愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

増山城(3) 富山県砺波市

2019年12月08日 06時40分26秒 | 富山県
「馬の背ゴ」から少し登ると「又兵衛清水」(またべえしょうず)という清水がありました。家臣の又兵衛という人が発見したそうです。


又兵衛清水

又兵衛清水をもどって少し上がると石垣跡の看板のあるところに来ました。

石垣跡 
いわゆる石垣ではなく大きな石を配している感じでした。鏡石だけ残り、あとの石はみんな崩れてしまったのでしょうか。珍しい石垣跡でした。

石垣跡から右に折れますと、一の丸に行きます。

一の丸

一の丸から和田川が見えました。この和田川はダムをつくった関係で広く大きくなり、その周りの村落を川底にしてしまいました。その村落は増山城の城下町だったということです。まことにもったいない話だと思いました。

和田川 これは北の方の川で、水没したのはもう少し南西側(川上)の方です。

一の丸から石垣跡まで戻り、今度は南の方へ行きます。「無常」「鐘楼堂」などの曲輪のあるところです。なお、図では無常曲輪の西側に畝状竪堀群があるということで、それも見たいと思いました。しかし、「ああ無情」なにも見えませんでした。残念。

無常曲輪から下の覗く

しかし、この無常曲輪の東側はすごい谷になっていて、自然のものなのか、掘りこんだ人工のものなのか迷うような感じになっていました。いずれにしても、この無常曲輪東側からの侵入は困難だと思いました。それにしても「無常」というのはどういうネイミングでしょうか。仏教に関係しているのでしょうか。F郭といい、無常といい、すごい曲輪の名前に驚くばかりです。

増山城 続く


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