善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

松之山温泉の旅(5)・鷹の湯

2012年06月20日 | 温泉

松之山温泉の駐車場から折れた道をたどると温泉街です。

温泉街といっても小規模で、共同浴場の「鷹の湯」を中心に、旅館と民宿、土産物屋と飲食店が並んでいてすぐに温泉街は尽きてしまいます。

この日の宿は小規模な旅館の「和泉屋」を予約しておいたので、荷物を預け、お風呂道具だけをもって鷹の湯に向かいました。

といっても、鷹の湯は同旅館の反対側にあるのでほとんど歩きません。

鷹の湯の前の駐車場はさして広くないので、混雑時にはバスのターミナルのある駐車場を使うようです。

(鷹の湯)

鷹の湯は立派な造りの共同浴場で鉄筋二階建て。
さすがに雪国の共同浴場の造りです。

(脱衣場)

脱衣場には大型のロッカーもあります。

浴室に入ると強烈な油臭がします。
油臭というか薬くさいという不思議な臭いです。

お湯の色はやや笹濁りで、うす緑というか?黒っぽいというか?これも不思議な色ですが
透明度も結構あります。

(浴槽)

入ると、噂通り浴槽内も熱いお湯が満ちています。
浴槽の左奥の湯口からはちょろちょろと源泉が流れ込んでいます。
このお湯がめっぽう熱く、「注意 高温キケン」の看板があります。手ではすくえないのですが、舐めると濃い塩味+強い苦みがあります。

あつ目のお湯に入っていると、思ったよりべたつき感は少なく身体がきしむ感じがします。薬湯が身体にしみ込んでくるからでしょうか?。

浴槽の脇のスロープを下ると、ひさしの下のような場所に露天風呂があります。

露天風呂はややぬるめです。

(露天風呂)

小川の対岸の緑がきれいでついつい長湯になりますが、温泉力が強いので長湯は危険な感じがしました。

鷹の湯はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で鷹の湯源泉だろうと推定されます。
循環利用との事ですがカルキ臭などは感じず、油臭のみが際立っていました。
なお、松之山温泉には7つの源泉があり、自噴泉ということです。


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