ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「ミモロと一緒にワークショップ」開催。第1回は「金継ぎアクセサリー作り」。ご参加お待ちしています。

2022-05-26 | ものづくり

いつもミモロのブログをご覧いただきありがとうございます。「読者の方って、ものづくり体験に興味ある人多いみたい~」と常々思っていたミモロは、これから「ミモロの工房見学ツアー」や「ミモロと一緒にワークショップ」を開催することにしました。

その第1回は、「金継ぎアクセサリー」づくりのワークショップです。


教えてくださるのは、金継ぎアクセサリー作家の「香凛」の木村先生。


木村先生に出会ったのは、百万遍の「ル・マルシェ」。


そこで見つけたカラフルなアクセサリーに興味を抱いたミモロ。


よく見ると、なんとそれは、陶器の欠片を再利用したもの。いろいろな模様が描かれた陶器が、素敵なアクセサリーになっていました。
ペンダントや指輪、帯留めなどがあります。その形から、世の中にたったひとつだけのもの。

陶器の欠片が個性的なアクセサリーになっています。

「これって面白い!」とすっかり気に入ったミモロ。「あの~これ、どうやって作るんですか?」と尋ねました。

「これは、金継ぎという日本の伝統の技を使ったものなんですよ」と。なんでも金属を含んだ接着剤(新漆など)で作るだそう。
 
「へぇ~普通は捨てられちゃう陶器の破片に、新しい命が吹き込まれるみたい~これって、素晴らしい!!」とミモロ。

「ワークショップもありますよ」というので、「ぜひ やってみたい!」というミモロ。
そこで、せっかくなら、ミモロのブログの読者の方々といっしょに、特別なワークショップをやろうということに。
木村先生が、ご指導くださいます。

今回は、お好きな陶器の欠片を選び、ペンダントトップ、リング、帯留め、イヤリングのいずれか1点を作ります。
「自分で作るって楽しいね~」とミモロ。

ミモロと一緒にワークショップ 第1回「金継ぎアクセサリーづくり」
日時:6月7日(火曜日)13:00~ 所要時間1時間半~2時間
場所:京都、京阪出町柳駅 叡山電車改札口前 集合 12:45集合 そこから徒歩7分ほどにある会場にご案内します。
「改札口前でミモロが待ってます!小さいけど見つけてください!」

参加費用:3000円(材料費込み) エプロンをご持参ください。*ワークショップ中は、マスクの着用お願いします。

募集人数:4名 (先着順)

お申込みは、ミモロへのメールで  mimoro1888@gmail.com
[お名前、連絡先(携帯電話番号)を明記してください」こちらから、確認のご連絡をさせていただきます。
応募多数の場合は、また、別の機会を設定したいと思います。


いろいろな陶器の破片、ご用意しています。きっとお気に入りのもの見つかると思います。


ミモロと一緒に、金継ぎアクセサリーづくりしましょう!みなさまのご参加お待ちしてます。


「ミモロ、ママのために、浴衣の帯留め作ろうと思うんだ~」というミモロです。



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西陣再生ペット織「Reperic(リペリック)」。西陣織と京都の職人たちが取り組む新たな製品開発。

2022-05-23 | ものづくり

「え~この西陣織…ペットボトルの再生繊維でできてるの??」と、ミモロはビックリ。

きらびやかな輝きを放つ豪華な西陣織の布が、なんとペットボトルから作られた繊維で織られているのです。

西陣織で表現した再生ペットボトル繊維織物の素材開発を手掛けたのは、西陣にある「フクオカ機業」の社長であり、伝統工芸士の福岡裕典さん。

開発したペットボトルの再生西陣織を、京都で活躍するさまざまな分野の職人さんや工房と共に製品開発を行うプロジェクト「リペリック」を立ち上げました。


このプロジェクトの目的は、従来の先染めの絹織物である西陣織のイメージに留まらず、その優れた織物技術を新たな素材で展開し、未来へと技術を継承しようというもの。なんでも絹織物の西陣織は和服がメインで、その需要は減少。このままでは若い世代の職人が育たないという危機感もその背景に…。

つまり豪華でデリケートな絹織物から、ペットボトルの再生繊維を使うことで、西陣織の魅力であるゴージャスさそのままに、丈夫で汚れにくい新しい西陣織が誕生したのでした。

「え~絹織物だと思ってた~」と、その新たな西陣織を前に、信じられない様子のミモロです。

限りある資源を有効活用するペットボトルの再生事業…そこに京都らしい伝統の技を融合。その可能性を提示するイベントでした。

会場となったのは、世界遺産の二条城の「香雲亭」。今回のイベントには、京都府、京都市をはじめ、京都産業21、京都市産業技術研究所など多くの後援とさまざな工房や企業、職人さんが協力しています。


ミモロをこのイベントに誘ってくださったのは、足にやさしい靴づくりなどで評判の「ネーカーズ」の三上社長。

「このスニーカーも、再生ペットボトルの繊維を使った西陣織でできてるんですよ~」と。

「わ~ピカピカでゴージャス…しかも丈夫で汚れにくいでしょ!すごく個性的なスニーカーだよね」とミモロ。
そこにはスリッパも作られていました。

絹の西陣織では、履く部分がすぐに擦れてしまいます。「使うのもったいない~」となるのですが、この繊維なら汚れも拭けます。
「結婚式の花嫁さんの着替えの時に使うといいかも…」とミモロ。「うん、それいいかもね~」と三上さん。

「あ、これも豪華なテトラになってる~」と、以前、取材に伺った座り心地抜群のプライベートなソファの「大東寝具工業」の品。

「こちらもすごく豪華…外国の方、好きかも…」と座ってみるミモロでした。

「なかなかゴージャスでしょ!」と大東社長。

バッグなど、様々な縫製雑貨を手掛ける「ヤマウチオリジナルアート」の山内社長。

「濡れても大丈夫ですから、袋物などにこの繊維は使えますね~軽いし、おしゃれな雰囲気もありますね~」と。

ペットボトルの携帯用のバッグもありました。


「わ~表具や表装も、この西陣織でできてる~」
「なかなか素敵でしょ!」と表具師の小野澤さん。
 
屏風は、「弘誠堂」の田中社長の作品。
 

ほかにもさまざまな京都の誇る伝統の工房や職人さんが、このプロジェクトに協力なさっています。
 

「え?これも…車のシートカバーも西陣織だ~京都っぽい!」
 
観光客が喜びそうなシートです。

いろいろな可能性を感じさせる今回のイベント…「楽しかったです~ありがとうございました。」と三上さんにお礼を言って手を振って別れます。


「今度、いろいろな職人さんや工房見学させてもらう約束しちゃった~」と、ものづくりに興味津々のミモロは、その日を楽しみに。


今、二条城には、たくさんの修学旅行生の姿が…。
若い人たちに京都の伝統の技をもっと知ってほしいと思うミモロでもありました。



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明治10年創業の「京都鰹節株式会社」。日本のダシ文化を担う工場見学へ

2022-01-27 | ものづくり

大好物の鰹節…日本の和食を支える要のひとつ。

ミモロは、京都のダシ卸メーカーの大手である「京都鰹節株式会社」の工場見学に出かけました。


創業明治10年の「京都鰹節株式会社」の発祥の地は、ミモロが毎月のように24日(節の日)に買い物に出かける中京区の姉小路通の「中京営業所」です。着実な歩みを進める会社の本社は、現在、南区の吉祥院にあります。

「この辺り、いろいろな製造工場があるんだよね~」と、観光客には馴染みのない地域ですが、京都で事業拡大した多くのお店や会社が、土地に限りのある京都中心部から大阪などへの流通の便利な南地域に製造工場を構えているのです。

「こんにちは~」と本社2階の受付へ、そこでアルコール消毒や検温をしっかり済ませます。


応接室でお目にかかったのは、この会社の志村社長。いつも優しい笑顔で迎えてくださいます。
「今日はようこそ~」「はい、大好きな鰹節工場ですから、楽しみに来ました~」と。


「京都鰹節株式会社」は、鰹節などのダシをはじめ、油、醤油などさまざまな食材を扱う食材の卸を主に行っています。そのため、一般的には、あまり名前が知られていないかもしれませんが、京都を中心に関西エリアの料理屋さんや飲食店など、多くのお店と長いお付き合いをしています。

観光客も馴染みの有名料理屋さんやうどん、そばの老舗などでも、ここのダシが納められているのです。
「あ、そこのお店、ミモロよく知ってます~すごくうどんの汁が美味しくて、全部飲んじゃいます。あのダシはここの材料使ってるんだ~」と、思わず目を輝かすミモロでした。

「では、工場に移動しましょう」と志村社長。本社から車で3分ほどの場所に工場はあります。


工場で待っていてくださったのは、工場長。「お世話になります~」とご挨拶して建物の中へ。


工場に一歩入ると、大好きな鰹節の香りがいっぱい。「う~たまらない~」と目を細めるミモロ。

「では、ここで着替えてください~」と、工場見学は白衣や帽子を付け、徹底的に異物混入予防対策が施されます。


ミモロは、サイズが合わないので、持参した白衣と帽子、靴カバーで対応。

「さすがミモロちゃん、万全ですね~いろいろな衣装もってるんだ~」とスタッフのみなさんを驚かせました。


まずは、「細菌検査室」を見学します。
 
製品の検査を担う部署には、経験を積んだスタッフの方が…。欧米へのダシの輸出もしているため、それぞれの国の厳しい食品基準をクリアする必要があり、常にさまざまな検査を行い、安心・安全な品を市場へと送ります。

「ここで検査してるから、安心なんだ~」とミモロ。

では、いよいよ工場へ…と、ここで「あの~大変残念なんですが、これから先は、ミモロちゃんは入れないんです…」と。

そう、ミモロは、ネコ(ぬいぐるみ)なので衛生上入ることができません。「う~残念だけど~」と、ここでしばらくお留守番。
ミモロに代わり、その気持ちになってお伝えします。

広い工場には、国内のさまざまな産地から、ダシのもとになる材料がここに届きます。

新鮮な魚を材料にするため、産地にある加工工場で、乾燥までの処理がなされます。

ダシといっても、鰹節だけなく、イワシ、アゴ、サバ、アジなど種類もさまざま。それぞれの特徴を活かし、ブレンドされて使用されることが多いもの。そのブレンドの仕方で、ダシの味わいに違いが生まれます。

でも、ここで大切なのは、工場に届けられるダシの材料選び…それを担うのは、原料仕入れ担当の方。

「全国の産地に出かけて、それぞれの品をチェックして回ります。去年よくても、今年の品がいいか…それは確認しないと~」いろいろなダシの材料で自らダシを取り、味わって品選びをなさるそう。
どういう原料を仕入れたかで、製品の良しあしが決まる責任重大なポジション。「あの~ダシの飲むと、何を使ってるかすぐにわかるんですか?」とミモロ。「はい、わかりますよ~」と。「すごい舌の持ち主なんだ~」と思う鰹節にはうるさいネコのミモロもビックリ。

また、工場内のお話に戻りましょう。
鰹節を削る機械は、以前、個人営業の鰹節屋さんで見学し、その仕組みを熟知したミモロ。
ここに並ぶ機械も、すべて原理は同じだそう。鰹節削りの刃が12個ほど付いた円盤を回転させ、薄く削ってゆきます。

「あ、鰹節~」と思わず声が…(ミモロになり切ってリポート)
削られた鰹節は、そのまま下に吸い込まれるように落ちてゆきます。「どこにいっちゃうんだろ?」
それは、下の階につながっていて、機械で計量され、袋詰めされます。

例えば、こんな感じに…(これは花ガツオではありませんが…)

つまり、できる限り人の手に触れないように製品は作られているのです。

できた製品は、箱詰めされ、それぞれの注文先に配送されます。


工場を見たミモロ…本社に戻り、会長さんにご挨拶。
「どうだった?」と会長さん。「うん、スタッフのみなさんのダシへの愛情を感じます」と。

「そう、機械化されても、やっていることは、昔ながらの方法…人の五感と経験が大切なんですよ」とのお話。
京都発のダシ…観光で訪れて「美味しい~!」と感じる料理には、ここの製品が使われているかも…。

おうち時間が増えた昨今…飲食店の需要は減ったものの、ダシの一般的な需要も増えているそう。
「おうちで簡単に美味しいダシが作れるのっていいよね~」とミモロ。

「そう、だしパックは、簡単で美味しいダシができると、一度使うとリピーターも多いんですよ。もっといろんな方にご利用いただきたいですね~」と。

オンラインショップでも購入できるだしパック「京の出会い」。ミモロも愛用する一品です。


見学を終えたミモロ。「やっぱり日本の美味しさの原点は、だしだよね~」

「日本のネコでよかった~」とつくづく思うミモロです。

*「京都鰹節株式会社」の詳しい情報はホームページで

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セミオーダーで快適な自分好みの履き心地の靴を作る。靴職人の手作り靴「シューイング」

2022-01-16 | ものづくり

「なかなか自分の足に合った履きやすい靴見つけるの大変だよね~」というミモロが訪れたのは、毎月15日に開催される京都「百万遍手作り市」です。ここで毎月のようにお店を開いているのが「シューイング」という手作り靴のお店。


今年初となる「百万遍手づくり市」。ミモロは楽しみに出かけました。

前日の積雪などの影響で滋賀県などからの出店はキャンセルしたお店なども多く、割とお店も少な目です。

訪れる人も寒さとコロナ感染拡大から控えめ…。ミモロは、まずは、本堂に参拝へ

「前は、大晦日に除夜の鐘撞いたり、大きな数珠回ししたり、甘酒の接待受けたり、楽しかったんだけど…」
コロナ感染が始まって以来、もう2年、大晦日の行事は縮小されています。「今年もいろいろ中止だったしね~」と。

京都に緊急事態宣言が解除された昨年秋から再開された手づくり市。京都でも出店が多い手づくり市です。
何度も行っているミモロは、顔なじみのお店もいろいろ。その一つが、靴職人さんである三上さんのお店です。


靴職人として20年以上腕を磨き、独自のオリジナル靴は、ファンを確実に増やしています。


「あけましておめでとうございます。今年もよろしく~」とまずは新年のご挨拶。

「はい、ミモロちゃんあけましておめでとうございます。あ、いいお靴履いてますね」と、即ミモロの足元をチェック。
「まぁね~これ、横須賀の革工房の人が作ってプレゼントしてくれたの~すごく履きやすいよ。だから1時間半も置いてきぼりにされても立っていられたの~クスン」と、年末に撮影現場に置き去りになったことを思い出し、涙ぐむミモロ。
「う~大変だったね~」と、ブログを読んでくださる方は、ミモロに会うと、慰めてくれます。

「だからね。やっぱり靴ってすごく大事だって実感したの~」とミモロ。「そうですね。自分の足に合った靴を履かないと、健康にも悪影響がでるんですよ」と三上さん。

さて、三上さんが作る靴は、セミオーダーで注文できます。
大切なソールは、程よい弾力があり、足への負担の少ないものが選ばれています。また滑り止めもしっかり。


その組み合わせは、300以上になるとか…。


デザインは足元を安定できる紐靴。足にフィットする上質の革なので、長時間疲れず歩けるそう。

ソールのサイズを決めて、それから、自分好みのいろいろな色の革が選べるのです。


価格は1万2000円くらい。セミオーダーの靴としてはリーズナブルな価格です。
三上さんは、このオリジナル靴をここ「手作り市」だけでなく、いろいろな地域の百貨店の催事などで展開しています。


ここに並ぶのサンプルの靴で、実際に履いてみてサイズや履き心地を調整します。
「それぞれの人によって、履く癖などがあったり、左右の足のサイズって、結構違うんですよ」と。履く人の足を計測し、その様子などから、履きやすいように調整をするのだそう。

そして、自分好みの革を決めて、自分だけの靴を注文します。革のほとんどはイタリア製のもの。


やっぱりミモロは、赤い靴が好きのよう。「この小さいのがあるといいんだけど~」と。


スニーカーよりファッショナブルな靴。男女を問わず一度履くとあまりの履き心地の良さから、リピーターが多いそう。

注文から納品まで約1か月。完成品は郵送され、履いてみて具合が悪い時は、再び調整してくれるそう。


「ソールの裏側が凸凹してるから、滑らなくて安全だね~」と、濡れた地面でも安心そう。

ホームページからも注文可能。柔らかい革なので、自分はいつも履いているサイズで注文するのもおすすめです。
*「シューイング」の詳しい情報はホームページからどうぞ~

「あ、お友達のとこにも挨拶しに行こう~」と、ミモロのお友達のお店へ

暖かい手編みの手袋が人気。可愛いピエロのマスコットや手描きのTシャツなど、京都で染色や和雑貨づくりをなさっている職人さんたちのお店です。

「あ、お客様~お邪魔しちゃいけないね~」と、ひとしきりお話し終えたミモロは、そっとお店を離れました。

京都の町の楽しみとなっている各所の手作り市…来月も15日に開催を予定されています。

さて、同じ日にミモロは、昨日雪だるまを作った「下鴨神社」へ。雪の模様のマントを着て出かけました。

「あれ~全く雪消えてる~」そう、まるで昨日の雪景色が幻だってよう…。ミモロが雪だるまを置いた場所では、鳩たちがいっぱい。

「きっと昨日は雪で、餌探せなかったからお腹空いてるのかも…」とミモロ。

この日、神社では「御粥祭」という神様にお粥をお供えする神事が行われました。
 
「前は、お粥の接待もあったんだって~」とミモロ。う~お粥目当てに出かけたの…。
残念ながら今年の接待は中止。

神社仏閣で行われていたさまざまな接待はコロナ感染以来、ほとんどが中止。「寂しいね~」というミモロです。

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ダシ文化の京都。伏見の花鰹節製造「越後屋」の工房見学。どうやって鰹節をフワフワに削るの?

2021-10-04 | ものづくり

「わ~すごい~夢みたい~」とミモロが大興奮なのは、伏見にある花鰹節製造「越後屋」の工房。

機械から次々に出てくる大好物の花鰹節。ネコにとって、これほど素晴らしいと思う機械があるでしょうか?

工房の中に並ぶ、削り節の機械。「どうなってるの?」とミモロは、その夢の機械に興味を抱きます。

「越後屋」の創業以来、50年間にわたって使い続けているという年代物の機械です。
「今は、もっと進化した機械があるでしょうが、手作業で材料を入れて、削るのが、うちのやり方なんです」とおっしゃる現在の店主の伊藤さん。


「山北式削節」と書かれたプレートが付けられた、この業務用鰹節削機は、

大阪の創業昭和8年の食品加工機械製造メーカーが開発した画期的な機械で、現在もステンレス製になったものが、ミシュランで星をもらった飲食店や老舗料亭で使われているそう。シャープな雰囲気のステンレス製になったものの、その基本構造は同じです。

削る構造は、12枚の刃がついた円盤が回転し、材料を削ります。
 
つまり、大工道具のカンナを逆さまにしたような家庭用の削り節機が、円盤に並んで回転すると思えばわかりやすいかな?
削る厚さは、微妙に変えられるそう。その素材にあった厚さに調整するのは、長年の経験の技。

円盤の脇についたケースに、削る材料のカツオやマグロを投入します。電気のスイッチを入れるとグルグル動く円盤…

すると、さっきのように、ミモロの前に削り節が出てきます。


「あの~削り終わるまで鰹節を手で抑えてたの?」とミモロ。「違います。入れれば自動的にドンドン削られるんです」と伊藤さん。
「え~????」と、よくわからないミモロは首をかしげます。

「ほら、下の部分に大きなバネがあるでしょ、これが絶妙な具合で鰹節なんかを抑える調整をするんです」と。

「え~このバネで、ちょうどいい抑え加減になるんだ~」と不思議そうに機械の下を覗きます。
バネから伝わる力が、鰹節などを入れるケース自体を、中身の大きさに合わせ、円盤に近づけ、それが手で抑えるのと同じ効果を生み出します。「すごい~」と感心しきりのミモロ。

「これが削ってる最中の鰹節…途中ですね~」

「あ、おうちで削った時みたいに、ツヤツヤになってる…これ、しゃぶると美味しいんだ~」とミモロ。

また、この機械の最も重要な部分の削る刃。

これは、専門の職人さんが研ぐのだそう。

「ミモロちゃんほど、機械の構造に興味をもった方はいなかった~」と伊藤さん。「面白い?」
「うん、面白い…」と答えるミモロです。

この機械から削られたカツオとマグロの削り節。

色の濃い方が、カツオです。

「あの~削った後は、どうなるの?」と、大好きな花かつおの行く末が気になるミモロ。

「計量して、箱や袋に詰めて、納めるんですよ」と。

「このはかりに乗せるんだ~」

「あ、太ったかも…」はかりに乗るミモロ…あまり意味のない行動でした…。

「ミモロちゃん、どうぞ~」と、お椀にいっぱいの花鰹節。「え~食べていいの?」と。ミモロは口の周りについたのも気にせずパクパク。

「やっぱり削りたては、美味しさが違うね~ここの子になりたい~」と。

「越後屋」では、工房でもお品が購入できます。
 

「また、いらっしゃいね~」と伊藤さん。「はい、ここネコの楽園かも…」とミモロ。
頂いた花鰹節をもって、嬉しそうに家路に。「今晩は、絶対ネコまんまね!」と夕食が楽しみに…。

*「越後屋」京都市伏見区深草稲荷鳥居前町21の8  ☎075-641-4114



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