おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

マルコメ

2009年01月07日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、今年最初の銭湯へ行ってきた
 
冬休みってこともあるだろうか?
やけに子どもが走り回っていた
5~6人のガキが走り回っている中
女の子もいた
銭湯で小さな女の子がお父さんと一緒に
入っているのは珍しいことではない
珍しいことではないが
やはり、何故か、そこはなんとなく
視線が空を彷徨うような
言うなれば、満員電車に両手を挙げて
乗っているかの如く
わからないでもないが、それは滑稽だなぁ~
って声が聞こえてきそうな感じで
しばし、視線が泳ぐ
 
ロリコンではないし、おっさんの股間さえも
凝視することのない空間で
親子連れがいるからといって、自意識過剰に
自分を守る態度もどうかと思うが
正直、少し気を使うのである
 
無邪気にはしゃぐ親子を尻目に移動
まずはサウナ、12分が限度
露天風呂に移動
薬草風呂の樽に入ると、またあの親子連れ
 
しばし目を閉じる
 
いや、気になるからじゃなく
いつもの動作
しかし、しばらくして満員電車の両手上げの様に
 
「このオッサン、何意識してんねん!」
 
と誤解を招く恐れありと、時計を凝視
 
久々の風呂だったせいか、少し風邪気味のせいか
それとも、気を使って風呂に入っていたお陰か
少し疲れたので、頭と身体を洗って帰ることに
丁寧に隅々まで洗い、固く絞ったタオルで
肌が弾いた水滴を丁寧にふき取る
 
(さて!)
 
満を持して立ち上がると、またまた親子連れが
身体を洗うために現れた
 
(よく出会いますね)
 
出来るだけ爽やかな笑顔で女の子を見つめた瞬間
後ろに隠れるように立っていた男の子と目があった
2~3歳くらいのマルコメ君
 
「こんにちは!」
 
元気に挨拶をしてきた
不意に挨拶されて、少し狼狽
 
「はい、こんにちは!」
 
なるべく丁寧に返したが
 
(今の、彼に聞こえたかな?)
 
とにかく、入ってから上がるまで
気を使いっぱなしの連続
昨日だけは、ストレス発散とはいかなかった
 
 


コメント
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