**2023/8/26新潟5R 2歳新馬(芝1800m)12:30発走**
◎ ピークブルーム
○ エリカリーシャン
▲ リーチユアドリーム
△ サーマヴェーダ
△ ペッレグリーニ
△ ロードヴェスパー
ピークブルームは4枠4番になりました。新潟の芝1800mは枠による有利不利が少ないですし、ましてやこのレースは11頭立てですからね。偶数番ならどこでもOKと考えていましたので、4番枠には何の文句もありません。
展開としては、このコース、この頭数の新馬戦でハイペースになることは考えにくいでしょう。おそらくは、平均より遅めに流れる淡々とした前半、コーナーでギュッと馬群が固まり、長い直線での末脚勝負になるのだろうと思います。
では、そんな競馬で力を出すのはどの馬か…。新馬戦は判断材料が少ないので、スローからの末脚勝負にどの馬が強いのか?などはよく分かりません。ただし、マインドユアビスケッツやドレフォンよりはエピファネイアでしょ?と言えなくもなく、ここはあえてピープブルーム本命、エリカリーシャン対抗という『エピファネイア丼予想』にしてみました(^^ゞ
ただしこのレース、ピークブルームも含めて結構ツブが揃っている気がする反面、現時点で頭一つ抜けた馬がいるようにも思えませんので、おそらくリーチユアドリーム、サーマヴェーダ、ベッレグリーニ、ロードヴェスパーあたりまで、多くの馬にチャンスがあるのではと。。(こうなると新馬戦の予想は難しい…)
ピークブルーム自身、これまで目一杯の追い切りをやっていませんし、もともと6レースのマイル戦をめざしていた経緯なども考えると、実際には『素質の高さでどこまで…』というレースになるのかもしれません。うーむ、、逆に言えば、これでもしも勝っちゃったら、この先が相当楽しみになるだろうと思います(^^)
栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、23日、坂井瑠星騎手を背に坂路で追い切られています。
- 23.08.23 坂井瑠 栗東坂良 1回 52.9-38.0-24.4-12.2 馬ナリ余力
◇岡助手のコメント 「稽古駆けする馬ですので、時計は流石のものでしたが、鞍上によれば、『まだ緩さがあります』とのことでした。それでも海外への輸送がありますし、現時点ではそのくらいでいいのではと思っています。今回で5か国目の海外ですし、遠征自体は慣れていますので問題ないでしょう。今後は27日(日)に検疫馬房へ移動し、9月3日(日)に出国。9月10日(日)韓国・ソウル コリアスプリント(G3・ダ1200m)に向かうスケジュールとなっています」
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帰厩後初の追い切りは栗東坂路で52.9-38.0-24.4-12.2秒。坂井騎手がバスラットレオンに乗っているのですから、これぐらいは出て当然とも言えますが、それにしてもチャンピオンヒルズでの調整が順調だったことは窺えます。
『まだ緩さがあります』に関しては、今後のスケジュール、コリアスプリント以降のことも考えれば当然かなと。。理想はコリアスプリントで賞金を稼ぎつつ、休み明けを使ってさらに上昇!ですからね。むしろ、コリアスプリントの2週前にあまり仕上がっていては困るワケで、それも含めて厩舎の作戦通りではないかと思います。
とは言え、1200m戦でリメイクに勝つのは簡単ではないですから、当日までの最終調整である程度の帳尻は合わせてくるでしょう。そのあたり、馬も人も海外遠征慣れしているのはこちらのストロングポイントですから、初の韓国遠征とは言え、現地での追い切りなどでの柔軟な対応力に期待したいと思います。
【栗東トレセン在厩のバスラットレオン:公式HP(2023/8/24更新)より】
アスロスは23日、函館から札幌競馬場へ移動しています。
- 23.08.20 助 手 函館W稍 4F 57.8-41.7-13.2(5) 馬ナリ余力
アスクビックスター(古馬2勝)馬ナリの内同入
◇岡助手のコメント 「いったん函館のほうで調整していましたが、先週末にウッドで少しやって、週明けに再び札幌競馬場へ。ここまでは大きな問題もなくきていますよ。性格は前向きでいいですね。印象や気性面で言えば、兄3頭のなかではカイザーノヴァに似ている感じでしょうか。目標レースは来週9月2日(土)札幌5R 2歳新馬(芝1500m)。兄たちに続いての北海道デビューですから、頑張ってほしいところです。鞍上は松山弘平騎手を予定しています」
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注目のデビュー戦は今週の芝1800mではなく、当初の目標だった来週の芝1500m戦になりました。
追い切りに関しては、タイムの出にくい函館Wコースなならこんなものかと。矢作厩舎のステラ産駒が北海道デビューとなると、それだけで注目を集める部分はあるでしょうが、各誌トラックマンからはそれなり以上に評価されていますしね。
性格的にはカイザーノヴァに似ているとのことなので、実戦でどうなるかは全くやってみなければ分かりません。気性の危うさがレースでの前向きさにつながってくれれば言うことなしですが、そこは来週のお楽しみ…にしておきたいと思います(^^ゞ
そう言えば、松山弘平騎手が出資馬に乗るのはいつ以来ですかね…。記憶ではパンサラッサの2勝目(2020年6月)以降は無いはずなので、本当に久しぶりな気がします。(あの時は積極的な良いレースをしてくれました、と言うよりも、今に繋がる大逃げスタイルを見せてくれた素晴らしいレースでした(^^))
いろいろ心配事はあるものの、このタイミングでの北海道デビューですから、矢作厩舎としては当然勝ちに来ているハズ。。私としては、あえてそれを信じて『新馬勝ち』を期待したいと思います!
札幌競馬場在厩のカグヤは、23日、ダートコースで追い切られています。
- 23.08.23 助 手 札幌ダ良 5F 69.2-54.3-40.0-12.6(4) 馬ナリ余力
◇池江調教師のコメント 「あまり攻め込む調教はいらないタイプですし、疲れを溜めるわけにもいきませんからね。23日は馬なり単走で70-40程度としました。放牧を挟んでフレッシュな状態になっているのは確かですので、そのあたりがレースにつながってくれればと思います。来週末の番組の中から、直前まで様子を見て投票していく予定です」
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ラストチャンスに挑む立場としては、一週前はビシっとやりたいところながら、結果的には「馬なり単走で70-40程度」の内容に。そのあたりが現状のもどかしさ…と言ってしまえばそうなのですが、泣いても笑っても次がラストチャンスですからね。出走制限中の2ヶ月間における心身の成長に期待するしかありません。
目標レースが明確にならず、池江先生が「来週末の番組の中から直前まで様子を見て」と仰っているのは、少しでも勝つ可能性が高いレースを選びたい、との思いなのでしょう。なかなか厳しい状況ではあるものの、デビュー戦で見せたスピードを活かし、何とか良い結果につなげて欲しいと祈るのみですm(_ _)m
新潟競馬場在厩のセントアイヴスは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇中舘調教師のコメント 「少々じれったいところもありますが、前走は状態の良さを活かして頑張ってくれました。一走一走のダメージが大きい馬ですからね。レース後は左肩の出がやや硬くなっているようですので、可能な限りのケアを行いつつ、回復を促していければと考えます。今週末、新潟に行った際にふたたび自分でも騎乗してみるつもり。少しでも良い状態で、来週9月3日(日)新潟4R 3歳未勝利(芝2200m)に向かうことができればと思っています」
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前走は4ヶ月ぶりの一戦にもかかわらず、直線でジリジリ脚を伸ばして掲示板を確保。「一走一走のダメージが大きい馬」とのことですが、休み明け2戦目となる次走ではさらなる前進をしてもらわないとイケマセン。その次走は大方の予想通りで、最終週9/3の芝2200m戦。もう後がないのでジタバタしても仕方がありませんし、とにかく「少しでも良い状態で」レースに挑んで欲しいです。
一度使った上積みはあるハズですし、距離も悪くないと思います。現時点で決め手不足気味なのは確かですが、位置取りや展開次第で勝つチャンスはあると思いますので、何とか頑張って欲しいです!
【2023/8/20新潟3R 3歳未勝利(芝2400m)でのセントアイヴス:公式HPより】
ピークブルームは、8月26日新潟5R 2歳新馬(芝1800m)に吉田豊騎手で出走します。
- 23.08.23 吉田豊 美南W良 5F 71.6-55.5-39.9-11.6(2) 馬ナリ余力
シャーンゴッセ(三未勝)馬ナリの内0.9秒追走同入
- 23.08.20 助 手 美南W良 4F 57.9-41.3-13.3(2) 馬ナリ余力
- 23.08.16 吉田豊 美南W稍 5F 69.1-53.4-38.7-12.0(4) 強めに追う
シャーンゴッセ(三未勝)馬ナリの内0.7秒追走同入
◇蛯名正調教師のコメント 「3頭併せ馬の後ろから、最後に少し気合いをつける形。全体の時計はゆっくりでしたが、終い重点でやりました。2週続けてジョッキーに乗ってもらって感触を確かめてもらっていますからね。稽古だとハミを噛んだ時に右に張る感じがあるようですが、競馬のスピードになれば、おそらく大丈夫だとは思います。当初予定していたレースは頭数が多くなりそうでしたので、最終的には1800mのほうに投票しました」
◇津曲助手のコメント 「今週の計測で448kgと馬体重は安定しています。エピファネイア産駒らしく繊細でテンションが上がりやすいタイプではありますが、走りが軽くてキレそうな感じでした。そこまで目立った時計は出していないものの、調教は十分に積んできていますし、暑い時季でもありますからね。24日に新潟に移動させてスクーリングをしてから、週末の競馬に向かう予定です」
◇吉田豊騎手のコメント 「先週のように放してしまえば問題ないのですが、22日はテンが遅かったこともあって、掛かると右にモタれる感じが顕著でした。それでも最後の瞬発力はありそうですし、速い時計にも対応できそうな感じ。それらをうまく活かせればと思います。息の感じもいいですよ。テンションが高くなってしまうところがありますので、そのあたりが本番で出なければいいなとも思っています」
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ピークブルームの出走が確定しました。
レースは26日6レースの牝馬限定マイル戦ではなく、ひとつ前の芝1800m戦に。蛯名先生が仰る通り、想定段階からかなりの頭数が揃った6レースに比べて5レースはだいぶ落ち着いたレースになりましたし、(それだけが理由ではないと思いますが)あえて長めの距離から使うのは悪くない選択だろうと思います。
最終追い切りは終いのみ11.6秒まで伸ばす内容で、全体的には地味目の時計ではあるものの、蛯名先生、津曲助手、2週連続で跨った吉田豊騎手が揃ってなかなかの高評価をしていますので、それなり以上の手応えはあるのでしょう。性格的にも前向きで実戦タイプのように感じますし、好レースを期待したいと思います。
いずれにしても全馬初出走の新馬戦は、やってみなければ何が起こるか分からないものですからね。新馬勝ちがベストなのは間違いないですが、まずは無事にレースを終えること、そして次につながるレースになれば嬉しいです。
**2023/8/26新潟5R 2歳新馬(芝1800m)出走馬**
【美浦トレセン在厩のピークブルーム:公式HP(2023/8/24更新)より】