ゼロカラノキセキ’20
◇牝1歳 芦毛 2020.03.26生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ダンカーク 母:ゼロカラノキセキ (母父:キンシャサノキセキ)
◇美浦・尾関知人厩舎
◇募集総額 1,200万円 / 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:半兄よりもひと回り大きな馬体には極めて豊富な筋肉が備わっており、牡馬に伍する一際優れたパワーに加え、放牧地ではバネを感じさせる身のこなしが特長的な本馬。おじグランソヴァール(準オープン)を意識した配合も狙い通りにうまくいき、随所に潜在能力の高さを窺わせている。燃える気性は爆発力にも通じるストロングポイントのひとつ。ダート寄りの短距離からマイルあたりに適性を示してくれそうで、まずは父の代表産駒の座をめざして勝ち星を積み上げていきたい。
◇最新近況(2021/2/26):北海道・新ひだか町の木村秀則牧場在厩。おもに昼夜放牧により管理されています。
「本馬にも好感触を得ており、母の繁殖牝馬としての可能性は高いものと見ています。ボリュームのあるお尻や大きな腹袋などはダンカーク産駒らしさが出ていますよね。豊富な筋肉量と力強さに加え、バネの利いた躍動感のある動き、さらには前向きな気性と、競走馬にとって必要不可欠なものを幾つも持ち合わせているところに期待が募ります。放牧地ではパワーが有り余っている感じで、牡馬が恐れをなして近づくのをためらうぐらいの存在。この勝ち気な気性が勝負根性に働いてくれば、父の名声をさらに高めるようなパフォーマンスを見せてくれるかもしれません。爆発力を秘めている一頭だと思います」(木村担当)
◇最新動画&写真(2021/2/12撮影)
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どうしてもステラリード’20に注目が集まりがちな中、本馬についても木村さんがその良さをアピールしてくれています。具体的には「豊富な筋肉量と力強さ、バネの利いた躍動感ある動き、前向きな気性」といったところで、確かに魅力的な言葉が並んでいます。もちろん、競馬にいってどうかは分かりませんが、少なくとも健康そうで牝馬にしてはしっかりした身体つきをしているのはプラスだと思います。
芝のマイル~中距離イメージのステラリード’20に対して、こちらはダート短距離~マイルでの堅実路線をイメージさせるタイプと、そもそも選択肢として対照的ですから(1200万円/2000口というお値段も)、どちらの路線を狙っていくかでハッキリ道が分かれるでしょう。
ちなみに半兄のゼロカラノキセキ'19(父マジェスティックウォリアー)はすでに満口になっていますが、『キャットウォーク・ゼロカラノキセキ’19キャンセル待ち受付中』によれば、2/25時点でのキャンセル待ちは0名とのことで、血統から入る方はお兄さんのキャンセル待ちにかけるという手もあるかもしれません(^^ゞ
いずれにしても、本馬ぐらいの価格帯の馬は結構人気になるのが通例ですから、それなりに売れ行きは良いのだろうと思います。矢作先生とステラリード’20の関係以上に尾関先生がこの血統をよくご存じであること、何だかんだと言ってもグランソヴァールの実績・パフォーマンスも追い風でしょうから、『じっくり様子を…』という感じにはならないんでしょうねぇ。
*(1)の記事はコチラ→ 広尾TC・14周年記念特別募集馬2頭の近況更新(1)
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