先週22日で、テレビ朝日の『相棒Season15』が、放送終了。
昨年の10月から始まった初回と第二回分を視聴していて、第二話に、東京紅茶園の茶葉が、登場しました。
殺人か自然死か、わからない死体の側にあった煙草。
二人の人間から、同時期に、突然消えた人物の捜索依頼を受けた右京さんと冠城くん。
紅茶と珈琲の香りが事件を解く鍵となる・・・という物語でした。
前職にいた時、隣席の女性から、
『親戚で作っている紅茶なんですけど・・・。』
と言って、いただいた紅茶が、東京紅茶園(木下園)の茶葉だったのです。
東京紅茶園という東京で茶葉の栽培をしているという意外な茶葉だったので、よく覚えていました。
ティーバックではなくて、リーフティー200gくらい入ったパッケージで、とても美味しかったのです。
普通のセイロン茶などに比べると、やわらかく優しい味でした。
暫く、毎日、その紅茶を楽しみました。
ドラマ『相棒』の中で、市場には、出回っておらず(たぶん、あまり量産できないのでしょう)、紅茶園への直接注文販売ということで、そこから、遺留品の煙草をブレンドした人物を割り出していきます。
紅茶フリークな右京さんならでは。
もうひとつの決め手は、珈琲豆の香りで、こちらは、冠城くんのお得意分野。
市販されていない貴重な紅茶だったとも知らず、いただいた当時は、ガバガバ飲んでおりました。もっとケチケチ楽しめばヨカッタ・・・。
・・・外国産にはない、やわらかみのある・・・珍しい紅茶でした。
この紅茶を、私に、くれたのは、会社合併のため、別の工場から、私の勤務していた工場に移ってきたひとなのだけれど、兎に角、周囲を、イライラさせるひとでした。
隣の席のよしみ?で、毀れたデーターの復旧などをしてあげたことがあって、その御礼といって、いただいた紅茶だったのです。
・・・そんなことを思い出しました。
東京(・・・といっても、都内ではなく、都下。どちらかといえば、埼玉県に近いのだろうか?埼玉は、狭山茶でも有名だし)でも紅茶が栽培されているという事実に、今更ながら驚かされるけれど、東京にだって、山はあるし、川もあるのだ・・・ということを、つい忘れてしまうのは、都心の高層ビルなんかの映像しか思い出せないせいかもしれない・・・。
意外なところで、過去を思い出しましたが、東京紅茶園の茶葉をくれたひととは、この先、たぶん、二度と会うこともないでしょう。