チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースで軽いキャンター1000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、半マイル56~58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「22日の朝は半マイル56秒程度で登坂。少しずつピッチを上げていくなかですが、動き自体は上々です。ここから週2回の速めをしっかりと手綱を抑えながら乗り進めていきたいですね。心配はこれからの気温の上昇でしょうか。あまり暑さに強い方ではなさそうですので、補液をするなどしてコンディションを落とさないよう注意していきます」
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すでに坂路で56秒まできていますので、このあとは微調整、コンディションを維持しつつトレセン入りを待つのみ、といった感じになりますね。現時点でも動きが「上々」であれば、むしろやり過ぎが心配なぐらいです。
ただし、不安な点として「あまり暑さに強い方ではなさそう」という気になるコメントが。。もちろん、チャンピオンヒルズでやれる対処はして頂いているはずですが、残念ながら気温の上昇そのものは止められませんからね(^^;)
それを考えると、もっと涼しいところで競馬をさせてあげたいものの…。まあ、この期に及んで無いものねだりをしても仕方がないですし、こうなったらせめて6/19の浦和が少しでも涼しくなることを期待します。
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル57~58秒程度で登坂しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「22日の朝は半マイル57秒で登坂。だいぶリフレッシュが進み、今春に連戦したとは思えないほどに元気いっぱいの様子です。厩舎陣営によれば、『次開催の出走に向けて態勢を整えておいてください』とのこと。暑い日もありますが、馬が気にする感じはありません」
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今週は先週からさらに一歩進んで半マイル57秒での登坂。この春の連戦をものともせず、暑さを気にすることもなく元気一杯ということは、トレセン帰厩まであと一、二週間と考えて良いでしょう。
そして陣営からは『次開催の出走に向けて態勢を整えておいてください』とのオーダーがっ! これは、先週(勝手に)想定した6/23京都の瀬田特別(芝1400m)出走の可能性が高まったということになるでしょう。
それにしても、今年のテラステラは本当にイイ感じで成長している気がします。
昨年の8月に出走した新潟の新発田城特別(2勝C/芝1400m)では2番人気14着と不可解な大敗をしていますが、今年の夏競馬はそんなことにはならないんじゃないかと思いますし、きっとさらなる飛躍が期待できると思います(^^ゞ
キャニオンファーム土山在厩のエスペシャリーは、おもにトラックで軽め3200~4000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、3F15-15を乗り込まれています。
◇山本厩舎長のコメント 「馬に元気がありますし、飼葉も食べてくれていますよ。少しずつ体力がついてきたのか、坂路での走りにも安定味が出つつありますね。ここの坂路はかなりの勾配や高低差がありますので馬はしんどいと思いますが、うちでしっかりと乗り込んでいけば、トレセンでもへこたれるようなことはないでしょう」
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先週は「坂路では力んでしまって首を巻き込むような走りになる」と、一時期のコンタンゴと同様の指摘を受けてしまいましたが、今週は「少しずつ体力がつき、坂路での走りにも安定味が出つつある」と前向きな内容。トレーニングの継続が成果となって表れているのだとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
それに、比較的小柄な牝馬の割りには「元気があって飼い葉をよく食べる」というのも助かりますよね。身体が大きくなるかどうかは別にして、食が細いとどうしても調教を加減しなければいけませんし、現状その心配がなければこそ、キャニオンファーム土山の施設が活きるというものでしょう。(こういう良い外厩施設が増えるのは本当にありがたいですm(_ _)m)
これはアレですね、四位先生は基本的にはデビューを慎重に考えておられる気がするものの、今のところ暑さに弱い的な話も出ていませんし、夏競馬の間にはデビューしそうな感じですね(^^)
チャンピオンヒルズ在厩のマジックブルーは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、半マイル57秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「経験を重ね、調教を積んでいくなかで少しずつ目方の乗りが良くなってきた感じでしょうか。馬体そのものも良くなりつつありますし、以前に比べてこの馬なりに頼りなさが抜けてきたように思います。中身が詰まってきたのかもしれませんね。この調子で成長が進んでくれればと思います」
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右前のソエが落ち着き、固くなっていた筋肉がほぐれてみたら、今度は「馬体そのものが良くなりつつあり、頼りなさが抜けてきた」と嬉しいコメント。小泉厩舎長が仰るように、ここに来てようやく中身が詰まってきたのだとすると、新生マジックブルーの復帰戦、荒川義之厩舎への転厩初戦はとても楽しみなものになるでしょう。
しかし、マジックブルーのような晩成タイプというのは、どんなカタチであってもひとつ勝ちさえすればその後が大きく変わるんですよね。。その意味では、やはり地方交流競走の存在は大きいですし、それをうまく活用できたことはとてもラッキーだったと思います。(それについては矢作厩舎の作戦に感謝です!)
その上で、すでに57秒までペースは上がっていますので、帰厩態勢が整うまでには『あともうひと押し』といったところでしょうか。楽しみ過ぎてつい先を急ぎたくなりますが、引き続きよろしくお願いしたいと思いますm(_ _)m
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、右前の爪を気にしたため、ペースを落として様子を窺っています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今度は爪に若干の反応が出ました。蹄が薄目で弱いぶん、反動がきやすいところもあるのだと思います。装蹄師にお願いして特殊蹄鉄に履き替え、試験的に22日朝は15-15で登坂してみたのですが、午後からまた少し気にするようなところを見せている状況です。何とか乗り越えたい局面ではあるものの、ここは引き続き慎重に様子を窺いつつ進めさせてもらいます」
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肩の硬さについては何とかなりそうではあるものの、今度は以前からの課題だった爪の問題でペースダウン。。ここまできてペースを落とさざるを得ないのは痛いですが、爪は拗らせると厄介ですから慎重になるのは致し方なしです。
ただ、爪を保護する特殊蹄鉄に履き替えるなどの対処はして頂いていますので、ここから大きく休みが長引くとは限らないハズ。爪が落ち着くための時間は必要ですが、一ヶ月程度のロスで済んでくれたら…と思いますm(_ _)m
いずれにしても、目前まで迫っていたトレセン帰厩は先延ばしになりました。そのこと自体は非常に残念ではありますが、まずはどこにも不安のない状態になってもらわないと始まりませんからね(T_T)
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、今週もウォーキングマシン90分による管理となっています。
◇小泉厩舎長のコメント 「先週末にエコー検査を行っており、獣医師によれば、『損傷箇所が埋まりつつある状況』とのこと。圧痛や張りもありませんので、この調子で月日の経過とともにさらに修復が進んでくれればと思います。『また2~3週間後にエコーで中身を確認していく』予定になっています」
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エコー検査が行われた結果、獣医師さんから『損傷箇所が埋まりつつある状況』との見解を貰うことができました。見た目がスッキリしつつあることに加え、検査の結果も悪くなかったのは何よりです。
当面はさらなる患部の修復を待つのみですが、検査の間隔が2~3週間というのは割りと短めな気がします。都合良く解釈すれば、今回の結果から修復の進みが早いと判断され、これなら小まめに確認した方が良さそう…になったのかなと。
実際は全然違うかもしれませんが、方向性は悪くないと思いますので是非ともこの調子で!m(_ _)m