一昨昨日は、半年ぶりの観劇で、新橋演舞場へ。
私は、新橋演舞場が好きです。
歌舞伎座をコンパクトにしたような劇場で、幕間(まくあい)には、座席で、お弁当など飲食できるし、売店めぐりも楽しいし、花道もあるし、桟敷もあって、お客さんは、和服の方もいらっしゃって、芸術至上主義の初台あたりの某新国立あたりと違って、娯楽優先だからです。
なんとなく・・・。
雰囲気がまったりしているのも、劇場内の照明が、緩いのも、なんだか好きです。
この劇場を最初に訪れたのは、前職に、ついたときで、なにやら、不安めいた日々を送っていた頃ですから、カレコレ・・・15年くらい前のことでしょうか?
あの頃と・・・あまり変わりがありませんね。
一昨昨日は、歌舞伎座の前を通りました。
地下鉄・銀座駅で下車し、三越で、食糧(まい泉のひれカツサンド)を購入後、和光のビルを見上げ、さて、コッチだったと・・・。
『出光』の看板。
映画『海賊と呼ばれた男』に登場した国岡商店がここでした。
リニューアルした歌舞伎座の前を通り過ぎようとした時、隅っこにお社を発見。
歌舞伎稲荷神社でした。
お稲荷さんかぁ・・・。
いちおう、なけなしのお財布から、ホンの少しだけの浄財。
ごめん。些少ですが・・・と言い訳しつつ。
手を合わせてから、新橋演舞場へ向かいます。
私は、演劇作品そのものよりも、劇場が好きなだけかもしれません。
開演を待つあの『時間』が好きなのです。
オーケストラ・ピットの入った劇場では、調律の絃の音なんかが聞こえると最高です。
・・・で、新橋演舞場。
ここでは、現代劇、ミュージカル、コンサート・・・そして、歌舞伎などが上演されます。
歌舞伎座では、ちょっと扱いにくい・・・スーパー歌舞伎なんかも演舞場で、上演されているようです。
そう・・・演舞場名物?宙乗りです。
一昨年だったか・・・猿之助さんが、『スーパー歌舞伎Ⅱ・ワンピース』で、かなり大掛かりな宙乗りをご披露されておりました。
・・・そういう劇場です。