鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

真冬の夜の日比谷散策

2013-12-25 22:54:18 | Weblog

Marry Christmas・・・!


・・・ってことで、冬至の日、モンテ・クリスト伯を観劇して、芝居が跳ねたのが、20:15分で、そのあと、夜の日生劇場でも撮影しようかと思い、日比谷公園へ行こうと思った。
東南から眺める日生劇場は、豪華客船を連想させる昭和の名建築。

豊饒な物語の海を航海する地上の豪華客船(日生劇場)を、過去に、客船の設計を志していた相方に、写メで送ってあげようと思った。
日比谷通りを渡ろうとして、日生劇場を見上げると・・・オフィスの窓から零れる光・・・を期待していたのだけれど、日曜日であった。オフィスは、お休みで、電気は、消えて、真夜中の客船だった・・・残念。

帝国ホテルの前には、光のクリスマス・ツリー。
流石に、インペリアルですね~~~。

撮影を断念して、JR有楽町へ向かう途中、ザ・ペニンシュラの前から、丸の内オフィス街の街路樹にイルミネーションの白い光。

ザ・ペニンシュラのショウ・ウインドゥには、大粒のサファイアとダイヤモンドでできたリングやネックレス、イアリングのセット・ジュエリーが飾られていた。

宝石の光とイルミネーション光の宝石・・・。

別世界です・・・私は、貧しいマッチ売りの少女。
ケーキも、ローストチキンも、七面鳥(←喰ったことない)も、ツリーも、そして・・・仕事もない、惨めで憐れな・・・マッチは、売らないオバさんだけれど・・・。

世の中には、このホテルで、ドレスを纏い、大粒のサファイアとダイヤモンドのセット・ジュエリーを身につけて、豪華なお食事をしている富裕層もいるんだろうなぁ・・・(・・・って、パリやウィーンの社交界やら、ベルサイユのバラやら、デヴィ夫人やら・・・そういうイメージでしか想像できない富裕層の実態って・・・???)

・・・そんな事を想像しながら歩いたけれど、こんなに、湯水のごとく電気使っていいのだろうか?
福島の原発だって、あと半世紀たたないと廃炉にできないでいるのに・・・。
夢の世界と現実のギャップを思いながら、イルミネーションの街路を少し歩いて、JR有楽町駅へ。

真冬の夜の日比谷散策・・・。

冷たく、美しく、幻想を生み、現実を巧みに隠す聖夜の光のページェント。