鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

早春観劇

2015-03-02 10:52:08 | Weblog

良く晴れたけれど、朝から強風。


この2週間、土日も休みなし、毎日、日付が替わる頃まで残業し、時には、会社で夜を明かすことと相成った相方と、久々の休暇である。

この公演は、今年の初め頃だったか・・・(それとも去年の終わり頃か?)、チケットが発売になったので、その頃は、会社が倒産するか・・・どうか微妙な頃だった。
普段は、ソワレ(夜公演)を観に行くことが多いけれど、今回は、マチネ(昼公演)。

『・・・ほんと。久々に休めるよ。』

と言いながら、地元駅へ。

何やら、改札口がざわついて、何やらおかしな雰囲気。
人身事故で、電車が止まってしまったらしい・・・復旧は、1時間後を予定しているというアナウンス。

『1時間後か・・・。開演ギリギリかなぁ・・・。新幹線だね。』

新感線の自由席売り場の自動券売機には、長蛇の列。
それでも、なんとか、座席に座ることが出来て、昨日の強風の納まった穏やかだけれど、まだ風の少し冷たい早春の都内へ。

地元では、白梅は、まだ咲いていないのに、都内では、紅白両方の梅が、咲き出している。

『春だねぇ・・・。』

都内でも高齢の客層の多い某・デパート8階で、京風和食で、昼食。
周囲は、ほとんどが、見事なまでに髪の白い方ばかりである。
若者は、幼児をつれた家族連れなど、一組がいて、雰囲気は、全体的にまったり、シルバー系だ。

新幹線を使ったため、予定より少し早めについてしまい、開演時間には、まだ少し間があったので、劇場のある赤坂見附で、珈琲タイム。
ゆっくりお茶していると、後から入店して来て、私達の席の裏側のテーブルに座ったカップルは、差し向かいには、座らず、ふたり並んで座っていて、なにやら、いちゃいちゃしている。
私は、背を向けていたのでわからなかったのだけれど、相方、ソレを眺めて、にやにや。

都会のティー・ルームだから、許されるのか・・・まあ、何処にどう座ろうとも、客の勝手なのだろうだけれど。
珈琲1杯750円って、場所代だよな・・・。
商談中のような3人の男性、ひとりパソコンに向かう人・・・そんなお店らしい?


上演が終わって、16時。劇場を出ても、そとは、明るい。
春の夕暮れの明るさ・・・。

『随分と陽が伸びたね。まだこんなに明るい。でも、春分の日も近いんだった。』

そんなことを言いながら、帰途についた。
往路・復路とも、相方は、眠っていた。

疲れていたのに付き合ってくれたのだった。