善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

甲州湯巡りの旅(7)・城北温泉(城北の湯)

2012年10月23日 | 温泉

武田軍団の出陣準備を見ていてもきりがないので、今日予定していた甲府駅北口の銭湯のうち、城北の湯をめざしました。

城北の湯は、甲府駅北口から徒歩で7~8分の場所にある温泉銭湯です。
愛宕山のふもとの住宅街にあります。

(城北の湯)

中は、小さなロビーがあり、受付は番台風ですが脱衣場とは廊下を隔てた手前側にあります。
靴を下足箱に入れ下足札をわたすとロッカーのキーをくれました。

(脱衣場)

脱衣場はさして広くないおおきさです。
ロッカーはかなりの量の荷物が入る大きさで、ロッカーの他に懐かしい籐製の脱衣籠がありました。

(籐製の脱衣籠)

浴室に入るとむせるようなカルキ臭がします。
この理由はあとから分かりました。

(メインの浴槽)

メインの浴槽は浴室中央に突き出しており、この浴槽の他に、壁に沿って電気風呂、超音波風呂、泡風呂などがありました。

お湯は無色透明でさっぱりした浴感です。
メインの浴槽には泡風呂からお湯が流れてくる仕組みで温度は適温でした。

(洗い場)

浴後に番台のおかみさんと話をしたら、このお風呂は今年で創業101年とのことでした。

甲府商工会が調べてくれて100年を越えていることをしてきしてくれたそうです。
ただ、自分の代で廃業するかも知れないと思っているとのことでした。
というのは、昭和の時代の建物は次の世代に引き継ぐには建て替えが必要で、それには莫大なお金が掛かるということです。
今は何でも一人でやるので、身体が結構きつくなってきたとこぼしていました。

番台の斜め前に、温泉分析書とレジオネラ菌不検出の証書が張ってありました。
御当主は保健所の要請でレジオネラ菌を目の敵にしているのだそうです。
カルキ臭はこの所為だったのでしょう。

この温泉は「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉」(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)で湯温は22.5度。創業からこの源泉を使っていたそうです。

詳細は下記のホームページからどうぞ
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