おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

ぼったくりバー方式です

2010年12月09日 | 日記・エッセイ・コラム
今年もこの季節が来たのか!としみじみする
 
仕事場へ向かう峠越えの道
その中腹に、軽のワゴン車が停まっている
その目的は、「みかん」や「松茸」を売る移動販売車
看板とその車だけの簡単な即席販売所だ
いつも通り過ぎるときに、アレは違法ではないのか?と
少々遠巻きに見ながらやりすごす
 
この季節と書いたが、別にこの冬の時期に来ると
言うわけではなく、季節の変わり目(?)と言うか、
夏には夏の商品が並んでいると
記憶する
 
思えば、こういった販売はよくあることだ
一番記憶に残っているのは、
幼いころ連れていってもらった海水浴への道中で
国道沿いに並んだ
 
“パチンコ台”だ
 
(あんなモノ、誰が買うの?)
 
なんて、幼いながらに不思議に思っていたが、
海水浴の帰りに見てみると、結構売れてたりするわけで・・・
 
しかし、あぁ言ったモノには、
少なからず法則があるもので、
それはいわゆる“群集心理”かな
僕も夏祭りで生ビールを売る露天の手伝いをしたことがあるが
一人目が来るまでが長い
一人が来ると、二人目はすぐによって来て、
三人、四人と並びだすと、
そこから一気に売れ出す
 
だからこそ「さくら」が必要だと思うし、
アレはアレでよく考えられたシステムだと感心する
誰も近寄っていない露天商には近づき難いが、
誰かが居れば、抵抗無く近寄れる
もちろん、誰もが遠慮するわけではなくて、
一番に何も考えないで近寄れる猛者もいるのだ
 
話を戻して峠の軽ワゴン
 
売れているような気配はない
覗いているような気配もない
誰も近寄らないのだ
しかし、法則をこれに当てはめるとすれば、
一人、車一台でも停まっていれば、それを見て
後は続くと思うのだ
 
なら、どうするか?
 
簡単だ 
 
ミニを履かずとも、綺麗な女性を販売員にすれば、
すけべーなオッサンが買ってくれること間違いなしぃぃぃぃ!
 
えっ?オレ?
 
もちろん、買いますぅ!
 
 
 



手入れは万全に

2010年12月06日 | 日記・エッセイ・コラム
いま、髭を伸ばしている
 
ダンディ・久太郎を目指して!と言えばいい感じだが、
実情は少しだけ違う
小さい頃から「大頭」で通してきた我が人生
いまさら振り返るのは、涙無しには語れないので、
割愛させていただくが、
これまでの人生で、このコンプレックスは
常に付きまとってきた
 
普段は、僕に気を使って誰もそのことを
ことさら強調はしない
今まで、面と向かって弄ってくれたのは、
近所に住むバッテラ君と、高校時代のシバモト君だけだ
他の人たちは、思っていても声には出さない
出した所で、愉快ではないからだ
 
先日、飲み会をした席でも同じ
ハゲを弄っていたら反撃された
 
「久太郎さんは頭がデカイ!」
 
そう言って攻撃を開始したが、誰も追従はしない
追従した所で、その話に広がりようがない
何しろ、弄られた本人の顔が引きつっているのだから
 
そんな時、趣きを変えた声が響いてきた
 
「髭を伸ばしたらどうです?」
 
髪の薄さとは対照的に、髭は濃い
いや、濃いとは言い難いかも知れないが、
髭の生える範囲は、それなりに広い
以前も、正月休みの間は伸ばしていた事があった
 
人間の目とは面白いもので、時折錯覚を起こす
実際は長髪にしたほうが、頭周りは大きくなるが、
長髪と地肌が見える短髪だと、
毛が短い髪型のほうがより大きな頭が強調される
 
なら、長髪にすれば?となるが、
以前も書いたように、薄い毛を隠すには、
長髪よりも短髪となる
ジレンマが生まれるが仕方がない
少々話が逸れてしまったが、この錯覚を
顔にも施すのはいかが?と言う提案の声を聞いたのだ
 
そういうこと
 
髭を伸ばし始めたのは、少しでも顔を小さく見せるため
しかし、髭の手入れはかなり難しく、
無精髭との境目は、限りなく曖昧だ
 
そんなことを思っていた今日、髭を伸ばしている人から
 
「いい髭だ!」
 
と言葉を貰った
勘違いし易い僕
しばらく、このまま髭ライフを続けてみようと思った
 
伸ばしますよ、ヒゲ
 
 
 



無題

2010年12月05日 | 日記・エッセイ・コラム
斎場からの道は混雑していた
 
一本道ではない
地元から続く道はこの一本だけではない
しかし、彼の生まれ育った場所を通るその道には
いくつもの車が列を作って走っていた
悲しみの数だけ、ライトの数がある・・・と
感傷的に思ってしまうほど
 
彼との付き合いは短い
親友と言うには、あまりにも短く、
友人と紹介するには、彼の事を何も知らない
消防団の分団長としての付き合いが最初だ
それからの付き合いだから、
知り合いとして、彼の通夜に参列した
 
真面目な人だった
僕を見つけると、いつも声を掛けてくれた
実直な笑顔が印象的だった
自分の事より、人の心配をし
自分の事よりも、人の幸せを喜ぶような人だった
でも、それは何も知らない僕が、
勝手に彼につけた印象だったのかも知れない
いや、そうだろう
 
それでも彼は真面目な人だった
 
未だに信じられない気持ちだ
彼の事をここに書くかどうか迷ったが、
彼が生きていた事を知らせたくて、
少しだけ書くことにした
 
 
祭壇に彼の写真を見た
笑顔の写真だった
 
 
 
あの実直な笑顔だった
 
 
 
心よりご冥福をお祈りいたします
 
 

 
 
 
 
 
 
 



年の頃なら、二十歳代後半

2010年12月04日 | 日記・エッセイ・コラム
その騒動の顛末は次に記す通りだ
 
砂糖と塩を間違えたスキ焼を食い終えた三人は
いつものようにカラオケボックスに出かけた
ハンドルを握るのは長兄
助手席には次男が座り、後部座席に
次男の嫁さんが陣取った
 
恒例行事だった
東京に住む次男夫妻は、帰阪しては
長兄を伴いカラオケに興じる
昨夜も同じように出かけた
 
目的のカラオケ店は二階にある
持ち込み可の店舗は、それなりに人気のある
全国チェーンの店
弟夫婦は車を降りて足早に階段を上る
心配性の兄は、何度も車の施錠を確かめる
やがて歩き出した兄の目に、
隣のスーパーの買い物袋を下げた一団が視界に入ってきた
どうやら持ち込み用の菓子やらを買ってきたようだ
 
(こっちに来るのか?)
 
長兄の想像通り、その三人連れは、
同じように階段を上ってきた
 
店の中に入ると、カウンターですでに次男が
店員に何やらと確認を取っている
あわてて会員証を差し出す
今回は最初からアルコールは飲まないと決めていたので
アイスコーヒーをチョイス
弟は、ビール、義妹は、アイスミルクティーだったか?
 
そのときだった
 
一連の説明等をいつものように店員から聞いていると、
あとから来たその三人組、奥から出てきた別の店員が
カウンターの横で対応しはじめた
会員証を渡し、何時間唄う?って確認
ワンドリンクオーダー制だから、部屋に入ったら
何か一つは頼んでね!じゃ
 
と、後から入ってきたその三人は、
僕達を追い越して、言われた番号の部屋へと消えていった
 
(社長のご子息とか?)
 
次男の嫁が機転を利かせてなだめたが、
弟はその行為が許せなかったようだ
 
「もう少し飲んでたら、注意するとこやったわぁ!」
 
武勇伝に発展しなかったのは、不幸中の幸いだ
いや、僕にとって幸いではない
彼らにとっての話だ
 
2時間、唄い終わった後には、
そんなモヤモヤも少しは解消されていた
 
それが昨夜の事件の顛末である
 
 
 



綺麗な店なんですけど

2010年12月02日 | 日記・エッセイ・コラム
不思議な店ってあるでしょ?
 
入り口が無い!とか?
って、それは不思議でもなんでもなくて、
いや、それも不思議ですね
 
と、行数を稼いだわけですけど、
この店、どうやって生活していけるんだろ?って程、
お客さんが少ないって店があるんですよね、たまに
 
いつもその道を通りかかって気になっている店があるです
その店は焼肉屋さんで、交差点の近くに店を構えています
出入りは問題なく、すぐ近くにあるセルフのGSの方が
よっぽど出入りに慎重になるほどです
 
そんな立地条件でありながら、
この店の前にある駐車場に車が停まっている場面を
僕は目にした事がない
時間帯もまちまちです
朝早く通りかかることはないけど、
焼肉屋と言うことを考えれば、モーニングサービスも
無かろうと
 
昼間に通っても夕方に通っても
平日でも日曜日でも、いつ通りかかっても
車は停まっていない
もちろん、誰もが車でやってくるわけではなくて、
ご近所さんは徒歩でやってくるでしょうけど、
それにしても、人の気配を感じないお店なわけで
 
そうなると、ますます心配になってきます
 
仕入れです
あれだけ客入りが少ないと、
毎日の仕入れにも問題が生じないか?と
思えば、飲食店はほぼ毎日仕入れをして
その日にうちに売り上げないと、
新鮮味やら、問題もあると思うんですよね
 
それが、客が来るか来ないか解らない状態で
どうやって仕入れをするのか?
仕入れても、お客が来なければ廃棄?
もし、不意に団体客に来られても、
仕入れが少なければ・・・・
 
とは言っても、僕も行く気はしません
 
だって、誰も行っていないんですからね
何かあるんでしょ、きっと
確かめたい気持ち半分、やっぱり!と
がっかりするはずだ!と言う予感が半分
妙に高かっても嫌ですし、不味けりゃ
もう、不幸と諦めるのもなんだか
 
この焼肉屋に限らず、
どうやって生活してるのか、
儲かってるのか?って店があるたびに
色々と余計な心配をしてしまいます
 
え?うちですか?
 
どうやって生活してるんでしょうね?
 
ふふふっ