昔から、春になると映画が見たくなります。
世の中は、受験などを終えて、進学するひと、就職するひと・・・15歳、18歳、22歳・・・膨らむ希望と環境の変化とか・・・ちょっぴり不安なこの時期。
私は、進学も就職も・・・まるで、決まっていないこの時期を過ごしたことがあって(・・・毎年、書いてますね。この時期・・・)、自宅にいて、春の長い午後を、テレビの映画をみていたような記憶があるのです。
テレビ東京の午後のロードショー・・・的な映画枠。
放送枠の関係で、随分とカット場面が多かったな・・・。
だから、何時まで経っても、春になると映画がみたくなるのでしょうか?
毎年2月の終わりには、アカデミー賞の発表があって、そんなことも関係しているのかもしれません。
昔の映画館は、2本立、3本立が当たり前だったから、午前中映画館に行けば、一日中、映画を見ることができました。
…もっとも・・・1ヶ月くらいは、その3本しか上映していないから、1日で終わりです。
それに比べれば、今のシネコンは、毎週、新しい映画を上映してますね。
最近は、テレビの映画番組は、全く・・・といっていい程、見ていなくて、ネット配信の無料映画など見ています。
テレビの映画番組は、録画という方法で、好きな時間に見ることができるようになりましたが、ビデオテープ、DVD、ハードディスクなどの記録媒体が、個人の家庭に普及していない時代には、放送時間に見ないと、好きな番組を見ることができなくて。
それでも、あまり不便に思わなかったのは、ソレしか方法がなかったからでしょう。
今は、録画をしておけば、暇な時間にいつでも見られるし、見逃しても、月に幾ばくかの料金を支払えば、テレビ受像機で、ネット配信が見られる世の中になりました。
・・・好きな時に、好きな映画を・・・。
私は、映画館よりも、自分の部屋で、見る方が好きです。
相方は、映画は、映画館のフル・スクリーンと音響で、みるもの・・・といい、週に何度か映画館に通っていました(自宅の近くが、シネコンなんで)。
そういう点では、全くかみ合わないのですが、月に一度か二度か三度くらいは、映画館に行くようになりました。
今が過去になったとき、春の映画館を、懐かしく思い出す日がくるのでしょうか?
昔、午後のぬるい時間に、テレビで映画をみていたときのように。
そうして、ゆっくりと春の日の暮れゆくのを、惜しみながら・・・。