6) 艶(つや)出しによる装飾。
魅力的な作品にする為に、表面を磨き艶を持たせる技法は、古く土器の時代から行われています
又、表面に艶を出すのは、単に装飾の為だけではなく、実用的な意味がありました。
即ち、表面を擦り続ける事により、表面の肌を目詰まり状態にしてから、低温で焼成すると、
吸水性を少なくし、丈夫な容器を作る事が出来るからです。それ故、釉が発明されていない、
古い時代の「水甕」として使用する場合には、必ず磨き作業が施された様です。
現在では、施釉が一般的(主流)ですので、水漏れを防ぐ為の、磨く作業は必要としませんが、
装飾の一種として行われている場合もあります。
① 効果的に艶出しを行うには、粘土が若干湿っている状態で行い、表面をなだらかにします。
) 肌理の細かい泥漿(でいしょう)を表面に塗って(コーティング)から作業に取り掛かる
とより効果的です。
) 古くは川原で拾った、滑らかな自然石を使用していました。現在では市販されている
「ゴムヘラ」を使う事が多いです。その他、「皮やぼろきれ、フェルト」を使う事もあります
) 粘土が乾燥した場合には、「スプーンの背」や球面の硬い物質を使います。
) 道具を作品に根気良く擦り付けると、光沢が出てきます。
② 艶出し剤を使う方法。 焼成前や後の作品に使います。
当然、釉の光沢とは異なります。
) 擦って(さすって)艶を出す方法以外に、油や植物の汁、松ヤニ、木から取れる樹脂、
アスファルト、アラビヤゴムなどを容器の内側や表面に塗り、艶出しを行う方法があります。
アラビヤゴムに顔料を添加し、色の付いた光沢にする事も行われています。
上記物質は、単体でも耐水性のある物です。
)我が国では、天然漆(うるし)や和ニスなどが用いられています。現在では、人口樹脂や
透明な合成ニス等も使われています。透明な物は素地の色を強く反映します。
) 家具などに使われている艶出し剤を使う場合もあります。但し、食器には衛生上不向き
です。
) 艶出し剤を塗れば適度に光沢が出ますが、更に布や皮で磨き上げると、更に光沢が増し
ます。
③ 艶出し剤を使うタイミング。
) 生の状態(焼成前)に煮詰めた樹脂を塗り、低温で焼成すると樹脂は強い皮膜になり、
強い光沢を生じます。
) 焼成したばかりの熱い作品に、樹脂や植物の汁を垂らしたり、塗る事により光沢を出す
事も出来ます。
魅力的な作品にする為に、表面を磨き艶を持たせる技法は、古く土器の時代から行われています
又、表面に艶を出すのは、単に装飾の為だけではなく、実用的な意味がありました。
即ち、表面を擦り続ける事により、表面の肌を目詰まり状態にしてから、低温で焼成すると、
吸水性を少なくし、丈夫な容器を作る事が出来るからです。それ故、釉が発明されていない、
古い時代の「水甕」として使用する場合には、必ず磨き作業が施された様です。
現在では、施釉が一般的(主流)ですので、水漏れを防ぐ為の、磨く作業は必要としませんが、
装飾の一種として行われている場合もあります。
① 効果的に艶出しを行うには、粘土が若干湿っている状態で行い、表面をなだらかにします。
) 肌理の細かい泥漿(でいしょう)を表面に塗って(コーティング)から作業に取り掛かる
とより効果的です。
) 古くは川原で拾った、滑らかな自然石を使用していました。現在では市販されている
「ゴムヘラ」を使う事が多いです。その他、「皮やぼろきれ、フェルト」を使う事もあります
) 粘土が乾燥した場合には、「スプーンの背」や球面の硬い物質を使います。
) 道具を作品に根気良く擦り付けると、光沢が出てきます。
② 艶出し剤を使う方法。 焼成前や後の作品に使います。
当然、釉の光沢とは異なります。
) 擦って(さすって)艶を出す方法以外に、油や植物の汁、松ヤニ、木から取れる樹脂、
アスファルト、アラビヤゴムなどを容器の内側や表面に塗り、艶出しを行う方法があります。
アラビヤゴムに顔料を添加し、色の付いた光沢にする事も行われています。
上記物質は、単体でも耐水性のある物です。
)我が国では、天然漆(うるし)や和ニスなどが用いられています。現在では、人口樹脂や
透明な合成ニス等も使われています。透明な物は素地の色を強く反映します。
) 家具などに使われている艶出し剤を使う場合もあります。但し、食器には衛生上不向き
です。
) 艶出し剤を塗れば適度に光沢が出ますが、更に布や皮で磨き上げると、更に光沢が増し
ます。
③ 艶出し剤を使うタイミング。
) 生の状態(焼成前)に煮詰めた樹脂を塗り、低温で焼成すると樹脂は強い皮膜になり、
強い光沢を生じます。
) 焼成したばかりの熱い作品に、樹脂や植物の汁を垂らしたり、塗る事により光沢を出す
事も出来ます。
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