シュウジデイファーム在厩のパンサラッサは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。今週より、15-14程度を開始しています。
◇岸本担当のコメント 「13日は1本目に15-15、2本目に3F42秒台で登坂。良いか悪いかは別にして以前よりも行儀が良くなっていますし、それでいて活気や元気はある感じ。坂路でも雰囲気よく動いてくれていますよ。今回はあえて調教時にメンコを外したり、他馬がコースに出ている時間帯に調整したりと、馬を奮い立たせるように進めさせてもらっています」
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天皇賞・秋まであと一ヶ月半ありますので、余裕をもって調整できている感じですね。
「以前よりも行儀が良くなっていて、それでいて活気や元気はある感じ」なのであれば、良いことずくめのようにも思えますが、日ごろ接している中で、何らかの変化が感じられるというのは、ある種の緊張をもたらす部分があるのでしょう。
私自身はあまり気にしなくても…と考えているものの、そう言えば、札幌記念後に『以前ほど二の脚が速くない問題』が取り沙汰された経緯もありますし、そういうことも含めた総合的な判断として、今回はあえて刺激を与え、「馬を奮い立たせるように進めている」ということかもしれません。(ちなみに、札幌記念はユニコーンライオンが速すぎただけ、あの馬場で2ハロン目に10秒台を刻んでいるので全然OKじゃないかと(^^ゞ)
いずれにしても、ようやく完成期を迎えたパンサラッサにとって、次の天皇賞は乾坤一擲の勝負になるでしょう。ここで結果を出せば年末の香港だって見えてくるでしょうし、大きな夢である種牡馬への道も…。
とにかく今月末から来月にかけての移動まで、このままアクシデントなく過ごして欲しいと思いますm(_ _)m
ところで、来週月曜メインのセントライト記念に関して面白い記事が出ていました。
”ラジオNIKKEI賞2着馬は出世“ショウナンマグマも格言に乗れるか/セントライト記念:極ウマ・プレミアム
今週は3日間開催。月曜中山メインは菊花賞トライアルのセントライト記念(G2、芝2200メートル、19日、3着までに優先出走権)が行われる。
ラジオNIKKEI賞2着から臨むショウナンマグマ(牡、尾関)は浮き沈みの激しい戦績に魅力がある。3走前に中山の1勝クラスで2着に8馬身差の逃げ切りを決め、マイペースで走れば強い馬。尾関師は「1週前は横山武騎手に感触を確かめてもらいました。思ったよりも折り合いがついて、気性面の成長を感じます」と話す。
06年ソングオブウインド、07年スクリーンヒーロー、18年フィエールマン、20年パンサラッサと4頭が後のG1馬に。“ラジオNIKKEI賞2着馬は出世する”格言に乗りたいところだ。
確かに、『ラジオNIKKEI賞2着馬』というタイトルは微妙な感じがしますが、ソングオブウインド、スクリーンヒーロー、フィエールマン、パンサラッサとG1馬の名前が並ぶと壮観ですよね。
もちろんそれぞれタイプは違うわけですが、晩成傾向が強くて3歳春の大舞台には間に合わないけれど、素質は高いのでラジオNIKKEI賞で好勝負をする程度の力はある、でも、勝ち切るまでには成長しきっていない… みたいな立ち位置の馬が中長期的視点で鍛えられ、本格化後にG1馬になると考えれば、ラジオNIKKEI賞の見方も変わるかもしれませんね。
ちなみに、記事で取り上げられているショウナンマグマは、1勝クラスを逃げて大勝したあとプリンシパルSに挑んだものの、最内枠から控えた上に折り合いを欠いて11着、ダービーを諦めて向かったラジオNIKKEI賞では再び逃げて2着に粘るという、何となく他人事とは思えないところがありますので、セントライト記念でのパフォーマンスに注目してみたいと思います(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のパンサラッサ:公式HP(2022/9/9更新)より】
当時は1650万円なんて微妙な収得賞金になって良かったんだかどうかなんて思ってましたけど(笑)
4歳11月に初重賞ですからパンサラッサはスクリーンヒーローのパターンですね。名種牡馬への道を歩んでますね♪
2着馬ってところがミソですよね。
出たいレースに出られなかった収得賞金問題も今は昔の話になり…
このまま名種牡馬街道へ突き進んでもらいましょう!