鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

ストレス診断~はい・・・私は、抑うつです。

2013-07-10 22:52:11 | Weblog

夏、傍若無人。

社内で、年に一度行われるメンタル・ケア?のストレス診断。
インターネットで、自分の心の状態を把握せよ・・・ってことで、ストレス診断。

はい。抑うつでした・・・。

そりゃそうでしょ?
仕事の出来不出来ではなくて、社員ってだけで、解雇の心配がなく、日々、穏やかに過ごしている方々を前に、来季の契約を取るために、結果ださなきゃならないんですもん。

もう・・・ストレスだらけ。
抑うつMAX

そんな私に、ストレス診断なんて、必要ない。

自分でも、抑うつだってことは、重々、承知しております。

不眠・食欲不振は、日常茶飯事だけれど、休む訳にはいかない。
休んでいたら、仕事がなくなる。
私の価値は、地に堕ちる。
不要の人材で、捨てられるだけだから・・・。

まわりは、ストレスがなくても、まわりがストレスなんだってこと・・・誰も理解しては、くれないけれど。

海外旅行には、行けても、会社には行けない・・・。
そんなこんなで、ちょっと出社してまた、長期休暇・・・それを繰り返し、もう十年近く、ただ、そこにいるだけのふざけた社員よりも、仕事をして、仕事をして、仕事をして・・・。
不安ばかりな毎日を、精一杯、蹴り飛ばしてきたのだから・・・。

はい・・・ストレス診断は、『抑うつ』でした。

・・・だけど、私は、休めません。

明日も、真面目に出社して、閉じ込めた怒りで、力一杯握りしめた手を、ひらくことなく、仕事をします。


『経過』する美学

2013-07-09 22:51:47 | Weblog

夏の始まりに出遅れた蜩が、やっと鳴き始める。蜩、今年の仕事始めの日。


私は、もともと『短気』な性格で、仕事などでの問合せなどは、レスポンスの速さを優先しているし、こちらからの問い合わせに対して、回答を待たされるのは、ストレスとなる。

・・・面倒な事は、早く終わらせたい・・・というタイプなのだと思う。

即レス(ポンス)は、美学だとおもっているけれど、世の中には、時間の経過という過程を経ないと、結果が解らぬ・・・というものも、数多くて、むしろ、時間を経過したもののほうが、どうも、『本物』っぽい気がする。
ウイスキーとかワインとか・・・。

恋愛なども顕著な例で、出会って、一気に燃え上がってしまったら、別れも早い・・・というパターンから、時間をかけて、確かめ合って、どちらかがこの世から消失するまで、持続する恋愛(・・・これは、もう恋愛以外の何かわからないこれこそ『時間』の芸術?みたいな・・・雰囲気もあるか?)というのも、数(例)は、極小だが、存在しないこともないような気がする。

何十年と持続する『人』、『物』、それらの『関係』は、それだけで、信頼するに足りるものだろうし、一瞬にして、崩壊の危機をもはらんでいるものなのかもしれない。

またまた、どうでもいい前置きが、長くなってしまった。


今日のお題の『経過』の美学。

これは、『香水』について、書こうと思っていた。
このアイテムの寿命は、長くて、8時間。
トップノートから、ミドルノートそしてラストノートへ、香りが変わっていく過程を楽しめる・・・時間の経過が、嗅覚で、堪能できる芸術だと思っている。

最近は、単一ノート・・・というか、トップからラストまで、香りの変化がないものが多い(私は、使ったことがないけれど、かのシャネルのアリュール?か、チャンス?あたりからのトレンド?)らしい。
単一ノートは、変化しない分、扱いが、ラクなのではないかと思うけれど、私的には、朝つけた香水が、夕方にドライダウンしたあたりで、その足で、懐石料理を楽しむ・・・みたいな時間の経過とスケジュールのTPOに叶った使い方が、楽しいと思う。

また、これは、ご法度かもしれないけれど、似たような香りの軽めのオー・デ・トワレを朝つけて、夕方に、同じ系統の少し強めのパルファンを足して、デートするなんてのも、やってみると案外、面白いかもしれない。
お相手に、感想などを求めてみるもの一興か。重ね付けというらしい。

ドライヴ・デートのときは、密室だし、香りが濃すぎないことも条件のひとつになるのではないかと思う・・・まあ、そう思うだけで、実際には、やりませんけどね・・・面倒だし。
そんなことを想像して楽しんでいる(引き籠りだから・・・)。

時間と結果(計算)を、突き合わせて楽しむことのできる稀有で、贅沢な遊び。





蜩(ひぐらし)の鳴かぬ夏

2013-07-08 22:51:29 | Weblog

夕刻から激しい雷雨。

異常に早い梅雨明けで、凶暴な夏が、姿を現したようだ。

・・・例年だと・・・7月の半ばの・・・そろそろ梅雨明けマジかだろうか・・・という頃になると、蜩が鳴き出す・・・。

蜩というのは、夏の終わりと夕暮れを連想させるけれど、夏の始まりと共に、明け方に、鳴く蝉であることは、以前、このブログにも書いた。

・・・梅雨の末期の明け方に、コイツらが、鳴き始めると、梅雨も終わりで、大嫌いな夏が始まるのだった・・・。

それなのに、今年は、まだ、蜩が、鳴かない。
2週間は、早い梅雨明けだったから、蜩の方でも、まだ準備が、出来ていないのかもしれない。

明け方。
夜が、急ぎ足で、去っていく中、少し明るくなると、いっぴきが、甲高い声で、鳴き出す。
それに、呼応するように、その仲間達が、一気に鳴き出すのだ。

まるで、降るように・・・。
シャワーのように・・・。

今年は、蜩の、梅雨明け宣言をきかぬまま、夏に突入した。

そして、今年は、カッコーの初鳴きも聞いていない。
ほととぎすの初鳴きも聞いていない。

みんな何処へ行ってしまったんだろう?

それとも・・・私のざわめいた心が、彼らの歌を聞き逃してしまったのだろうか・・・?

いつもの、季節を告げるものたちの訪れの無い・・・今年の夏。

波乱の予感を含んだ憂いばかりの夏の予感・・・。

子供の頃のあの楽しい夏は・・・もう二度と訪れないのだろうか・・・???


たなばた・星祭り

2013-07-07 22:52:44 | Weblog


早々に、梅雨が、明けてしまったようで、昨日から、猛暑。

暑さが、苦手な私は、これから数か月・・・ただ、涼しい部屋に避難して過ごすしか生きる途が、ないような気がする。


今日は、七夕。


普通なら、梅雨時の雨で、天空の銀河が、溢れだし、二人の再会は、叶わぬところだろうけれど、今日は、逢えるのだろうか?

このブログを開設して、1年くらい経った頃、七夕の日に満月が、あったことを記載している。
梅雨時の月見もまた、一興であったのだけれど。

今年は新月域で、月は隠れて見えない。
星祭りだから、遠慮したのだろうか。

夏の星座は、湿度の関係か、冬のようにくっきりと見えない。
薄いヴェールをまっているかのようで、普通の観測には、不向きとも思える。

来月は、ペルセウス流星群があると思うのだけれど・・・今年はどうなのだろうか?

そろそろ、学校も夏休みの体制にはいるようだし、宿題に、天体観測なんてもの、長期に休みには、適した課題かと思う。

植物採集や(私は大嫌いなのだけれど)昆虫採集など、楽しい思い出を一杯つくるシーズンでもあるし、夏山シーズンの開幕だから、地上より、高い処で、より綺麗な星空を眺めるのも、楽しいかもしれない。

もともと、インドア派で、出かけるのが億劫な私が、更に、蟄居・閉門?して、幽人化する夏でもある。

どんなに楽しいイベントがあろうと、私は、夏が、苦手なのである。

夏に負けぬよう、対策を立てねば・・・と思う七夕の夏の始まりの日。




移り香

2013-07-06 22:54:42 | Weblog


抱いた女の移り香が、仄かな甘さを残すとき

抱かれた女の哀しみが、青い闇に溶けてゆく。

青白く冷たい肌が、微かな熱をおびるとき、

抱かれた女の移り香が、青い闇に溶けてゆく・・・。


溶けてゆく・・・青い菫(すみれ)の香りが・・・

溶けてゆく・・・気高い花々の香りが・・・

溶けてゆく・・・憂鬱な白檀の香りが・・・


抱かれた女の移り香が、微かな苦みを残すとき

抱いた男の切なさが、深い闇に溶けてゆく。

氷のように冷たい指先が、微かに胸に触れるとき

抱かれた女の移り香が、深い闇に溶けてゆく・・・。


溶けてゆく・・・物憂い薔薇の香りが・・・

溶けてゆく・・・幽玄なる伽羅(きゃら)の香りが・・・

溶けてゆく・・・気怠い麝香(じゃこう)の香りが・・・


溶けてゆく・・・溶けてゆく・・・溶けてゆく・・・



永遠の闇

2013-07-04 22:51:37 | Weblog

深い闇に身を沈め

死神が、光り輝く魂に

その刃を振うとき

私は、花のような笑みを浮かべ

私の『世界』にさよならを告げる・・・

別れは・・・永遠の闇の中へ。

悲しみも、憎しみも、怒りも、苦痛も・・・

永遠の闇の中へ、一緒に、連れて行こう・・・

深い闇は、幾重にも重なって、重なって・・・

全てを、無に帰還させる

闇に帰る・・・

闇に帰る・・・



テルマエ・ロマエの最終回

2013-07-02 22:47:45 | Weblog
夏日。


テルマエ・ロマエが、最終巻が発刊されたので、読んでみる。

もともと、単発のストーリーを、無理に引っ張ったようで、後半に向かうにつれて、お風呂というテーマから、逸れていったような気がする。

そして、この最終巻は、美人で、才女だが、何処か、世間とは、一線を画すサツキちゃんの時空を超えた愛が、テーマになってしまった。主人公の不在・・・ルシウスがあまり出てこない。

でも、私は、サツキちゃんのような女人って、好きだな。
努力家で、ヒトと違う価値観を持ち、信念があるし、大学の先生なのに、芸者やってるし、芸者やっているのに、清らかだし・・・。

おなじく真面目でカタブツなローマ人・ルシウスとは、理想的なカップルのようだ。

最近、いないもんね。こういうひとたちって(ルシウスは、仕方がないか・・・2000年前のひとだし・・・)

そして・・・物語は、タイム・パラドックスを大幅に無視しての予定調和?
・・・でも、タイム・パラドックスだから、予定調和ってのは、ヘンか・・・???

ルシウスのお友達・少年のマルクス・アウレリウスは、後のローマ五賢帝のひとりだけれど、漫画の中でも、賢帝の片鱗をみせているカンジだ。

・・・もっとインパクトがあるのが、サツキちゃんのおじいちゃんである。
一目で、相対する人物の力量と体調を喝破する脅威の眼力。
政財界人に、並々ならぬコネクションを持つ謎の老人。
いやぁ・・・カッコイイ爺様です。

・・・しかも・・・この爺様も、2000年前のローマに、タイム・スリップして、かのハドリアヌス帝と相まみえるシーンは、ヒトを知りつくした男同志の得も言われぬ雰囲気があって、私は好き。

サツキちゃんおじいちゃんの謎は、解けぬまま終わってしまったけれど・・・。




安全靴と鉄下駄②

2013-07-01 22:50:09 | Weblog
晴れ。夏めいた月曜日。


今日は、月初。
月頭朝礼というイベントが、午前8時15分より、工場内で行われるのだけれど、部員350名が、一同に会する日なのでした。

・・・そんなわけで、普段は、8時11分にタイムレコーダーに、ICカードをかざして、ロッカー・ルームで、事務服にお着替え、事務所入りが、8時15分ちょっと前と、決まっているのだけれど、今日は、20分くらい早く自宅を出て、朝礼に間に合うように、出勤しました。

駐車場に車をパークさせて、さて、今日は、余裕だな・・・って思いながら、歩いていると、何やら、靴がヘンな感じです。

・・・でも、まだ、1カ月半しか、履いていないから、特に問題ないだろう・・・と思いきや、左足の靴底が、外れる・・・というアクシデント。

歩くたびに、靴底のラバーが、剥がれ出し、纏わりつくし・・・。
歩くたびに、パコン、パコンとヘンな音がするし・・・。

・・・これで、1日過ごせるのか・・・私?
朝から、災難です。

なんとか、事務所に辿りついて、幅のある輪ゴムで、靴と靴底を固定し、工場の朝礼へ。
朝礼終了後、自転車を借りて、駐車場へ。
車の中に置きっぱなしになっている安全靴で、今日を凌ごう。
しかし・・・アレは、鋼板が入っているので、超重い。

脚弱く、儚げな平家の上臈(・・・だと勝手に思っている)のようである私には、最も、相応しくないのに、一日中、重い靴で、仕事をすることに。

・・・考えてみれば、一昨日・・・伊香保の石段を、あのハイヒールで、昇降したのが、原因かもしれません。
変な圧力が靴にかかり、ラバーソールが、剥がれたのかも・・・。

・・・重さでは、鉄下駄程ではないけれど、伊香保の石段と今日の安全靴で、私の脚力は、倍増したと信じたい・・・アクシデントな月曜日。