爽やかな気候が続いているというのに、絶不調である。
何をする気にもなれず、うつろな日々を、ただ過ぎて行く日々を、見送りながら、生活している。
・・・否・・・。
生活じゃない。
ほとんど部屋から出ないし、唯一の御用は、月に2度、職安へ行くだけである。
この1年そんなふうに過ごしている。
まあ・・・いいか・・・と思う反面、先が全く見えない不安に脅え・・・。
私に、特徴的なのだけれど、一度、眠りについて、その日をリセットした目覚めの瞬間に言いようのない不安と虚無に襲われて、動悸がしてしまうのだ。
(この症状は、随分と昔のことだけれど、20代の前半・・・或る人との別れが原因で、起こるようになってしまった。忘れてしまえば楽になるのに、目覚めの瞬間、ワザとそれを思い出させる何かが発動する。だから、私は目覚めが怖いし、また、目覚めなくなるのも怖いのだ。或る人のことは、今は、もう思い出しもしないけれど、そのときの不安の感情がいつまでも、いつまでも、私を苦しめる。そして、今は、失業のトラウマが、私の目覚めを攻撃する)
たぶん・・・精神的なものだろうけれど、胸が締め付けられるようで、どうにもいけない。
私は、やはり、働いていないとダメな人間らしい。
貧乏性は、相変わらずだ・・・と思う。
一瞬、一瞬を心底楽しむことが出来ないのだ。
・・・だから・・・仕事をしていても不安。
イヤな仕事をしなくなっても不安。
この不安の闇から、脱出することは、永遠にできないのだろう。
この不安の闇から、脱出する唯一の手段は、死ぬことだけだ。
死のみが、私を、この不安の闇から解放してくれるはず・・・。
そんなことを思う、深夜。
明け方は、もう近い。
現実の明け方は近くても、私は、たぶん・・・永遠に闇に沈む。
暗闇の住人である。