使った走りができるように仕向けていきたいですね。動き自体は少しずつ良くなっています」
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「ペースアップの機を慎重に窺っているところ」なので、大きな前進があったとは言いにくいですが、少なくとも後退していないのは確かなので、このまま乗り切れる可能性が高まったと考えられないこともありません。
「動き自体は少しずつ良くなっている」とのコメントも出ていますので、今週末から来週前半にかけて15-15まで進むようなら、ギリギリのタイミングでトレセン帰厩~実戦デビューへ向かえるのではないでしょうか。
かなり希望的観測が入っているとは言え、お尻が決まっている中で最善の努力をして頂いていますので、こちらとしては信じて見守るのみ。。いよいよ来週の近況あたりまでに、大きな分かれ道を迎えることになりそうです。