善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

青森公衆浴場巡り(7)・光風温泉

2011年12月07日 | 温泉

あずましの里 いい湯だな からタクシーで光風温泉に行きました。
途中、しゃこちゃん温泉と屏風山温泉の前を通ってもらい、徒歩で移動する道を確認しておきました。

光風温泉は、自動車整備工場を営む地元企業の会長さんが、工場敷地内に温泉を掘り当て、工場の隣に建てた公衆浴場です。

(光風温泉)

建物は味も素っ気もない単なる箱です。
隣の本物の工場と軒を接しており、高さがやや高い程度の建物です。

光風温泉の入り口を入ると、広いロビーがあり、木の床に木のベンチと木の机がいくつかあり、隅に畳敷きの場所があります。

浴室に入ると、番台と脱衣場がありますが、脱衣場は広々として開放感があります。

また、メインの浴槽は、単に昔の銭湯風の浴槽で、源泉があふれるだけのものです。

(メインの浴槽)

ただ、お湯はすばらしいお湯です。
薄い黄色の透明なお湯はよくあたたまり、ヌルすべ感も最高で、じっくりと入っていると心が和みます。

壁絵はえびす様ですが、これもユニークだけれど大げさな絵ではありません。

(壁絵はえびす様)


(広い脱衣場)

番台はいつもからで、番台に居るべき会長の奥さんはロビーに出て、常連さんと井戸端会議の最中です。

(番台はいつも空)

でも、会長さんがお出ましになる午後の後半は、いろいろの人が集い、ロビーは人々の社交場になります。

(会長)

会長に話を伺うと、若い頃は湯治のためいろいろと湯巡りをしたが、良い源泉が見つかったので、近所の人に入ってもらいたくて質素な温泉銭湯をこころざしていると話してくれました。

今は廃止になったNHKの名番組「ふだん着の温泉」で放映したので、これを見てつがる市を訪ねたのは大正解でした。

ふだん着の温泉(光風温泉)

こんな真心のこもった温泉銭湯は滅多に無いと思います。

詳細は下記のホームページからどうぞ
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