乾燥した冬晴れ。
この十数年・・・月末と月初に仕事が集中して、とにかく、月末は、何が何でも出勤しなければ・・・というプレッシャーな月日でもあった。
体調を崩しても、休めない・・・。
そんな訳で、こころ浮き立つはずのクリスマスも年末も・・・(因みに5月の大型連休も・・・)。
横目で眺めて、通り過ぎるだけで、子供の頃の楽しさだけを幾ばくか思いだし過ぎて行くだけの虚しい歳月でもあったりした。
冬のしあわせは、ひとえに、『暖かさ』という極めてわかりやすい物理的要因によりもたらされるのではないかと思う。
寒い日のココア。
温かい食事、お風呂、寝床、暖房器具・・・。
『暖かさ』がイコールしあわせにつながるのは、寒さが、生命をも、うばう凶器となる可能性もあるからだと思う。
街はイルミネーションの光に溢れ、過ごしてきた日々・・・とくに、一年間の思いを抱き、冬の街を歩けば、思うところは、やはり、暖かい空間・・・ということになるのだと思う。
イルミネーションは、光の洪水。
光は・・・暖かさを連想させるし、暗闇に浮かぶひかりは、希望にもつながるのだろう。
今は・・・。
月末の殺人的?仕事からも離れ、毎朝の出勤もなくなり、無為な日々を送っている。
そんな中での年末。
この先の生活への憂いは、胸を去来するものの、現状では、当面は、まだ餓えることもないだろう・・・という楽観的な、あくまで希望的観測のもと、日々を惜しむでもなく、ただ安穏に暮らしている。今、インフルエンザに襲われても、腰痛が起こっても・・・、頭痛がしても・・・とにかく、回復するまで、仕事の心配は、しなくていい・・・。
一か月でも半年でも・・・復活するまで、休んでいてもよい日々。
蟄居・閉門?の我が身の冬のしあわせは、意外なところにあったものだ・・・そんなことを思う・・・年末・・・。