おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

老いても子には従わない

2010年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム
「バック時にヘッドライト点灯は必要か?」
 
壮大な論文を掲載したい
 
オヤジの話である
この場合の“オヤジ”とは、肉親である親父で、
見ず知らずのハゲオヤジたちとは分類していただきたい
 
このオヤジ、とにかくモノを覚えてくれない
いや、年齢的なこともあるだろう
そんなに攻め立てるなぁ!と、お叱りも受けるだろうが
それは暮したことのない人が言える、
道徳の時間に先生に質問され、模範的な解答しか出来ない
優等生の声に似ている
とにかく、毎日同じ事を言うと言うのは
周りが考えるよりも、実際はかなりの労を要するのである
 
確かに、このブログで以前告白したように、
僕の話術は的を少し離れた所を通るように
まわりクドイ事が多い
だから、素直に脳に届いていないのか?と
反省することもあるが、
それを差し引いても、おかしな事もある
 
せっせと、11月3日に起こった、
滑稽かつ摩訶不思議な出来事を報告する
オヤジも面白そうにうなずき、時折歯を見せて笑っている
そしてオヤジは、目に微笑を残したまま、僕に
こう尋ねて会話を締めくくる
 
「で、それはいつの話ぞぉ?」
 
会話の内容は詳しく書けないが、
会話の冒頭に11月の3日の事だと言ったはずだし、
そもそもそれは、11月の3日だから面白い話なのだ
それを解って笑っていたと思っていたのだが、
どうも違ったらしい
 
このエピソードから解るのは
オヤジが覚えてくれないというよりは、
すでに理解していない!とも言える
僕の想像が確かならば、11月3日と言った時点で、
何か違うことを想像しながら、
自分勝手に話を膨らませているに違いない
だから、僕の結論はすでに耳には入ってこないのである
 
ここでこの論文の結論
 
うちの作業場は道路より、約1メートル50センチほど上にある
そこに停めている車のヘッドライトは、確実に
走行中の運転席を照らす
公道に出るには、一度駐車場からバックで進む必要がある
その時に、ヘッドライトをつけても、
一般ドライバーの横顔を照らすだけで、
バックしているオヤジの車に影響はない
 
その事を一度言った事がある
オヤジも納得してくれたのだが、消してバックしたのは
3日だけだった
 
「べつにいいんじゃない?」
 
確かに、急にヘッドライトで照らされたからと言って
公道を走る車が、極端な迷惑を受けると考えるのは
小心者の僕だけの心配ごとかも知れない
 
でも・・・・
 
まぁ、いいか
とにかく、これが僕の結論である
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする