前回に引き続き、焼成の窯に付いて述べます。
作品を作ったのだが、いまだ焼成もしていないので、せめて、素焼だけでも、済ませておきたい
と思っている方も、多いと思います。
作品の数が多く、自分の窯では、小さ過ぎるので、より大きな窯で、一度で焼成したい方。
又、長く陶芸をやられている方にも、一度は、薪で窯を焚いてみたいと、思ってる人も多いです。
3) 窯を借りる。
窯を借りたい方は、窯焚きの経験がある人が、窯を借りて、自分(達)で焼成しようとする物で、
一窯全部を、自分(達)の作品専用と、成ります。
但し、薪窯を貸し出す所は有りますが、灯油窯や、ガス窯を貸し出す所は、私は聞いた事が
有りません。
窯の所有者に直接申し込むか、知人に紹介してもらい、窯を探さなければなりません。
個人持ちの、窯の所有者は、自分以外の人に、窯を貸すことは、無いと思います。
共同で使用する窯ならば、貸してもらえる可能性も、少しはあると思います。
尚 薪窯を貸し出す所で、焼き方の指導付きの所も、有ります。
薪窯の場合、最低3日は借りる必要が有ります。薪なども現地で、調達するのが普通です。
費用も窯の大きさ、借りる期間などによって、数十万円~百数十万円(薪代を含む)と、
金額が張ります。
他人の窯を借りて焼成しようとすると、色々問題があり、苦労します。
4) 焼成してもらう。(焼成依頼)
この方が、現実的です。 但し、ここにも幾つかの、問題が有ります。
① 第三者の作品は、前もって、焼成可能かを、見極める必要が有ります。
グループ内の人、会員、体験者など、窯の持ち主が、指導した作品は、無条件に、焼成できます。
しかし、第三者の作品は、どの様に作られたのか、不明ですので、簡単に引き受けられません。
② 第三者が、陶芸の知識が有って、作った作品であるのかが、問題なのです。
・ 窯の持ち主は、窯が壊れる事を、一番怖がります。二番目に、作品自体が、壊れる事です。
陶芸の知識の無い方の作品は、窯の中で爆発する可能性があり、窯が破損したり、
電熱線が、切断する可能性が有るからです。
即ち、空気が閉じ込められた作品は、素焼時に、爆発します。
又、以前に小学校の授業で作った、作品の素焼を引き受けましたが、土の中に、「ビー玉」や、
「オハジキ」などが、埋め込まれていました。
引き受ける際、この「ビー玉」や「オハジキ」が、熔けてしまう可能性を、了解して頂ました。
(実際に、750℃で焚いた場合、温度の高い、窯の上部では、熔けていました)
③ 第三者の作品を焼く時、釉薬をどうするのかも、問題です。
a) 作品の持ち主が、施釉するのか、それともお任せか。
b) 釉薬は、持ち込みか、指定の色はあるのか、希望の焼き方(酸化還元)は、その他
作品が、破損した場合の補償有無、焼き損じは再焼成か、など予め相談し、
決めておく必要が有ります。
④ 焼成代に付いて、
a) 作品の大きさに応じて、焼成代を決めるのが、普通です。
即ち、縦、横、高さ、の寸法を測り、値段を決めます。
b) 寸法は、素焼前に測る方法と、本焼き焼成後に測る方法が有ります。
当然、本焼き後の方が、小さいです。
c) 薪以外で焼成した場合、湯呑み程度で、300~800円程度です。
当然、数が増えれば安く成るのが、普通です。
d) 薪で焼成してくれる所も有ります。(インターネットなどで、探して下さい)
その場合、湯呑み程度でも、数千円に成ります。
いずれにしても、作品の出来の良し悪しは、窯を開けて見なければ、解かりません。
不満足な場合も多いと思いますが、それは、致し方の無い事と、思って下さい。
以上で、陶芸の費用に付いての話を、終わりに致します。
作品を作ったのだが、いまだ焼成もしていないので、せめて、素焼だけでも、済ませておきたい
と思っている方も、多いと思います。
作品の数が多く、自分の窯では、小さ過ぎるので、より大きな窯で、一度で焼成したい方。
又、長く陶芸をやられている方にも、一度は、薪で窯を焚いてみたいと、思ってる人も多いです。
3) 窯を借りる。
窯を借りたい方は、窯焚きの経験がある人が、窯を借りて、自分(達)で焼成しようとする物で、
一窯全部を、自分(達)の作品専用と、成ります。
但し、薪窯を貸し出す所は有りますが、灯油窯や、ガス窯を貸し出す所は、私は聞いた事が
有りません。
窯の所有者に直接申し込むか、知人に紹介してもらい、窯を探さなければなりません。
個人持ちの、窯の所有者は、自分以外の人に、窯を貸すことは、無いと思います。
共同で使用する窯ならば、貸してもらえる可能性も、少しはあると思います。
尚 薪窯を貸し出す所で、焼き方の指導付きの所も、有ります。
薪窯の場合、最低3日は借りる必要が有ります。薪なども現地で、調達するのが普通です。
費用も窯の大きさ、借りる期間などによって、数十万円~百数十万円(薪代を含む)と、
金額が張ります。
他人の窯を借りて焼成しようとすると、色々問題があり、苦労します。
4) 焼成してもらう。(焼成依頼)
この方が、現実的です。 但し、ここにも幾つかの、問題が有ります。
① 第三者の作品は、前もって、焼成可能かを、見極める必要が有ります。
グループ内の人、会員、体験者など、窯の持ち主が、指導した作品は、無条件に、焼成できます。
しかし、第三者の作品は、どの様に作られたのか、不明ですので、簡単に引き受けられません。
② 第三者が、陶芸の知識が有って、作った作品であるのかが、問題なのです。
・ 窯の持ち主は、窯が壊れる事を、一番怖がります。二番目に、作品自体が、壊れる事です。
陶芸の知識の無い方の作品は、窯の中で爆発する可能性があり、窯が破損したり、
電熱線が、切断する可能性が有るからです。
即ち、空気が閉じ込められた作品は、素焼時に、爆発します。
又、以前に小学校の授業で作った、作品の素焼を引き受けましたが、土の中に、「ビー玉」や、
「オハジキ」などが、埋め込まれていました。
引き受ける際、この「ビー玉」や「オハジキ」が、熔けてしまう可能性を、了解して頂ました。
(実際に、750℃で焚いた場合、温度の高い、窯の上部では、熔けていました)
③ 第三者の作品を焼く時、釉薬をどうするのかも、問題です。
a) 作品の持ち主が、施釉するのか、それともお任せか。
b) 釉薬は、持ち込みか、指定の色はあるのか、希望の焼き方(酸化還元)は、その他
作品が、破損した場合の補償有無、焼き損じは再焼成か、など予め相談し、
決めておく必要が有ります。
④ 焼成代に付いて、
a) 作品の大きさに応じて、焼成代を決めるのが、普通です。
即ち、縦、横、高さ、の寸法を測り、値段を決めます。
b) 寸法は、素焼前に測る方法と、本焼き焼成後に測る方法が有ります。
当然、本焼き後の方が、小さいです。
c) 薪以外で焼成した場合、湯呑み程度で、300~800円程度です。
当然、数が増えれば安く成るのが、普通です。
d) 薪で焼成してくれる所も有ります。(インターネットなどで、探して下さい)
その場合、湯呑み程度でも、数千円に成ります。
いずれにしても、作品の出来の良し悪しは、窯を開けて見なければ、解かりません。
不満足な場合も多いと思いますが、それは、致し方の無い事と、思って下さい。
以上で、陶芸の費用に付いての話を、終わりに致します。