おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

未来の話をしようよ

2021年09月02日 | 日記
テレビで野球中継を見ている

打者の渾身のスイング
ファウルチップの打球が捕手に直撃

あたり所が悪ければ悶絶

それを見ながら親父が一言

「キャッチャーって大変な仕事やのぉ〜」

と、痛がる捕手に労わりの言葉を放つだが、
このセリフは、そのシーンが映ると
オートマチックに毎回発せられる

自動車のナビの話になれば、
ナビ黎明期のエピソードを語る

かくいう私も、ダム湖のほとりを走れば、
湖面に沈んだ村の話をするし、
昔はやんちゃな事もたくさんしたもんだぜぇ!と
自叙伝の中での自分なりの武勇伝を語りがちだ

シチュエーションによって繰り返される話や
本人しか知らない自慢話は、
喋る側はネタのように繰り返す事によって
洗練されていく良い点もあるが、
聞かされる側に立ってみると、
これほどつまらない事はない

若い人と話していると

「その話、二回目ですよ!」

と諭され、

妻に教えてやろうと口を開けると

「またその話ぃ?」

と眉間に皺を寄せられる

思えば自分自身も「あの頃」の話をされるのが、苦手だ

自分が苦手と思うなら、
相手も同じかも知れないと言う思いを持つ方がいい

だからこれからは、
過去の話は極力しないようにしようと思う

全くしない!と文面に残したい所だが、
場面によっては説明に使う事もあるだろうし、
ケースバイケースで使い分ける必要はある

でも、自分の事を語るのに
過去の自分を出して来なくてもいいじゃないのかな

大した武勇伝もないしね
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だからこれは入札しない

2021年09月02日 | 日記・エッセイ・コラム
最近はもっぱら、腕時計はヤフオクで探す

あまり高級な腕時計には興味がない私
欲しいと思うものは高額で、手が出せないってことも
たまにはあるが、基本興味はない

若い頃は、ホームセンターのレジ横に
大量に吊り下げられて売っている安価中の安価な時計が
デザイン的にも気に入っていた

しかし歳を重ねると、やはり少しは気を使う

気を使うが、やはり高価な物は手が出ない

そこでヤフオクである

たまに掘り出し物がゲットできる
今も気に入って使っている物の半数はオークション品だ

いつもチェックしている訳でもないが、
たまに逸品がないかと除く

昨日は「デジタル」と検索ワードを入れてみた

大量にならぶ腕時計の画像の中に
懐かしい物を発見した

ミッキーマウスの腕時計

高校生の時、ニチイに入っていた時計屋さんで
小遣いで買ったデジタルの腕時計

簡易なゲームが付いていて、
アラームも完備され、授業中に鳴って怒られたりもした

懐かしいぃ〜なぁ〜!

感慨にふけっていると、あのシーンが蘇る

この腕時計の最期である

おふくろが制服を洗濯してくれたのだが、
ポケットにミッキーマウスを入れたままお洗濯

干す段階になって、そこに潜んでいることに気づく

「これ、洗ってしまった」

自供した母に詰め寄る事はせず、
相棒の安否を気遣い、そっとアラームボタンを押す

「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピーーーーーーー!」

そう言うと、静かに文字盤から姿を消した

あの瞬間は今でも忘れない
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