鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

第15回目の観月会

2015-03-16 23:10:34 | Weblog

昨日は、午前9時半から、相方の会社で、午前中は、破産管財人に渡す資料のコピー取り、午後からは、取引先への登記変更連絡文書の作成などを手伝い、午後4時に仕事を終わらせて、その後、月に一度の観月会の食事。

某所15階の展望レストランへ。


今月のメニューは、春が一杯。

木の芽、筍、芽キャベツ、桜えび、蓬麩、菜の花、薇(ぜんまい)、檸檬などなど、春の苦みのある野菜や山菜に、春が一杯。

『春メニューだねえぇ・・・。』

段々暗くなっていく、市内を眺めながら、贅沢な黄昏を、味覚に満たされながら過ごすひとときは、現実から遠ざかっている。

こんな幸せは、きっと長く続かないのだろう・・・と毎月思う。

相方の会社が、倒産して、もうこの場所へは、来られなくなるだろう・・・と思って、3カ月。
なのに、観月会は、未だに続いている。

月齢25ということで、月は見えないけれど、お店の屋号に『月』が入っているので、観月会としている。

この観月会・・・いつまで続くのだろうか・・・???





24時間

2015-03-15 07:54:33 | Weblog

不平等な世の中に生まれたからには、生まれついた環境によって、天国と地獄の差があるし、その時代によっても、飢餓、戦争、政治経済・・・さまざまな要因にがんじがらめに縛りつけられ、まるで、囚人のように一生を終える・・・

たぶん、ほとんどのひとが・・・。

自分は、最高に幸せだと思った瞬間、自分より、更に最高に幸せそうに見える人が、出現し、幸せは、地に堕ち、惨めな自分がそこにいる。

貧富の格差から、美醜、能力・・・さまざまな要因によって、ひとは、傷つけられ、地に堕ちていく。

この世に生まれたからには、格差は、どうしようもない・・・。
たぶん・・・全てが、平等であるならば、ヒトは、進化することを止めてしまうかもしれない。

楽園で過ごし、何も考えず、それなりに幸福で・・・。

そんなバカげたことを、相変わらず、ツラツラと考えてみたりする。
別に考えたって、何の結論にもならないし、下手な考え休むに似たり・・・のもっともよいサンプルになるだろうか。

或る人が、言っていた。

『人間に与え有られたもっとも平等なものは、時間であって、誰でも、1日24時間しかないし、24時間与えられているのである。』

どう使おうと、24時間は、24時間で、24時間にどれくらい成果を上げたか・・・なんてのは、資本主義のもっとも得意とする生産性ってヤツだろうか。

貧乏性は・・・。
とにかく、時間が、勿体ない・・・と思う。
それは、24時間しかないからだ。24時間で、為すべきことをなさないと、損をしたような気分になったりするのだ。

人は、1日24時間という決まった枠の中で、秒刻みに生活するひと、半分以上眠って過ごすひと(ワタシのことです)、悩み続け眠らぬひと、仕事に使う人、娯楽に使う人、他人のために使う人・・・さまざまな目的と理想と現実と夢と・・・全てが、ないまぜとなって、24時間の中に溶かしこむ。

24時間・・・。

人の1日は、誰でも例外なく・・・24時間。

24時間に縛られて生きている。






春の宴・・・。

2015-03-14 07:43:32 | Weblog

昨日・・・。
13日の金曜日に、1年半ぶりの酒宴へ。

以前、お勤めしていた会社つながりの歓送迎会で、当時のお世話になった主任さんが、新年度より、川崎へ異動となるということで、既に、部外者である私にも『お声』が、かかった。

正直・・・。
今更・・・という気もしたし、この1年半というもの、外出はほとんどしておらず、家に籠りきりだったから、面倒くさい。

でも、義理もあるし・・・私の送別会にも来て下さった方なので、参加させていただくことにした。

普段、家にこもりきりで、定時に家をでる・・・ということから、離れてしまったので、大した支度をする訳ではないのに、家を出なければ間に合わない時間になっても、支度が終わらない。

やれ、携帯を忘れた、ハンカチ持ったか?財布も持ったか?ストーブ消したか・・・???
などなど・・・次から次へ・・・。

やっと車に乗り込んで、この分だと、ギリギリかな・・・。
運転中、誘ってくれた方から、何回か電話を頂いた。

宴会場は、市内のお寿司屋さん。
このシーズン、やはり、送別会など多いらしく、駐車場は、満杯。
近所のスーパー(徒歩5分くらい)に駐車させていただく。

あわてていて、携帯電話をシートの下に落してしまう。
探しても見つからない。
どうも、座席と車体の間に入り込んでしまったようだ。

時間内に辿りつけなかったので、携帯は、リャンリャン・・・鳴っている。

早よ出んと・・・!!そう思うけれど、鳴っているのに、見えない。
後で探すことに決めて、会場まで、急ぐ。

人事部の人も来ていて(モト・同じ課だったけれど)、何故か、モトの部署を仕切っているし、お酒を飲む人、飲まない人のグループに分かれて、更に、そのグループが分割していて、その間を行ったり来たり・・・する人もいて・・・という感じだった。

私は、隅っこで、食べる方に専念。

それでも、会社の集まりである。やはり仕事の話(・・・と、愚痴と悪口?)に終始する。

私には、もう関係ない世界だけれど、1年半も無職だと、やはり、居心地は、よくない。
居心地は良くないけれど、外部者として、外から眺めるモトの世界も、大変な場所だったのだ・・・と改めて思う。お勤めする・・・というのは、大変なこと。

すまじきものは、宮仕えかも・・・。

18時半開始で、22時終了。
スーパーの駐車場は、すっかり閉まっていて、ヤバかったが、裏の出入り口を、開放してくれていた・・・済まない・・・某スーパーさんありがとう。







幻想贅沢ドラマ館 第三夜『口入屋 兇次』

2015-03-12 22:51:13 | Weblog

一昨年?(もっと前?)、口上まで、やったわりには、全く、回数を重ねることが出来ずにいる『幻想贅沢ドラマ館』シリーズ。

書籍や、映画、演劇・・・数々のドラマを、実在の俳優さんで、キャスティングしてしまおう・・・いう無謀な企画。
それも、現在活躍中の方から、故人・・・或いは、年代をさかのぼっても可・・・という、誠に、身勝手なシリーズ。


今宵、第三夜目。

岡田屋鉄蔵さんの描く人物は、ソレ自体、完成してしまっているのだけれど、こんな配役は、如何でしょうか・・・?


レギュラー陣

兇次・・・コミックスが、まだ第一巻目なので、兇次のひととなり、来歴は、まだ不明。
     福山雅治さんなんて、どうだろうか・・・?
     『必殺』シリーズの故・沖雅也さん、三田村邦彦さん(若かりし頃の・・・)。

二葉・・・コレは、米倉涼子さん。ハンサム・ウーマンの代表。

三筋・・・妻夫木聡さん、ウエンツ瑛二さん。ちょっと、チャラ男っぽさのある俳優さんが、いいかも?

零次郎・・・IKKOさんしかいないでしょ?どんだけ~~~~?

四狼坊・・・若かりし頃の京本政樹さん。
      眠狂四郎を演じていた頃の田村正和さんでも・・・?
      或いは、ちょっと、迷ったけれど、山田孝之さん・・・ちょっと、濃ゆ過ぎるかも?


第1巻のゲスト

高坂絹・・・天海祐希さん。楚々とした武家夫人と商才のある女性実業家を併せ持つキャラ。
      宮沢りえさんでも・・・なんだか、『おのれ!ナポレオン』の降板劇の続編になってしまいそう・・・?

高坂数馬・・・坂口憲二さん。凛としたお侍さん・・・。

鶴寿楼佐吉・・・笹野高史さん。漫画そのまま?橋爪功さんでも・・・。





『口入屋 兇次:岡田屋鉄蔵・著』

2015-03-11 22:49:53 | Weblog

晴天なれども、北西の風強く、寒い一日。


口入屋さんとは、江戸時代の職安?みたいなもので、職業斡旋、職業紹介業ということになるのだろうか・・・?

現代の職業紹介は、公的機関では、職業安定所別名ハローワーク。
この『ハローワーク』というオチャラケたネーミングを通してしまう、この国のセンスの問題は、別にして(・・・だって、横文字で、こんにちは 仕事・・・だなんて、大丈夫なんかい・・・と常々、ツッコミをいれてみるも、去年までは、大変お世話になって、コレから、また日参?しないといけないような状態だから、文句は、言えぬ立場だけれど)、人が、その職業を選び、そして、その職業を生業にしていくのは、昨今、相当大変なことであることに、改めて気が付いた。

公共機関の他にも、私設の職業紹介所、まあ、こちらは、公的施設よりも、幅がひろくて、たぶん、私の知らない職業なども、求人・求職者のニーズに合えば、紹介してくれるのだろう(・・・と思う。利用したことがないから、わからないけれど)。

さて。江戸時代。
女性が働く・・・と言えば、コレまさに、狭き門で、上は、大奥などの奥女中で、コレは、出世が望める唯一の職業だろうし、武家のお屋敷、商家の女中、下働き、使い走り、子守り、行商・・・なんてことぐらいしか、思いつかない。
居酒屋、酒を供する場所での酌婦、自身の身を売る遊郭の娼妓、妾奉公・・・そんなところへ、人を紹介するのが、口入屋らしい。

様々な事情を抱えた人を、適材適所へ配するのが、口入屋 兇次。
そのひととなり、来歴は、まだ明かされていないけれど、どうやら、モトは、お武家さまらしい?

仲間達もひと癖もふた癖もありそうな連中である。

兇次の配下の二葉は、女性ながら、彼の片腕のようだ。

女性の品定めは、部下のみっちゃん(三筋)の役目。女郎屋で生まれ育ち、物ごころついたときから、色事にまみれて育ち、女を見る目は、超一流?

お仕置き?専門??は、オカマの零次郎。

極め付けが、黄泉?(とか?霊界?)とのつながりのありそうな四狼坊。

著作者・岡田屋鉄蔵さんは、画力のある書き手で、少年向けの書籍で、時代物を書いていて、その後、BL(ボーイズ・ラブ。ゲイ、男性同志の同性愛がテーマということらしい)という分野で、かなり異質な作品を書いておられる。

美術系の人体デッサンなどをしっかりやっておられるのだと思う。

この作品も、多少、BL色があって、オカマの零次郎さん、四狼坊は、前作の魂喰らいの『千』シリーズを踏襲しているようだ。

早く続きが読みたい・・・。




夢(潜在意識)のお仕事。

2015-03-10 22:58:13 | Weblog

乾いた晴天・・・なれども、北西の山降ろしの強風が、一日中吹き荒れる寒い一日。

天気が悪いと、眠気が強い。
天気が悪いときは、不急不要の外出などせず、じっとしている方が、身の安全・・・と心得てから、雨の日などは、眠ってばかりいる。下手すると、一日の大半を眠りに費やす・・・なんてことをしている。

晴れていても・・・。今日のように風の強い日は、自宅に籠るに限る・・・そして、一日の大半を眠りに費やす。

晴天の穏やかな日でも・・・、コレといった予定がない限り、一日の大半を眠りに費やす。

もう、ひととしては、成り立たない。
そんな生活を、続けている。
いつまで・・・続くのか・・・???

去年と一昨年の後半は、眠りにつくと、夢ばかり見た。
ストーリー性のあるもの、目覚めたあと記憶に残るもの・・・そんな夢の断片を記録したものであったけれど、今年になってからは、夢も見飽きたのか、ふたつ、みっつしか記録していない。

そのうちのひとつ・・・。

昨日見た夢。

ここ十数年間、思い出しもしなかったひとが、登場したので、意外な気がする。
小学校の高学年から、中学校の3年間一緒のクラスであったけれど、それ程、親しくもなかったひとの夢だ。
一人っ子で、大切に育てられた人で、欧米人のような美しい顔立ちとスタイルで、男女問わず、人気があった。
私とは、何一つ共通項目がなくて、いわば、お互い、別世界の人である。
やはり、数十年前に、一度、何処かよい家柄の人と婚姻した・・・らしい・・・という噂を聞いたきりであった。

なにゆえ、今頃、私の夢に登場したのだろうか・・・?

不思議な気がした。

これは、私の脳の中・・・というか、潜在意識の領域だから、夢に出てきたひとには、何ら関係のないことである。

まさか、夢の出てきた人も私を思い出す・・・なんてことは、絶対ありえないだろうから。

逆に考えると、他人様の夢に自分が、出ていたらどうだろうか・・・思いもしない人の夢の中に、こちらが、全く意識しないのに、現れてしまう・・・なんてことは・・・。

少し気持ちが悪い気もしないでもないけれど、それは、やはり、夢をみたひとの潜在意識の仕事であるから、クチを出そうにも、無理である。

意識できない、意識だから、潜在しているんだろう。

夢の中の人を通して、潜在意識が、何か伝えたいのかもしれないが、それを読み解く能力を、私は、持ち合わせていない。

重ね重ね残念である。

私自身、ロクな仕事もできないけれど、私の潜在意識もオソマツな仕事しか出来ないようだ・・・???






春雨や・・・。

2015-03-09 22:53:44 | Weblog

この3日間というもの、曇りがちだったり、雨が降ったりと、季節は、春に向けて、足踏み状態。

今日の夕刻から、本降りの雨となり、雨音をききながら、うとうとしている。

雨が降ると、気圧がさがるから、体調も、いまひとつ・・・と言ったところで、お勤めなどしている訳でもなく、何処へ行くアテもないから、気楽なものである。

会社勤めなら、頭が痛いだの、風邪ひいただのと、もうそれだけで、暗澹たる気分だ。
わずかな不調でも、辛く、苦しい。
9時間、10時間と人と関わっていなければならず、黙って、デスクで仕事をしていても、過剰すぎるくらい過剰な自意識は、悲鳴を上げている。

前世は、妖怪・目々連で、この妖怪は、体中に目がついていて、所謂、『見る』妖怪だ。
私は、妖怪・目々連で、たぶん、ひとを見過ぎたのかもしれない・・・だから、今生では、人の視線恐怖症なのだろうと思う。

こんな下らぬことばかり考えている。


春雨といっても、昨日、今日の雨は、冬の冷たさで、こんなお天気の中、これまで、よく会社勤めなんか続いたものだ・・・と今更ながら思う。

日々の仕事をしていない現在では、呼吸をするだけで、疲れる。
眠って起きて、疲れる。
本を読んで疲れる。
食事をして疲れる。

なんだか、疲れてばかりいる。

『ああ、疲れた』が、口癖になって、何かするたびに、疲れた・・・を連発している有様だ。

疲れただけの人生ね・・・。
そう集約できないこともなさそうだ。
何かする前に、既に、疲れ果てている。

結構、ハードな降りの春雨(もどき)の音など、聞きながら、どうでもいいような事ばかり、考えている。




夜友(ヨルトモ)②~夜友再び・・・。

2015-03-08 22:52:57 | Weblog

この週末は、寒のもどりで、雨が降ったり、止んだりとはっきりしないお天気で、家に籠って、時をやり過ごしている・・・と言っても、眠ってばかりで、昨夜などは、夕方、ビールなど飲んでしまったので、まだ周囲が、明るいうちから寝入ってしまった。

冷蔵用のピザに、プチトマト、ソーセージ、唐辛子などを追加して、オーブンで焼いて、それにビールなど供して、夕食にしたけれど、アルコールは、全身を温めて、そして、眠気を誘う。
こんなに暖かくてよいのだろうか・・・いつも冷たい脚なども、ポカポカして、心地よい。

うとうとしていたら、なにやら、聞きなれぬ声。
もしかすると・・・以前に啼いていたフクロウ(ミミズク、コノハズク?)かもしれない。

また、うとうとして、深夜、はっきり目が、覚めた。
そのときも、フクロウが啼いている。

低く、柔らかい声色で、ゆっくりと啼く。

1年半ぶりに聴くフクロウの声だ。

深夜に起きて、紅茶をいれる。
ゆっくりと飲みながら。
時間の流れ方が、違う様な気がする深夜帯。

深夜でも、昼間と何ら変わらず、ただ流れゆく刻を、惜しむかのように、過ごしている。

午前3時を過ぎた頃、再び、フクロウが啼いた。

暫くして、サイレンだ。
けたたましいサイレン音は、火事だろうか・・・?
救急車のサイレンも、同時に聞こえるようだ。

こんな夜更けに・・・。
火事だなんて。

夜中に起きていると、救急車の出動が、案外、多い事に気が付く。

深夜は・・・。
たぶん、宵のうちに、発症した症状が、悪くなっていく時間帯なのかもしれない。
深夜は、不安と恐怖が、一段と強くなる時間でもあるから。

そんな中、戻ってきた?ヨルトモの声は、ひとり静かに当たりの闇を震わせる。



鬼鬼しい・・・② 

2015-03-07 22:51:24 | Weblog


終日、灰色の冬の空に逆戻りな土曜日。

久々に午前中眠ってしまい、丁度、正午に目覚めて、テレビのスイッチなど入れてみるに、ニュースは、米国のヒラリー・クリントン氏のメール問題を報じていた。
次期、大統領候補、実現すれば、女性では、初の米国大統領か・・・。
御主人は、たんなるステップだったのかね・・・?きっと政治的なつながりのカップルなんだろう、あのご夫婦は・・・(しかし、ダンナは、ぱっとしないね・・・女性問題のあと・・・)。

そのあと、先週、都内へ赴いたおり、人身事故で、電車が止まってしまった路線で、再び、人身事故で遅れが出ているというテロップが、ニュース画面に。

2週連続か・・・。

電車が止まると、ホント・・・大変。

予定は全て、変更・・・。予定通りに到達するルートの確認だとか・・・もっとも、私の地元は、代替手段としては、新幹線しかないけどね・・・。

そんなことを考えながら、久々に、のんびりした土曜日で(・・・って言っても、ここ1年半というもの、毎日が、日曜日で、寝たい時に寝て、起きたい時に起きて・・・みたいな生活なんだけれども、精神的には、毎日が、焦りばかりで、早くナントカせねば・・・就職とか・・・と思っているので、心が休まる暇がないというか・・・、とにかく、何もすることながないのに、何かをせねば・・・といつも、時間に追い立てられているカンジがしている)、お天気も、どんより曇り空だし・・・と思いながら、ネットでもと思いパソコンに向かう。

ネット上のショッピングモールを見ていたら、『鬼爪』の宝飾品の紹介が。

説明文では、以下のような記載があった。

『今では、この鬼爪を知る職人さんは、少ない。宙に浮くようなセッディングは、光を大量の取り込み、ダイヤモンドを最高に輝かせる・・・云々。』

鬼爪ねぇ・・・(鬼爪については、拙ブログ2009年9月23日に一度書いております)。

鬼爪と言えば・・・。

一昨年の秋に、相方からいただいた・・・あの(恐怖の?)立爪のダイヤモンドリング・・・だよな・・・。

本日の画像。
立爪ダイヤモンドリング。

相方が、父上から譲り受けたものを、私がいただいた。

青いシンチレーションが、綺麗に出るダイヤなのだった・・・。

いつも如く・・・サイズが合わない。ゆるゆるで、ぐるりと回ってしまう。

何時の日か・・・このダイヤモンドを使って、自分好みのリングに、カタチ(リフォーム)を変えようと常々考えている鬼鬼しい・・・立爪のプラチナ製のダイヤモンドリングである。

アームからダイヤまでが、5mm以上あって、とても普段使いには出来ないし(パーティなどに行くアテもないし)、古めかしい鬼爪のセッティング。

しかし・・・鬼爪・・・とは、よく名づけたもんだ。

たしかに、鬼鬼しい・・・。







機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル

2015-03-06 22:58:01 | Weblog
寒の戻り。寒い一日。


昨日(5日)は、夕刻より、相方と隣市シネコンへ、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル』を鑑賞に。


今から35年前。この物語が、始まった。

かつて、この物語は、否応なく、戦争に巻き込まれていった少年・アムロの物語だった。
軍の機密・ガンダム開発者を父に持つ、未成年の民間人アムロ・レイが、移民となったスペースコロニー、地球よりの独立を求めて、反旗を翻したサイドスリー・ジオン公国と戦う民間兵として、連邦軍のホワイト・ベースに搭乗することになる・・・それ以前の・・・。

地球側の敵・サイドスリー・ジオン公国の独立運動の指導者・ジオン・ダイクンの子供として生まれ、政治的陰謀に巻き込まれていったキャスバル・・・後の赤い彗星・シャアと、その妹アルテイシア(後のセイラ)の物語である。

私は、この物語を待っていた(苦節?35年目にして、ようやく邂逅した!)。


シャアとセイラの・・・、キャスバルとアルテイシアの・・・、ジオン公国の創世記の物語を。

後に、敵(ジオン公国)と地球連邦軍とに分かれて、戦うことになるキャスバルとアルテイシアの物語を。

機動戦士ガンダムは、所謂、ロボット・アニメであった。
子供向けのアニメーションが、子供だったひとが、大人になっても、その魅力から抜け出せないのは、そのメカニカルな手法、表現方法もさることながら、それ程遠くない未来、地球が、人口増加に耐えられなくなって、地球を取り巻くスペースコロニーに移住せざるを得なくなる未来を描いているからなのだろうか?
旧態的な地球人(オールドアース)は、特権階級として描かれ、格差社会の典型だ。

スペースコロニー・サイドスリー、オールドアースからの独立を掲げる指導者・ジオンダイクンの血を引く遺児として、生まれたキャスバルとアルテイシアは、後にジオン公国を掲げることになるザビ家の陰謀により、命が危うくなり地球へ亡命するまで描く今回の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル』。

35年前の物語の始まりの始まり。

近未来を描いているのに、何故か、クラシックで、レトロな貴族階級を連想させる指導者達の邸宅、登場人物の女性の衣装は、20世紀か或いは、アールデコ調。
背広ネクタイの現代風の官僚、ナチスを連想させる軍人の衣装は、何故か、第二次世界大戦以前のヨーロピアン・コンチネンタル風とでもいうのだろうか・・・タイムスリップしたようで、懐かしい。

未来は、過去へ戻りながら、逆行していく帝政風の趣。

初期のアムロ・レイと死闘を繰り広げるランバ・ラルと恋人のハモンの若き日の始まりの物語が、もうひとつの軸となる。

機動戦士・ガンダムのもうひとつの魅力は、やはり『女性』達だろう。

アルテイシア、ハモン、アストライア、キシリア・・・彼女たちなしには、ガンダムは、語れない。

一番初めの・・・この物語を見たとき・・・も、春休みだった。

あの春から・・・私は、一歩も踏み出していなくて、今また逆戻りして、現在に至る。
そんな境遇が、オーバーラップして、やはり物憂い春に、次回作、秋公開の第二弾を楽しみに、待っている。

未来は、逆行しながら、過去へ・・・。
過去に戻ったようでも、過去ではなく・・・今は・・・。
時間の経過が信じられない未来だった今は、過去になりつつあって、この物語に・・・再び出会った・・・。