ブルータスは、本日(9日)、美浦トレセンに入厩しています。
◇澤担当のコメント 「北海道からの輸送後のケアを経て、周回コースで普通キャンターまで問題なく立ち上げていましたので、このタイミングでトレセン行きが決まりました。まずは新しい環境に慣れてもらい、ゲート試験合格に向けて頑張ってもらいましょう」
-----
『美浦トレセン入厩キターーッ(°◇°;) 』と驚いて見せたものの、吉澤ステーブルEASTは、元々は本場とWESTの中継地点的役割だった育成場で、長期滞在させて馬を鍛えるなら本場にいれば良かったわけですからね。。ということで、本場から移動してひと月を待たずにトレセン入りとなったのは、全く想定の範囲内ではあるわけです。
ただですね、澤担当のコメントにあるように、移動後の立ち上げがスムースでなければ予定通りに入厩とはいかないはずですし、それも含めて順調なのはとても素晴らしいことだと思います。
しかも、高柳瑞先生はレフィナーダの系統がいかに繊細で危うさを内包しているかをよくご存じのはずですし、その先生がこれだけ早いタイミングで入厩させたあたり、余程ブルータスに対する期待が大きいのでは?と考えてしまいます(^^ゞ
いずれにしても、まずはゲート試験に合格することが目標になるわけです。
今までの近況報告によれば、それほどゲートで苦労するとは考えにくいですが、育成場とトレセンでは環境が大きく変わりますので、それも含めて無難なスタートを切って欲しいなと。。個人的には(早期入厩であろうがなかろうが)本馬もきっと晩成タイプだろうと考えていますので、焦らずじっくり見守りたいと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースで軽いキャンター1000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、半マイル58秒程度を交えて乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「自然と半マイル57秒台になることもありますが、そこは馬の機嫌を損ねない範囲で柔軟に。毛づやもイイですし、何ら体調に問題はありません。当面はいつでもピッチを上げられる状態をキープしてあげることが大事になってきます」
-----
『本当にさきたま杯に出るのか問題』については、小泉厩舎長からは何とも言えないですからね。いや、陣営内でそいう問題が検討されているかどうかは分かりませんが、今はバスラットレオンが「いつでもピッチを上げられる状態」、つまりは『様々な選択肢に対応可能な心身』をキープしておくことが重要なのだと思います。
そうなると、58秒程度をやる中で「馬の機嫌を損ねない範囲で柔軟に」57秒程度になることも当然あり得る話です。元々57、8秒だとバスラットレオンにとっては楽走レベルですから、坂路でもリラックスして溜めのきいた走りをすること、そういう精神状態をキープしていれば、良い流れの中で次に向かうことができるでしょう。
その上で、次走がどこかについてはさきたま杯(6/19浦和)が本線なのは変わらず、ただし場合によっては他の選択肢も…ぐらいの感じで考えておこうと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、現在は、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「反動というほどのレベルではないものの、トモにいくらか疲れがありましたので、先週末にショックウェーブ放射を行いました。これで問題なく立ち上げていけるものと思われます。土曜日から15-15を取り入れていきたいですね」
-----
チャンピオンヒルズに移動後ショックウェーブによるケアを行い、軽い疲労については問題なくなったとのこと。先のある馬なので、もう少しゆっくり休んでも…と思わないでもありませんが、テラステラはレースを使うことと少しの休養を繰り返しつつ前進を図ってきた馬なので、今回もそのパターンで戻ってくることになるのでしょう。
具体的には、せっかく芝1400mのレースぶりが安定してきたところなので、中央場所の芝1400m戦があるうちに…な感じかなと。。例えば6/23京都の瀬田特別、場合によっては6/16東京の相模湖特別あたりも視野に入ってくるかもしれません。
いずれにしても、できれば本格的な夏前に現級を卒業し、改めて秋競馬でオープン入りをめざすのが理想だと思います。なかなか口で言うほど簡単なことではないですが、テラステラが本格化を迎えつつある今なら決して高過ぎる目標ではないですし、前走、前々走の内容から、そういう流れになってもおかしくない気がしています(^^ゞ
【2024/4/27京都10R 御池特別(2勝C/芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のマジックブルーは、先週同様、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、半マイル58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「以前は疲れが溜まりやすくショックウェーブ頼みのようなところがありましたが、自身で比較をすれば、徐々に回復力が高まっているようにも思います。ソエのほうも落ちついてきましたし、週末から来週にかけては半マイル57秒を乗るなどして、段階的にピッチを上げていきたいですね」
-----
まず、右前のソエが落ち着いてきたのは何より。さらに、疲労回復について「徐々に(自然な)回復力が高まっているように思える」というのも、少しずつ成長が進んで馬がしっかりしつつある兆候だとすれば嬉しい話です。
いずれにしても、もう57秒を乗るところまでは進んでいますので、ソエの状態、速めをやったあとのリアクション次第では、そう遠くない時期にトレセンに入ることになるでしょう。
栗東・荒川義之厩舎にお世話になるのは初めてなので、トレセン帰厩から出走までのルーティンについては分かっていませんが、現状から判断すると、おそらく出走は来月になってから。。となると、本馬も北海道シリーズに参戦する可能性が… あ、そもそも荒川厩舎は北海道開催には積極的なんですかね?と、そういうこともまだ全然知らないんでした(^^ゞ
まあ、そのあたりは追々分かってくると思いますので、まずは荒川先生に呼ばれるレベルまでペースを上げていきましょう。地方交流戦を勝ち上がった馬の場合、中央1勝クラスの初戦は結構大事になってきますから、いつも以上にしっかりした準備をし、先々に繋がる一戦になるよう頑張って欲しいと思います!m(_ _)m
【2024/4/2金沢7R 加賀獅子吼賞(ダ1500m)でのマジックブルー:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル56~58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「帰厩を意識してペースを上げており、体つきは少しずつ締まってきましたが、どうも前肢の歩様が硬くなりがち。電気針でケアしているものの、トレセンで追い切りを重ねていくにはもう少しスムーズな脚捌きが維持できるようでないといけません。厩舎陣営によれば、『(帰厩のタイミングについては)硬さが抜けてから改めて考えていきましょう』とのことでした」
-----
先週時点では、もうすぐにでもトレセン帰厩かと思いましたが、どうやら「前肢の歩様が硬くなりがち」であり、帰厩についてはそれが抜けてから「改めて考える」ことになったようです。
まあ、トリフィスの場合はきちんとした状態でレースに復帰させればすぐにでも勝ち負けだと思いますし、ここまできて先を急いで何かあったら元も子もありませんからね。もともと脚元に課題がある馬ですから、(前肢の硬さに限らず)少しでも不安があれば無理をさせず、万全な状態になってから戻ってきて欲しいと思います。
ただし、すでに半マイル56秒まで進んでいますので、それほど時間が掛かることは無いでしょう。
具体的には月内にはトレセンに戻り、来月には復帰戦へ。そうなると、京都開催だけでなく北海道シリーズ(函館開催)も候補になるかもしれず、それも含めて陣営の作戦に注目です!(^^)
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、引き続き、ウォーキングマシン90分で管理されています。
◇小泉厩舎長のコメント 「休ませているぶん当然と言えば当然ですが、外見上はずいぶんとスッキリしてきました。今週末にエコー検査を行う予定になっており、中身についても確認していければと思います。当面の間は『月1回ペースで定期検査を行い、修復状況をチェックしていく』(獣医師)予定です」
-----
キングエルメスに限らず、腱の炎症は見た目に騙されてはいけないですからね。もちろん、外見がスッキリしているのは良いことですが、エコー検査を中心に、しっかり中を確認していかなければいけません。
今後は日々の生活を落ち着いて送ってもらったうえで、月一の検査結果に注目していくことになりそうです。