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善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

東鳴子温泉の旅(3)・阿部旅館

2009年02月12日 | 温泉

阿部旅館は東鳴子温泉街とは川をはさんだ対岸にあります。
勘七湯のご主人が電話で日帰り温泉が可能かどうかを確かめてくれた上、車で送ってくれました。
勘七湯からは歩いても7~8分で、上川原橋を渡ったところからだと3~4分の距離です。

(阿部旅館)

日帰り温泉を希望すると若奥さんが出てきて男性内湯に案内してくれました。
男性的なお湯とのことで、出た後に女性内湯も空いているので入っていたらどうかと?と言ってくれました。

男湯の脱衣場は小さくて簡素な造りでした。
浴室はお湯の成分の鉄分でタイルなどは茶褐色になりかけていました。

(男性内湯)

浴槽はタイル張りで6~7人が入れるほどの広さです。
源泉がどばどばと流入しており、入ると茶褐色の濁り湯で自分の足が見えなくなり、白と黒の湯の花が足の下から舞ってきます。
黒い湯花を手ですくって潰してみると手にべっとりとタール状の物がつきます。

臭いは鉄分の臭いと油臭。
味は渋めの金気味でした。

確かに男性的な野性的なお湯でした。

隣の女湯は空いていたので入ってみると男の人が1人で入っていたので入れてもらいました。

(女性内湯)

男湯ほどではありませんが若干の笹濁りで、白い湯の花が舞っていました。
入り心地はマイルドな感じで、肌を包み込むような感触でした。

出がけに、奥さんと若奥さんと生まれたての赤ちゃんが見送ってくれました。

(家族でお見送り)

いままで、湯治の自炊客中心でやってきたのだそうですが「娘が戻ってくれたので食事も出すことが出来るようになりました。」
ということでした。

良いお湯と心配りの良い日帰り温泉を体験しました。

詳しくは下記のホームページからどうぞ
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