わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

陶芸に掛かる費用に付いて 1

2009-03-02 22:53:32 | 陶芸体験、陶芸の費用
昨今、再び陶芸が、静かにブームになって来た感じがします。

テレビで俳優、芸能人、タレントさん達が、陶芸をやっていると言う、言葉を聴きます。

 又、年配者を中心にして、陶芸を習いたい人、実際に陶芸をしている人も、増えています。

  陶芸体験を希望される、若い方も増加傾向にあると、思われます。

 陶芸を始めようとする人の、関心事は幾つか有りますが、どの位の費用が掛かる物かと言う事

 も大事な要素です。

 陶芸に掛かる費用に付いて、何かの参考に成ればと思い、私なりの考えを、述べたいと思います。

 尚 ここでは、「カルチャーセンター」や陶芸教室などに、通う事無く、自分で材料や用具を

   調達した場合の、費用に付いて書いています。

 費用を分類すると、以下の様に成ります。

 1) 陶芸技術習得に掛かる費用

 2) 材料(粘土)、釉薬などに掛かる費用

 3) 道具(用具)、ロクロなどの費用

 4) 焼成する為の窯に掛かる費用

 5) その他の費用(作業する場所など)

 2)、3)、1)、4)の順に説明したいと思います。

 2) 材料に掛かる費用

  ① 粘土: 自分で土を探し、使う方法も有りますが、一般的には、陶芸材料店から、購入します。

    粘土の種類(産地)等によって、価格は大きく変わりますが、1kg当たり50~200円

    程度の物が多いです。(税込み、送料含まず)

    初心者は、1回に1kgの土の量で十分です。 全部使い切る事は、少ないと思います。

  ② 釉薬: 釉薬も、自分で調合する方法も、有りますが、最初は、市販の釉薬を使うのが、

    良いでしょう。 釉薬は粉末状の物と、水に溶かした物とが有りますが、何れも1kg当たり

    1000円~2500円程度の物が多いです。

    1kgの釉薬は、どんなに大きな作品でも、10個以上の作品に、施釉する事が出来ます。

    それ故 1回分として、100~250円以下の費用に成ります。

   ③ 表面を装飾する、化粧土(1kg)や、絵付けの為の絵の具セット(下絵、上絵)なども

     1000円~2000円程度の費用が掛かります。

     (勿論、化粧土も絵の具も、絶対必要な物ではありません)

 3) 道具(用具)、ロクロなどの費用

   ① 道具には、竹へら、カンナ、針(剣先)、皮、切糸、トンボ、絵筆、パレットなどが、

     必要です。何れも、数百円の物です。

     又、粘土を練る板や、土を板状に切る「タタラ板」やローラーなども、1000円以下の物です。

   ② ロクロ: 手回し、電動ロクロが有ります。蹴(り)ロクロも有りますが、初心者には、

      不向き(使いこなせない)です。

    ・ 鉄製の手回しロクロは、3000円程度から有ります。 (大きさによる)

    ・ 電動ロクロは、10万円程度の物が一般的に使われています。

     尚 初心者が直ぐに、電動ロクロを購入しても、使いこなす事は、困難です。

   ロクロも、作品を作るのに、絶対必要な物では有りません。

   ・ 小さく切った、ダンボールの上に土を載せ、ダンボール毎、回転させれば、手回しロクロの

     代用に成ります。

以下、次回に続来ます。
    
 陶芸に掛かる費用 

 
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