セントアイヴスは、8/20新潟3R 3歳未勝利(芝2400m)に吉田豊騎手で出走します。
- 23.08.16 助 手 新潟ダ良 4F 58.1-42.7-12.9(7) 馬ナリ余力
- 23.08.13 助 手 新潟ダ良 4F 55.5-40.8-12.5(7) 馬ナリ余力
モリーダーリン(三未勝)馬ナリの外同入
- 23.08.09 助 手 新潟ダ良 5F 76.5-60.0-44.5-14.5(4) 馬ナリ余力
◇中舘調教師のコメント 「先週末に自分で騎乗してみたところ、少々重たいようにも感じたものですから、国枝厩舎の馬と一緒に少し速めをやっておきました。現地でのダート調教ですし、これ以上捌きが硬くなっては困りますので、16日はあえてサーッと。もうそこまでの時計は出しませんでした。ここで5着までに入らないことには、次がない状況ですからね。状態はまずまず良くなっていますので、何とか頑張ってもらいたいと思います」
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セントアイヴスの出走が確定しました。
前走後に疲れが出たこともあり、結果的に4ヶ月半の休み明けになってしまいましたが、猛暑の中でも外厩、そして厩舎で苦心の調整をしてきたわけですし、当然ながら何とか結果を出したい一戦です。
追い切りに関しては、中館先生自ら状態を確認しつつやって頂いていますので、ここでアレコレ言うことはありません。ただ、「5着までに入らないことには次がない状況」とのコメントを見ると、中館先生としては、『もしもここで勝てなかったら最終週の2200m戦へ』という事まで視野に入れての仕上げなのかな?と思います。
あ、もちろん一発勝負で勝つに越したことはないですし、万が一権利が獲れなかったら『中一週で最終週の2200m戦』なんてただのトラタヌになってしまうわけですから、楽観できる要素は何一つなし!と思って勝負に行って欲しいですm(_ _)m
そんなこんなを考えつつザッと出走メンバーを見渡したところ、比較的近走着順の良い馬たちも、その時の着差や人気を考慮すればそれほど怖くない気がしてきて…。おそらくドゥラメンテ産駒のコスタレイだけは地力が一枚上の可能性があるものの、3ヶ月ぶりの初コース、経験の浅い牝馬ですから何があるか分かりませんしね。
一方、セントアイヴスは前走の5着が最高着順ですが、その時先着された馬たち全てが勝ち上がっているという、ある意味非常にレベルの高いレースを経験してきています。4ヶ月ぶりでレース勘がどうなのか、2400m戦への適性は?といった不安はありますが、メンバー比較だけで言えば、ここで一発が決まるチャンスだって無いとは言えません。
ということで、ここで何とかしちゃって欲しいなぁ… 何とかならんものかなぁ…です!( ・`ー・')キリッ
**2023/8/20新潟3R 3歳未勝利(芝2400m)出走馬**
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは先週末よりペースアップ。19日の栗東トレセン帰厩が予定されています。
◇小泉厩舎長のコメント 「先週末に少し速めを乗り、週明けに半マイル58秒程度で登坂。もう1本こちらで同じくらいの速めを乗ってから、トレセンへ送り出す予定です。夏負けしないように日々補液をするなど、色々と手をかけて体調管理にあたっています」
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9/10のコリアスプリント(G3/ダ1200m)に向けて今週末に帰厩するとのこと。さきたま杯後はチャンピオンヒルズで時間をかけてしっかり乗り込んできましたし、検疫やら輸送やらも含めた環境変化への対応も、これでもかと言うほどたくさん経験してきた馬ですから、状態面やこれからの準備については全く心配していません。
ただ、心配事が全くないかというと、さすがにそんなことはないわけで…。
一番単純なところで言うと、やはり、1200mの競馬はバスラットレオンには多少忙しいと思うんですよね。1400mの競馬でも、先手を取ろうと思うと結構出していかないといけない馬ですし、それが1200mになった時にどうなるか。メンバーが違うので一概には言えませんが、ベストの条件じゃないことは確かだろうと思います。
それともう一つ、日本からの参戦馬がシャマルからリメイクに変更になりまして、そのリメイクのクラスターカップがあまりにも…な内容だったので、多少ビビっているのも事実です(^^ゞ いや、これがせめて1400m、マイル戦なら話は別ですが、ドンフランキーの差され方を見ると、あの馬と1200mでやるのは並大抵じゃないだろうなとは思います(^^;)
【クラスターC】リメイクが直線内から鋭く抜け出す!2度目の重賞Vで秋の大舞台へ:ZBAT!競馬(サンスポ)
【2023/5/31浦和 さきたま杯(Jpn2/ダ1400m)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、週明けより、坂路入りを開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「まずは坂路にてハロン25秒ペースを1本。さすがに緩さを感じさせますが、休養明け間もないことを考えれば仕方がないですよね。その後も脚元に変わりはありませんので、このまま慎重に少しずつ乗り進めていきたいと思います」
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先週から周回コース入り、そして今週からは坂路入りと、順調に立ち上がりつつあるようです。
ただし先週の近況でも『慎重に』との方針が強調されていた通り、ペースアップについてはいつも以上に時間をかけることになるでしょうし、心身の負担を考えれば、復帰タイミングは10月末の国内レースがギリギリなのかなと…。
その場合は当然、秋の天皇賞がターゲットになるワケですが、巷の情報によれば、今年の天皇賞にはドウデュース、スターズオンアース、ジャックドールといった面々に加え、ジャパンカップ狙いのイクイノックスが参戦する可能性もあるとのこと。もしもこの中にパンサラッサが加われば、一般の競馬ファンにはたまらないレースになるんでしょうねぇ(^^)
考えてみれば、矢作先生は賞金を稼ぐことと同じように競馬が盛り上がることが好きですし、種牡馬入りを控えたパンサラッサをあえて使うのですから、それに相応しい舞台を…と考えておられることでしょう。
秋天以上(?)の舞台となると私にはBC遠征ぐらいしか思いつきませんが、果たして怪我、休み明けでそこまでやるのは微妙な気もしますし、総合的に考えて『秋の目標は天皇賞・秋が最有力』と思っておくことにします(^^ゞ
チャンピオンヒルズ在厩。引き続き、おもにウッドチップ坂路にてハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル57~58秒台を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「この暑さのなかでも速めの本数を問題なくこなしてくれていますよ。ただ、去勢の影響もあるのでしょうか、乗り込んでいって張り感を盛っていくのに少々時間を要している状況です。まだ全体的に馬体が寂しく映りますので、引き続き良化度を窺いながら調教を積んでいきたいと思います」
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暑さによる夏負けについては心配いらないようですが、『馬体の張り感』について「(去勢前より)盛っていくのに少々時間を要している」とのこと。この変化が去勢によるものかどうかは分かりませんが、実際、ホルモンバランスが変わることで馬体がスッキリする馬もいるわけですし、何らかの影響アリと考えることはできるでしょう。
そのあたりは現場の皆さんの感覚に頼らざるを得ないですし、調教を進めながら、改めて把握し直す部分も出てくるでしょう。ただ、全体的な方向性は悪くないと思いますので、引き続き9月の復帰に向けた準備をお願いしたと思います。
その結果が今年中のオープン入りになれば最高ですが、それについては復帰戦の様子を見てから考えますかね…。いや、きっとやってくれると思うのですが、去勢後初戦というのは、やはり多少の緊張感を伴うものですので(^^ゞ
シュウジデイファーム在厩のメリタテスは、BTC入りして調整されています。
◇岸本担当のコメント 「前走のダメージは特に見受けられませんし、動きも問題ありません。デビューから間隔を詰めて競馬に使ってきた馬でもありますので、今のところ強めの時計は必要ないでしょう。こちらでは心身のリフレッシュを促し、体調を整えてあげたいと思います」
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レースが終わって10日が経ちましたが、どうやら「前走のダメージが無く、動きに問題がない」との評価は変わらないようなので、これならあまり休みが長引くことはないでしょう。デビューから2ヶ月弱の間に4回も走った割にヘコタレなかったのはありがたいですし、華奢な牝馬らしからぬ芯の強さを持ったタイプかもしれません。
ただし、厩舎サイドとしては9月頭までに残った未勝利馬たちを何とかしないといけないですし、メリタテスとしても、ここでしっかりリフレッシュしておくことが秋競馬につながると考えれば、次を使い急ぐ必要は全然無いですからね。
ちなみに前走が8馬身差の圧勝劇だったとは言え、水が浮くほどの不良馬場、古川奈穂騎手の4kg減に助けられた面があるのも確かです。クラスが上がると展開も厳しくなるでしょうし、そこで結果を出すためには、メリタテス自身がもっと強くなる必要があるワケで。。今回のご褒美休みがそのための最初の一歩になれば最高です(^^)
【2023/8/6札幌4R 3歳未勝利(ダ1700m)でのメリタテス:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、15-15程度を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今度は逆脚の蹄踵が少し反応を示すようになりましたので、そちらを4分の3蹄鉄に替えてフォロー。どうも爪が弱いようで、なかなかしっくりときませんが、調教自体は我慢が利いており、半マイル60秒まで進めることができています。調教師によれば、『未勝利の番組は終了してしまいますが、態勢が整ったところでトレセンに迎え入れる方向で』とのことでした」
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先週までは、何とか間に合ってくれる可能性も…と(希望的観測含めて)考えていたものの、「今度は逆脚の蹄踵が少し反応を示すようになりましたので」といった状況では、さすがにこれ以上のペースアップを強いるわけにもいきません。
それでも、現状、半マイル60秒までやれているのは、今後に向けては悪い話ではないですから…。いや、爪の状態が落ち着いて、さらなるペースアップができるようになれば、トレセン入厩までにそれほど長い期間を必要としないかもしれませんからね。(逆に言えば、そもそも爪がいつ落ち着くのか?の方が心配です(^^;))
ちなみに未勝利終了後に入厩したとして、そのまま中央デビューをめざすなら1勝Cへの格上挑戦が前提になります。或いは、ファンドをいったん解散し、地方転出からの中央再転入をめざすのか…。矢作先生としては、『未勝利戦のあるなしに関わらず、トレセンで動きを見てから判断する』ということでしょうから、引き続き状況を注視したいと思います。
その上で、個人的には格上挑戦でも何でもよいので、一度は中央で走らせて可能性を探ってみたいです。格上挑戦になると常に優先順が最下位で、出走機会の確保が難しい状況にはなりますが、.過去の例を見ていけばチャンスがないわけじゃないですし、今すぐに何かを決める必要はないんじゃないか…とも思いますのでm(_ _)m