鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

アジアン・フルーツ

2014-06-03 22:51:51 | Weblog



曇りがちなれど、涼風な一日・・・。
猛暑ピークは、越えたか・・・?


暑くなると、とたんに食欲がなくなる。
現在は、無職だから、別に、食べたくなければ、食べなくても何の支障もないのは、有難いと思ったりする。

こんなふうに連日気温30℃を超えて、36℃などと体温越えの重苦しい熱気に包まれると、身体はもう何の反応をするのも気だるい(こんなんで、今年の夏を乗り切れるのか否か・・・).


本日の画像。

先日、近所のショッピング・モールの食糧品売り場で見つけたタイ産マンゴスチン。
5個入りで、498円という価格だった。


この果実、果実の中央部をぐるりと切断すると、上下、パカっと別れて、上部が蓋のようになってとても可愛い。
ちょこんとした帽子のようで、ヴィジュアルが、とっても可愛いのだった。
可食部分は、更にもっと可愛い(・・・食べる部分が、極小であるという意味)。

味は、ライチに似ているが、ライチより甘くなくて、もう何十年か前だったと思うけれど、ファミリー・レストランで、半冷凍のシャーベット化したものを食した時に、こんなに美味しい果実があるのか・・・と思えるくらいだった。
その時の価格は、1個500円前後だったから、スーパーで、生のマンゴスチンが、1/5の値段で、買えるようになったのは、流通や貿易の進化のおかげかと思う。

このところの手許不如意で、果実類は、贅沢この上ないモノになってしまったが、この暑さの中、冷蔵庫で、ひんやりと冷やした果物は、極上中の極上で、ソレしか咽喉を通らないとなれば、価格はさておき、つい購入したくなってしまう。

特に、寝起きの果実は、甘露、甘露と思う。

メロンやグレープフルーツなどは、その最たるものか・・・。

タイに限らず、東南アジアの果物は、天上の産物ではなかろうか・・・と思えるくらい美味しい物も多い。

その中でもマンゴーなどは、柔らかくねっとりしているのにジューシーで、これも、タネの部分が大きいから、魚をおろすように、三枚におろして、食べる。
種の部分も果肉だったら、こんなに嬉しいことはないのになぁ・・・と思う。
もちろん、冷やして食べるのだ。

アジアン・フルーツというお題からは、逸脱するが、件のスーパーで、なんと、アメリカ産の生のラズベリーも売られていた。
ラズベリーなんて、壊れやすい果実の最たるものだろうけれど。
生を食べようと思ったら、自力で、栽培するしかない。
あとは、冷凍か、砂糖で煮て、ジャム状にしたものを食すしかなかったのけれど・・・。
もちろん、今回は、購入を断念。

米とビールとパンや野菜、ゴキブリ駆除用品のアレコレを買ったら、支払額が1万円近くなってしまっていて、そのうえ荷物がてんこ盛りで、重くて、ラズベリーを崩さずに持ち帰る自信がなかったのだった。

これも季節モノだから、あと1週間後には、売られているかどうかわからないけれど。



三軒茶屋:キャロット・タワー

2014-06-02 23:42:25 | Weblog



猛暑日・・・続く・・・。

夕べから、室内気温25℃を下がらない。
猛暑ですね・・・。

一昨日は、久しぶりに、三軒茶屋へ。
久しぶり・・・というか、数年ぶり・・・というか。
私は、私鉄コンプレックスというか・・・都内へ出ると、JRの路線から分かれる私鉄だとか、地下鉄を使う場合、少し緊張してしまったりする。
三軒茶屋は、世田谷パブリック・シアター(&トラム)が、存在するから、何度も、訪れているのだけれど、何年かぶりだったし(・・・最近、外出しないから、ボケ度が格段にアップしているようで)、田園都市線と京王線と勘違いしてしまって、渋谷駅を右往左往してしまった。

先週は、5月25日(日)、31日(土)と東急線のお世話になったけれど、同じJR渋谷を起点に、『私鉄沿線』(野口五郎さんの曲があったっけ・・・)を巡ることに。

新宿以西のJR中央線沿線もそうだけれど、都心から離れるにしたがって、住宅地が広がっていて、生活の拠点・・・という雰囲気がある。
ドラマなんかの舞台にもよく登場するのが、都心寄りの自由が丘だとか・・・今回、訪れた三軒茶屋だとか・・・。世田谷区・・・だとか、富裕層の住まわれる街なのでしょうね~~~。
狭い路地裏に、お洒落なショップやカフェが点在していて、田舎では、めったない光景でもある(地元では、繁華街にもお洒落なショップは稀なのだから)。

本日の画像。
三軒茶屋駅に隣接するキャロット・タワーを、南東側のシアター・トラムから、撮影。

言われてみれば、色的には、ニンジンだし、遠近感?から上へ行く程、細く見えて、ニンジンでもいいか・・・と思ったり・・・。

このキャロット・タワーの最上階である26階には、展望室があって、特に、南側には、条件がよければ、富士山が見える。

そう言えば、前回、ここを訪れたのが、2010年だった(・・・ような不確かな記憶)から、4年ぶり・・・くらいになるのだろうか。

・・・そのときも、少し迷った・・・。

たぶん、渋谷私鉄沿線は、私には、ラビリンス・・・なのかもしれない。


イキウメ『関数ドミノ』

2014-06-01 09:11:13 | Weblog

真夏日続く・・・。


昨日(5月31日)は、気温34℃の猛暑?のなか、三軒茶屋のシアター・トラムへ、『関数ドミノ』を観劇に。

前川知大さんの作品は、イキウメ以外では、2作品程、拝見させていただいている。
その本家本元のイキウメの舞台は、チケットを取ったものの、体調が悪かったりで、なかなか、観にいくことが出来ないでいた。

もっと、早く見ればよかった・・・!

ドミノ幻想・・・人間の中には、『ドミノ』と言われる・・・願望達成力の優れた人間がいる。
『ドミノ』自身は、自分が『ドミノ』であることに気づいていないけれど、自分の願望達成のために、自分以外の人間を巻き込んでいく・・・。

巷では、『引き寄せの法則』だとか、『ザ・シークレット』だとか・・・(←同じか・・・)説明できるような出来ないような・・・潜在意識とか、ハイヤーセルフだとか・・・所謂スピリチュアルな願望達成の方法が、山のようにある。古くは、マーフィの法則なんかでしょうかね?

たしかに・・・。
自分の力では、どうにもならないことは、自分以外の外の力(或いは、内なる力)に頼るしか方法が見つからないのだろう。

『ドミノ』は、些細な願望から、大きな願望まで、ありとあらゆることを自分の意のままにできる。
しかし、自分自身は、それに気が付いていない。
そのドミノの能力に気が付いたのが・・・かの『アドルフ・ヒトラー』だった・・・と劇中の人物は、語る。
『ドミノ』的人間と、『ドミノ』の検証に意欲を燃やす男、巻き込まれていく人々を、巧に描いていく。
果たして、『ドミノ』は、神なのだろうか?

不公平で、不平等な世の中。
勝ち組の総取り。生まれた時から、決まっている運命・・・。
そんな『運命』に対するテーマを、イキウメの前川さんは、描き続けているようだ。

『ドミノ』的願望達成を成し遂げるのが、『関数』であるし、それを別の呼び方でいうと『努力』になるのだと・・・。

コンパクトな舞台構成で、2時間。たっぷりと楽しめる舞台だった。