この3日間というもの、曇りがちだったり、雨が降ったりと、季節は、春に向けて、足踏み状態。
今日の夕刻から、本降りの雨となり、雨音をききながら、うとうとしている。
雨が降ると、気圧がさがるから、体調も、いまひとつ・・・と言ったところで、お勤めなどしている訳でもなく、何処へ行くアテもないから、気楽なものである。
会社勤めなら、頭が痛いだの、風邪ひいただのと、もうそれだけで、暗澹たる気分だ。
わずかな不調でも、辛く、苦しい。
9時間、10時間と人と関わっていなければならず、黙って、デスクで仕事をしていても、過剰すぎるくらい過剰な自意識は、悲鳴を上げている。
前世は、妖怪・目々連で、この妖怪は、体中に目がついていて、所謂、『見る』妖怪だ。
私は、妖怪・目々連で、たぶん、ひとを見過ぎたのかもしれない・・・だから、今生では、人の視線恐怖症なのだろうと思う。
こんな下らぬことばかり考えている。
春雨といっても、昨日、今日の雨は、冬の冷たさで、こんなお天気の中、これまで、よく会社勤めなんか続いたものだ・・・と今更ながら思う。
日々の仕事をしていない現在では、呼吸をするだけで、疲れる。
眠って起きて、疲れる。
本を読んで疲れる。
食事をして疲れる。
なんだか、疲れてばかりいる。
『ああ、疲れた』が、口癖になって、何かするたびに、疲れた・・・を連発している有様だ。
疲れただけの人生ね・・・。
そう集約できないこともなさそうだ。
何かする前に、既に、疲れ果てている。
結構、ハードな降りの春雨(もどき)の音など、聞きながら、どうでもいいような事ばかり、考えている。