夜も更けて・・・。
雨が降りだしたようだ。
3月の初めの日。
薄曇りで、寒い一日。
一日中、ウツウツと過ごす。
家人具合宜しからず。
いつもどこかしか不具合だが、些細な不具合を、最大限の不安に変えることに関しては、超人級であるから、生きるの、死ぬの・・・と言った騒ぎとなる。
(またか・・・)と思う。
先週も、腕に痛みのない湿疹のようなもの、下肢がしびれるから、
『下肢静脈瘤に違いない』
とのたまうので、病院へ連れ行くも、医師、曰く
『足が痺れるのは、冷えなどから来る不調でしょう。身体を温める漢方薬を処方します。コレは、下肢静脈瘤ではありません。』
と断言。
一事が万事、この調子で、この『下肢静脈瘤』なる病も、先日、テレビで症状などを放送していたのを見て、
『コレは、下肢静脈瘤に違いない』と思い込み、市民病院の血管外科外来の受診するには、紹介状持参でないと、ナントカ料金を徴収され、時間も掛るのとことで、市井の病院を訪れたのだった。
昨日の具合が悪い・・・も、たぶん、その類だろうと思いつつも、万が一ということもあるかも・・・と思い、いろいろと心配したが、案の定・・・命には、全く別状のない些細な不調であった。
いつもいつも・・・。
こんなことに、付き合わされるの私は、一体なんなんだろうと・・・思う。
生れてこの方。
家人は、自分は、身体が弱いので、長生きはせぬ・・・故に、お前は、しっかりしないといけない・・・と耳にタコが出来るくらい言われてきて、洗脳された身である。
この呪縛を解くには、我が愚弟のように、自分以外の他人の胸中などは、一切、考えず・・・のような性格の方が、よいような気がする。
この点に関してのみ、愚弟は、評価できるが、親にしてみれば、薄情者ということになるのだろうか。
振り回されるのはいつもワタシなのである。
そんなわけで、今は、胃が痛い。
心配事は、去ったけれど、明日には、たぶん、また別の心配が生まれるに決まっているのだ。